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特別医療チーム提出

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○作戦
【体術】
≪全般≫
  • リーダーとした数人のグループを単位とした行動計画もいっしょに作っておき、作戦スタート後はこの行動計画に基づいて合理的に行動する。
  • グループを編成する際には、軽症者の治療、重症者の治療、応急処置などの行為の目的別にグループを設置し、隊の構成員はそれぞれの得意分野や技能の高低を考慮した上でグループに編入される。
  • 治療を担当するグループとは別に、医療技能の低いものを中心として編成したグループを作っておき、薬品や器具の管理と運搬、負傷者の運搬、器具の消毒などの雑務を行わせる。
  • 隊全体のリーダーを決定しておき、全ての作業の進行状況や戦況についての情報がリーダーに集中する仕組みを作っておく。
  • リーダーは全体の作業の進行状況に柔軟に対応し、作業指示や移動指示、グループの再編成を指揮する。
  • 話しかけたり、手を握ったりして安心させる。
  • 経験の浅い医師は、患者に対し冷静に対処できるよう、鎮痛剤の用意をしておく。
  • 咬傷は傷が深く、細菌感染の危険性が高いので気をつける。
  • 飲食ができない場合はリンゲル液や高カロリー液などの輸液製剤を使う。
  • 輸血用血液が不足する場合は生理食塩水などで代用する。
  • 首に外傷のある場合は気道を確保し、板などに乗せて3人以上で輸送する。

≪蘇生≫
  • 人工呼吸・心臓マッサージ等ありとあらゆる蘇生処置を試みる。
  • 猫側ではI=D撃破後の蘇生に成功した例があり、蘇生に関するマニュアルがある。
  • 参謀参加者に蘇生経験者がおり、本部から通信にて情報を送る

≪具体的行動≫
意識確認
「大丈夫ですか」「もしもし」と問いかけながら傷病者の肩を軽く叩く。
  • 意識のある場合は呼吸を確認する。呼吸が十分なようであれば回復体位(傷病者を横向きに寝かせて下あごを前に出し、両ひじを曲げ、上側の膝を約90度曲げ、傷病者が後ろに倒れないようにする)にし、舌根沈下や吐瀉物の肺内誤嚥を防ぐ。観察は続ける。
  • 意識の無い場合は気道を確保する。
  • 要救助者発見後はその状態を確認し、早急に救助。正気を失っていた場合予め持たせていた鎮静剤を注射、意識を失わせてでも連行する。

気道確保
傷病者の脇にひざまずき、地面(床)にひじをついて傷病者の前額部から前頭部に手を当てる。もう一方の手を下あごの端に当て、持ち上げる。

呼吸確認
  • 胸部が動いているかどうか
  • 鼻や口に耳を近づけ、呼吸音が聞こえるかどうか
  • 吐く息を顔に感じるかどうか
を10秒以内に確かめる。十分な呼吸のある場合は回復体位をとらせる。無い場合は人工呼吸を行う。

2回の人工呼吸
気道を確保し、傷病者の頭部に当てている手で鼻をつまむ。大きく空気を吸い込み、空気が漏れないようにしながら2秒くらいかけて傷病者の胸が軽く膨らむ程度に息を口から吹き込む。胸部が膨らむのと沈むのを確認しながら、5秒に一回の速さで行う。10分以内の処置を目標とする。

循環の確認
  • 呼吸をするか
  • 咳をするか
  • 動きがあるか
を10秒以内に確かめる。これらが見られない場合は心停止と判断し、ただちに心臓マッサージを行う。

心臓マッサージと人工呼吸
1、15回の心臓マッサージ
傷病者を硬い物の上に仰向けに寝かせ、横にひざまずく。肋骨と胸骨下縁の境目を確認し、そこから指二本分上のところに掌を置いてマッサージする。その際に指が肋骨や剣状突起に触れないよう気をつける。掌にもう一方の手を重ね、腕をまっすぐに伸ばし、力がかかるようにして心臓に垂直に力が加わるようにマッサージを行う。マッサージの速さは1分に100回とする。3分以内の処置を目標とする。
2、2回の人工呼吸
を4セット繰り返す。終われば循環の確認に戻り、自発呼吸、循環が回復するまで循環の確認と心配蘇生を繰り返す。

