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行政士官system4

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riwamahi

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部品構造


  • 大部品: 行政士官 RD:17 評価値:6
    • 大部品: 概要 RD:3 評価値:2
      • 部品: リワマヒ国の行政士官
      • 部品: 事務官について
      • 部品: 技官とは
    • 大部品: 武官としての側面 RD:3 評価値:2
      • 部品: 武官を兼ねる
      • 部品: 武官としての行政士官について
      • 部品: リワマヒ国軍の各部について
    • 大部品: 育成過程 RD:5 評価値:3
      • 部品: 育成機関「グランデコール」
      • 部品: 準備過程
      • 部品: 養成学校について
      • 部品: 卒業後の進路について
      • 部品: 任用制度の移り変わりについて
    • 大部品: 抜かない拳銃 RD:2 評価値:1
      • 部品: 任官時の拳銃の支給
      • 部品: 四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)
    • 大部品: 行政士官のその後 RD:2 評価値:1
      • 部品: 健康管理について
      • 部品: リワマヒ国陸軍廃兵院とは
    • 大部品: 行政士官の非戦争活動 RD:2 評価値:1
      • 部品: 非戦争活動時の協調行為の適正
      • 部品: 非戦争活動における適応力の高さ



部品定義


部品: リワマヒ国の行政士官

リワマヒ国の行政士官とは、経験豊富な現役士官と連携しながら、行政機構の中核として、国防上の政策立案から政策評価までの政策形成過程に携わる行政官僚を兼ねた武官のことを言う。
リワマヒ国の行政士官は大きく分けて事務官と技官の2種類が存在する。

部品: 事務官について

事務官は国の機関の事務をつかさどりる。藩王並びに摂政の元、事務官は行政府であり立法府であり裁判所である王城にて行政事務の一切を取り仕切る。

部品: 技官とは

技官は国の機関において技術をつかさどり、主として、医療や福祉行政、土木行政などの技術に関する行政事務、金融工学や数理工学など高度な専門知識を必要とする経済に関する行政事務にたずさわる。特に技官は、高度な科学技術の専門知識と政策能力を持ち、なおかつ、国家の政策決定に関与できるため、テクノクラート(technocrat)と呼ばれている。

部品: 武官を兼ねる

リワマヒ国における行政士官は武官を兼ねる事が求められ、その任用試験に際しては軍事、防衛に関する知識と従軍が求められる。
小国であるリワマヒ国では、国家の基盤である国民の守護がなにより優先される。そのため行政士官は政治、軍事の両面においてしばしば横断的に対応する藩王を補佐し、その意志を体現することが求められる。
このため、リワマヒ国の行政士官は全員文武を兼ね、軍に所属することを示す制服をつねに着用している。
この横断的な職務は任官後の人事においても反映され、行政士官はしばしば人事移動によって文官的職務(役方)と武官的職務(番方)とを行き来している。

部品: 武官としての行政士官について

武官としての行政士官は厳密には将校ではなく、リワマヒ国軍内の各部署にて将校相当の階級にあるものとして扱われる。
ここではこれを総称して各部将校と呼ぶ。

各部将校とは、その字面とは裏腹に将校ではない。一般に将校とは兵科に所属する少尉以上の階級の者を示し、兵科以外の部門(これを各部という)に所属する将校に相当する階級のものを各部将校と呼ぶ。リワマヒ国のグランデコール卒業生、いわゆるエリートの軍における進路としては一般的なものであり、そのエリートの中でも更に厳しい任官試験をくぐりぬけたエリート中のエリートである行政士官たちが要求される従軍経験を積むために身を置く立場でもある。
彼ら行政士官は各部においては“神に選ばれたる者”と呼ばれその能力に尊敬と期待を集めている。その呼称は行政士官という立場ではなく、そこに至る努力を重ねた個人に付随するようで仮に職を辞したとしてもその呼称と尊敬が損なわれることはないようである。

部品: リワマヒ国軍の各部について

技術部
日々研究開発されている様々な技術を軍事に活用する方法を模索する。兵技課と生体課に分かれており、前者では主に機械的な技術を、後者はバイオテクノロジーを扱う。前者の功績の代表的なものとしては、輸送機「きゃりっじ」の運用方法の確立や歩兵銃等の銃器の研究開発がある。後者では、最近になり植物型WD「謙者」をLOW研究開発センターという研究機関と提携して開発し、その運用方法などを模索している。

