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生き物のなる木


 土壌汚染事件の収束後、akiharu国から多くのカマキリたちが移民としてリワマヒ国を訪れた。
リワマヒ国民となったカマキリ知類らの活動は、藩国の自然回復活動にはじまり、
人知類のリワマヒ国民と補い合う形であらゆるところで見ることができた。

るしにゃん王国国民の助けによって夢の剣事件の被害を避けた人知類国民が帰還した際には食糧や生活必需品を届ける、などはその好例である。
「生き物のなる木」は、そんな彼らがリワマヒ国にもたらしてくれたものの一つである。

 この木はかつてマンイーターおよび土壌汚染問題によって共和国の人口が激変した際、
akiharu国の国民たちを再生させた木と同じものである。
これを譲られたリワマヒ国民の代表者である時の藩王 室賀兼一は、これまでのリワマヒバイオハザードの経験から、
神がかりのものとしてこの木について研究することを深く畏れた。

もとakiharu国であった国民らの言い伝えを秘密裏に集めた室賀兼一と廷臣らは、この木が再生する対象の情報を取り込むことで、
木より元の生き物と同じ身体を作り出すものと、考えた。
情報がきちんと取り込まれているのであれば、木になる身体は再生前の記憶を保有した状態で新生することになる。

 悲しみの多いNWでは突然の事件で死者が出ることも多く、医療技術でカバーできないレベルでの蘇生は多くの人が望む技術であるといえた。
しかし、死者の蘇生は世界の崩壊をまねく原因の一つであるとして、強く忌避されているものである。
「この世に受けた生は1度きり、死者は還らない」というこの世の法則を乱すことは、人間の形質や世界そのものの存在を危うくする禁断の技術でもある。

リワマヒの民たちは死者蘇生禁止の問題、
人間の形質の問題を見つめ、
また命というものの大切さを見失わないためにも
この生き物のなる木がリワマヒ国内でむやみに使用されないよう、ダミーとして似ていなくもないふつうの木を国内に大量に用意すると共に、
本物はリワマヒ国に点在する日の当たる丘のひとつにふつうの木と共に植え、本物の生き物のなる木の存在を秘匿した。

日の当たる丘の周辺にはakiharu国の植生を真似た植林が行われ、いずれ自然な形で丘の周辺だけが密林化するよう取り計らわれた。
また、密林には藩王の命によりリワマヒ国民よりある一族が選ばれ、一族の長には越冬と代替わりを重ねながら、
丘の木のどれかであるはずの生き物の木をひそかに護るよう命ぜられた。





国民の動き


リワマヒ国藩王 室賀兼一は、この生き物のなる木という贈り物をありがたく思うと同時に、国民らがこれに依存することのないよう、
「生き物のなる木」(と呼ばれるがふつうの木)を復興のシンボルとして植樹し、国内にある医療技術・科学技術の見直しと向上を目指すこととした。
この実際は普通の木であった「生き物のなる木」の記念樹を見て、国民はakiharu国の配慮に深く感謝したという。

具体的には、リワマヒ国政府はかつて国内に在籍していた医師、名医、クローン技術者を集め、以下を行った。
 ・リワマヒ国で活用されていた基本的な医療技術の再確認
 ・クローン技術(再生医療)の危険性に関する再確認と、繁茂バイオハザードに対する安全性確立の取組み
 ・植物系マジックアイテムの危険性とその取り扱いに関する再確認

特に、クローン技術に関してはクローンの大量生産や繁茂技術への汚染など多くの問題を生み出しており、
倫理的な面も含めた総合的な見直しと再発防止策の検討が徹底された。





製作:
絵:和子 松井
文:平祥子(T14まで)、室賀兼一

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