出血の多いとき
清潔なガーゼ、ハンカチなどを傷口に当て、手で圧迫する。傷が酷く片手で圧迫できない場合は両手で体重をかけて圧迫する。
それでも止まらない場合には傷口より心臓に近い箇所に当て布を置き、ゆるく布を巻く。当て布と巻いた布の間に木の棒などを差し込み、出血が止まるまで棒を回す。壊死を防ぐため、30分以上連続して行わない。30分以内の処置を目標とする。

骨折のあるとき
皮膚には損傷のない場合、は骨折した手足が動かないよう、副木をあてて固定する。副木とするのは板や傘、ダンボールなど何でもよい。
皮膚が切れてそこから骨折部が見えている場合、外に出ている骨を中に戻そうとせず、傷の上から保護ガーゼを乗せ、傷に触れないように固定する。

火傷のあるとき
出来るだけ早く、冷水で15分以上冷やす。衣服を着ている場合には無理に脱がそうとせず、服の上からそのまま冷やす。細菌感染を防ぐために清潔なガーゼで傷口を覆うこと、火傷のショックに注意する。

<疲労に対して>
  • ブドウ糖注射などによる影響補給
  • 薬物注射などによるコンディション調整
  • 砂漠の為脱水症状対策に水分を補給させる
  • マッサージをして筋肉のこりをほぐしてコンディションを調整する
  • 興奮しすぎないように精神安定を行う為のメンタルコントロール

【装備】
  • 戦闘開始前から、負傷兵の治療のために必要な薬品、器具、人員等を準備しておく。

○イラスト
【akiharu国提供】
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【玄霧藩国提供】









○SS
彼らの戦場はいつも後方だった。

 弱兵、最悪の国とも呼ばれるリワマヒ国常備軍部隊は、戦場ではいつも後方に配置される。
激化する戦場でもかなり重要視されながら、けして最前線にまわされることなく待機。
彼らが呼ばれるときは戦闘もなかば終わったとき、であり、
また彼らと職を同じくする兵科がそうであるのと同様、
彼らの戦闘はけして、敗北を許されないものであった。

 リワマヒ国常備軍、それは主に医療兵よりなる部隊だ。
それも特に優秀な。
彼らの胸中にはつねに、共和国旗、国旗と共に、
「おこた十字」の旗が翩翻としていた。
それはリワマヒ国の医療チーム所在を示す、彼らの為の旗であった。


 戦場の後方、いつもの白衣から緑の術着に着替え、
臨時の手術台代わりに置かれた板の上の患者を前に、今日の彼は心の中で涙を流していた。
戦いが怖いからではない、いや、ちょっと怖かった。正直な事を言えば、毎回「がくがくぶるぶる」と、
ふるえている所である。



 だが、今の彼はそんな事は忘れていた。何故なら彼の尊敬する医師が常に諦めなかったように、
彼もまた、そういう医師だったからである。
ついでに、彼もどれだけつらかろうともあがく、漢の国の人間なのだ。


「ウフフフフ」
岩田である。
 その暗い笑いの奧にあるのは歓喜では無く哀しみ。
医療に携わる物として戦いで失われていく命に対しての最後の防波堤になろうという、
壮絶な覚悟の笑いである。

「イイィでしょう。うにさん、そろそろやりましょう。」
魔法のように傷をひとなでし状態を把握。
悪魔のような速度で外傷を修復し、
機械時計の精妙さで、人工血液や呼吸器の管を繋いでいく。


向かいで電気ショック機を調整しながらうなずく。
「電圧正常値確認、こちらもいつでも。」
手を握り、開いて高らかにまるで死神に宣戦布告を行うかのような、岩田。
「では、私たちの戦いを始めましょう。私たちの敵は『死』そのもの」
苦笑いをしながらスイッチを入れ、まぁ私達らしいかと思い、
「いつも通り、ですね」
と、彼はは返事をした

「死ぬなんて、そんな楽はさせてあげません! 生きてこの地獄を味わうんです! さぁ目覚めなさい!」

(SS:東 恭一郎&室賀兼一)

○RP
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