経理部
文字通り、軍の経理を担当している。またそれ以外にも施設の営繕や、制服などの支給といった被服分野も担当する。糧食だけで独立した課が存在し、経理担当の主計課、被服・営繕を担当する建技課、糧食に関する業務の担当が糧食課、と三課に分かれる。

衛生部
医療を重んじるリワマヒでは、花形部署の1つとなっている。軍医が所属する軍医課をはじめ、歯科医を集めた歯科医課、薬剤師が集う薬剤課、施設の衛生状態などを管理する衛生課に分かれている。ここに所属する医師及び看護スタッフは、正規の資格を得た後、リワマヒ陸軍医療大学において一定期間の教育を受けた者が選ばれる。なお、正規資格を持たない下士官以下の階級の者は衛生課にしかおらず、そういった人員は他の課の雑用などのフォローに回ることもある。

獣医部
軍馬や軍用犬などの医療を担当していた。特色として、植物を専門とする医師も在籍していることが挙げられる。獣医課の人員は衛生部同様、正規の資格取得者がリワマヒ陸軍医療大学の獣医学科において一定期間の教育を受けた後、任官される。

軍楽部
式典や広報活動で演奏を行う楽隊が所属する部署。将校になるには厳しい選抜があるものの、所属すること自体は難しくなく、特に経験などを問われることもない。これは現藩王による「音楽は皆で楽しくやりましょう」という方針が反映されたものである。その一環として民間へのブラスバンド指導なども行っている。

法務部
軍部における訴訟や損害賠償などに関することに始まり、職員の災害補償や例規案等の審査、事務の遂行に必要な法令の調査研究を行う部署。法務課に所属するためには法曹資格、またはそれに相当する知識が要求され、任官に際しては法曹資格試験を難度において上回る試験が行われる。



部品: 育成機関「グランデコール」

行政士官を語る上で欠かせないのが、その育成機関であるグランデコールの存在である。このシステムはリワマヒ国の中枢を担う人材の育成を担当する、リワマヒのエリート養成機関である。


部品: 準備過程


 リワマヒの教育機関はおおむね一種類である。「リワマヒ学園」というのがそれで、六歳前後から12年というスパンで行われる義務教育となっている。そこを卒業した後は家業を継いだり同じ敷地内の大学や大学院に進学する者がほとんどだが、ごく一部の優秀な生徒には、まったく別の道が開けている。
 それは従来の教育機関とは一線を画するもの、すなわち上記に上げたリワマヒのグランデコール、エリート養成機関だ。通常の大学よりも、更に実用的でハイレベルな学問を修める場所といえば、だいたいのイメージは掴めるだろうか。

 リワマヒ学園在学中からその選定は既に始まっており、その進学の道すら全ての人間が希望できるわけではない。16歳になる年に行われる選抜試験に勝ち残った者だけが、各養成学校に進む準備学校に編入することを許されるのだ。そこでは通常「リワマヒ学園」で行われる全ての学業を修めた上で、更に上級の知識や教養を身につけ、各々が進みたい方向へと能力開発を行っていく。
 リワマヒ学園での修業は速度もレベルも緩やかなものだが、準備学級に編入した生徒はそうはいかなくなる。倍以上のカリキュラムを叩き込まれるため、教室は常に眠気と戦う学生達で満ちあふれているわけだが、授業内容の習得だけでは2年後の各大学への入学試験はおぼつかないと言われている。つまりはそれだけ、各養成大学への入学は難しいということだ。

 二年間の準備学校を経て、生徒達はそれぞれが希望するグランデコールを受験する。準備学校に入ることも難関ではあるが、それぞれの入学試験は更に狭き門となっており、総生徒の内三分の二はここで脱落することになる。ちなみに脱落した生徒達には、既存の大学の推薦枠が確保されている。

部品: 養成学校について

リワマヒ内にある養成学校は全部で五校。それぞれの担う方向性は下記の通りである。 
王立政治学院(社会科学系)
王立高等師範学校(人文科学系 教育者・研究者育成を主とする)
王立理工科学校(理工科学系)
王立士官学校(軍事学(軍事史学、安全保障管理学・武器機械工学・体育学))
王立陸軍医療大学(医・歯・薬学)

 この五校のうちいずれかに入るということはすなわち、それが国防であれ医療であれ学術研究であれ、リワマヒ国の国家の中枢に位置する人材として育成されるということである。その為、二年から四年(大学によって在学期間が異なる)のカリキュラムは初年度から非常にレベルが高く、かつ実用的な講義で埋め尽くされている。
 また、在学中の課題として作り出された作品、研究論文などであっても、その有用性が認められれば即採用となる。実際、LOW研究開発センターで現在も使用されている「地域生態システム観測プログラム」の基幹コードは、現在の主任研究員が王立理工科学校在学中に作成したものである。
 また、進級試験や卒業試験がきわめてシビアなことでも知られる。一例を挙げれば、陸軍医療大学で行われる「客観的臨床技能試験(OSCE)」は非常に有名である。

部品: 卒業後の進路について

 このような幾多の難関をくぐり抜けてそれぞれの大学の卒業資格を勝ち取った者たちは、その後各々の志望に従ってそれぞれの道を行くこととなる。ほとんどの者が何らかの形で国に関わる仕事を選ぶが、一般企業に職を求めたとしても、グランデコール卒業生の肩書きだけで最敬礼で迎えられることは確実だ。その肩書きは、生え抜きのエリートであるというお墨付きであるといえるだろう。
 そして、卒業大学にもよるのだが、グランデコール卒業生の花形職業といえるのが、更に厳しい任官試験を勝ち上がることで就くことが出来る国家の要職、「行政士官」なのである。

部品: 任用制度の移り変わりについて

 リワマヒ国の行政士官は、主として任官試験をもとにした資格任用制と緩やかな政治任用制の折衷にて任用されている。
 多くの行政士官が資格任用制、すなわち専門能力の優劣を元に採否を定められている(資格任用制)が、リワマヒ国ではさらにこの行政士官の中から専門的な政策能力や政治的忠誠心などに基づいた政治的判断をたずねる試験が行われ、その内容を元に藩王による任免が行われる(政治任用制)。
藩王による任免においては、伝統的に藩王臨席のもとに試験が行われ、主に政策能力において判断がなされている。
このときの試験は通例として必ず、「朕惟(おも)うに…」より始まる藩王の手よりなる問題全一問が下賜され、試験回答者は6時間の制限時間内に、「臣の聞及ぶる処では…」で始まり「…臣、謹(つつし)んで言上(ごんじょう)仕(つかまつ)る」で終わる、伝統的な文法にのっとった回答を作成しなければならなかった。そして、このときの回答者のうち上位3名はそれぞれ慣習として、第1位が状元、第2位が榜眼、第3位が探花と呼ばれ、高官としての将来が約束されていた。

この試験については、「王のしろしめす神聖不可侵なる会試」と長年呼び習わされていたが、昨年度より、現藩王の判断によって本試験は簡単に「昇進試験」と改名され、同時に革新的な試験課題が提示された。
参考のため、昨年度の室賀兼一藩王より下賜された昇進試験課題をここに記しる。

「朕惟うに 正直言ってわが国にはモテ要素が足りない。
  もっと藩国民がせかいじゅうでモテモテになる政治的方策を述べよ。
  禁止ワード:『ヤング』『ハッスル』『あの文法』         」

受験者と行政士官らはこの設問を聞いて皆ぶっ倒れ、その日一日業務は停止したという。
なお現在は若手行政士官を中心に、これを機に試験方式や問題についてもより時代に即した試験方法へと合理化されるべき、との意見が戦われている。

部品: 任官時の拳銃の支給

リワマヒ国では、行政士官の任官に際して拳銃の支給を行っている。これは儀礼用の装飾を施された実用性の低いものであり、基本的に使用されることはない。
行政士官たる各部将校の間ではこの拳銃を使用することを恥として忌避する風習があり、これはどのような状況に陥っても各部に所属する人員の武器は己の職分である、という誇りに起因する風習である。


部品: 四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)

前藩王時代半ばまで自費調達とされていた将校及び各部将校用拳銃だが、行政士官への任官に際し下賜されるようになってから国内で独自生産されたものを用いることとなった。
装弾数8+1発の自動式拳銃であり、8mm拳銃弾を初速約325m/sで撃ち出す。その発射速度は600発/分であり、有効射程はおよそ50mである。
メンテナンスの労力軽減や弾薬の共通化を図るべく開発が始まったこの拳銃であるが、設計に携わった職人達のこだわりにより機構が複雑化、大型化しており、全長250mmに対して重量1306gと拳銃としてはアンバランスな設計となった。
数少ない純粋なリワマヒ国産拳銃であるが、部品数も多く細かな仕上げを要する本銃はメンテナンスにも手間がかかり、戦場からの要求には応えられなかった銃と言える。
しかしながらその戦場における不便さが「抜かない銃」の象徴として諸兵科以外の各部将校たちにマニアックな人気を呼び、現在でも各部将校らによって用いられている。なお、現代においては主に儀礼用拳銃として、職人の手により各部の定色に染められた飾り紐の銃床への取り付けとグリップ部の装飾を施されたものが下賜されている。

部品: 健康管理について

そのシステム上、選良中の選良を酷使するリワマヒ国の行政システムでは、業務に忙殺され身体や精神を損なうものも少なくない。そのため行政士官は必ず国内の医師による定期的なメディカル・チェックを義務付けられており、問題のある場合は随時休暇が取れるよう勤務においても配慮がなされている。
しかしながら、戦争など緊急の事態に対処するために業務に専念した結果として負傷し、業務の継続が困難となった場合は、リワマヒ国陸軍廃兵院へと配置替えが行われる。

部品: リワマヒ国陸軍廃兵院とは

現代リワマヒ国における廃兵院の役割は、身体的な欠損などの理由などによるドロップアウトではなく、職場のストレス、燃え尽き症候群、戦場神経症、PTSDなどの精神や心の病で任務に復帰出来ない者たちを部隊復帰または、一般社会生活が可能なレベルまで療養させる事が目的となっている。当院所属の兵士たちは廃兵中隊と呼ばれる部隊に配属された人員により運営され、カウンセラーによるカウンセリングと治療を受けながら復帰まで主に事務や開始された士官養成校の図書館司書などをしながら、穏やかな日々を過ごしている。

部品: 非戦争活動時の協調行為の適正

行政士官はあくまで行政の士官であるため、もっぱら非戦争活動時においてその真価が発揮される。
各行政機関や国軍など多岐にわたって協力して活動する行政士官たちは、何らかの行為を行う際に協調して行うことに長けている。

部品: 非戦争活動における適応力の高さ

行政士官たちはもっぱら行政に携わるものであるため、戦争という混沌状態でもなければ、
通常業務の延長線として大体の行動においてとても適切に対応を行うことが出来る。



提出書式


 大部品: 行政士官 RD:17 評価値:6
 -大部品: 概要 RD:3 評価値:2
 --部品: リワマヒ国の行政士官
 --部品: 事務官について
 --部品: 技官とは
 -大部品: 武官としての側面 RD:3 評価値:2
 --部品: 武官を兼ねる
 --部品: 武官としての行政士官について
 --部品: リワマヒ国軍の各部について
 -大部品: 育成過程 RD:5 評価値:3
 --部品: 育成機関「グランデコール」
 --部品: 準備過程
 --部品: 養成学校について
 --部品: 卒業後の進路について
 --部品: 任用制度の移り変わりについて
 -大部品: 抜かない拳銃 RD:2 評価値:1
 --部品: 任官時の拳銃の支給
 --部品: 四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)
 -大部品: 行政士官のその後 RD:2 評価値:1
 --部品: 健康管理について
 --部品: リワマヒ国陸軍廃兵院とは
 -大部品: 行政士官の非戦争活動 RD:2 評価値:1
 --部品: 非戦争活動時の協調行為の適正
 --部品: 非戦争活動における適応力の高さ
 
 
 部品: リワマヒ国の行政士官
 リワマヒ国の行政士官とは、経験豊富な現役士官と連携しながら、行政機構の中核として、国防上の政策立案から政策評価までの政策形成過程に携わる行政官僚を兼ねた武官のことを言う。
 リワマヒ国の行政士官は大きく分けて事務官と技官の2種類が存在する。 
 
 部品: 事務官について
 事務官は国の機関の事務をつかさどりる。藩王並びに摂政の元、事務官は行政府であり立法府であり裁判所である王城にて行政事務の一切を取り仕切る。
 
 部品: 技官とは
 技官は国の機関において技術をつかさどり、主として、医療や福祉行政、土木行政などの技術に関する行政事務、金融工学や数理工学など高度な専門知識を必要とする経済に関する行政事務にたずさわる。特に技官は、高度な科学技術の専門知識と政策能力を持ち、なおかつ、国家の政策決定に関与できるため、テクノクラート(technocrat)と呼ばれている。 
 
 部品: 武官を兼ねる
 リワマヒ国における行政士官は武官を兼ねる事が求められ、その任用試験に際しては軍事、防衛に関する知識と従軍が求められる。 
 小国であるリワマヒ国では、国家の基盤である国民の守護がなにより優先される。そのため行政士官は政治、軍事の両面においてしばしば横断的に対応する藩王を補佐し、その意志を体現することが求められる。 
 このため、リワマヒ国の行政士官は全員文武を兼ね、軍に所属することを示す制服をつねに着用している。 
 この横断的な職務は任官後の人事においても反映され、行政士官はしばしば人事移動によって文官的職務(役方)と武官的職務(番方)とを行き来している。
 
 部品: 武官としての行政士官について
 武官としての行政士官は厳密には将校ではなく、リワマヒ国軍内の各部署にて将校相当の階級にあるものとして扱われる。 
 ここではこれを総称して各部将校と呼ぶ。
 
 各部将校とは、その字面とは裏腹に将校ではない。一般に将校とは兵科に所属する少尉以上の階級の者を示し、兵科以外の部門(これを各部という)に所属する将校に相当する階級のものを各部将校と呼ぶ。リワマヒ国のグランデコール卒業生、いわゆるエリートの軍における進路としては一般的なものであり、そのエリートの中でも更に厳しい任官試験をくぐりぬけたエリート中のエリートである行政士官たちが要求される従軍経験を積むために身を置く立場でもある。 
 彼ら行政士官は各部においては“神に選ばれたる者”と呼ばれその能力に尊敬と期待を集めている。その呼称は行政士官という立場ではなく、そこに至る努力を重ねた個人に付随するようで仮に職を辞したとしてもその呼称と尊敬が損なわれることはないようである。
 
 部品: リワマヒ国軍の各部について
 技術部 
 日々研究開発されている様々な技術を軍事に活用する方法を模索する。兵技課と生体課に分かれており、前者では主に機械的な技術を、後者はバイオテクノロジーを扱う。前者の功績の代表的なものとしては、輸送機「きゃりっじ」の運用方法の確立や歩兵銃等の銃器の研究開発がある。後者では、最近になり植物型WD「謙者」をLOW研究開発センターという研究機関と提携して開発し、その運用方法などを模索している。
 
 経理部 
 文字通り、軍の経理を担当している。またそれ以外にも施設の営繕や、制服などの支給といった被服分野も担当する。糧食だけで独立した課が存在し、経理担当の主計課、被服・営繕を担当する建技課、糧食に関する業務の担当が糧食課、と三課に分かれる。
 
 衛生部 
 医療を重んじるリワマヒでは、花形部署の1つとなっている。軍医が所属する軍医課をはじめ、歯科医を集めた歯科医課、薬剤師が集う薬剤課、施設の衛生状態などを管理する衛生課に分かれている。ここに所属する医師及び看護スタッフは、正規の資格を得た後、リワマヒ陸軍医療大学において一定期間の教育を受けた者が選ばれる。なお、正規資格を持たない下士官以下の階級の者は衛生課にしかおらず、そういった人員は他の課の雑用などのフォローに回ることもある。
 
 獣医部 
 軍馬や軍用犬などの医療を担当していた。特色として、植物を専門とする医師も在籍していることが挙げられる。獣医課の人員は衛生部同様、正規の資格取得者がリワマヒ陸軍医療大学の獣医学科において一定期間の教育を受けた後、任官される。
 
 軍楽部 
 式典や広報活動で演奏を行う楽隊が所属する部署。将校になるには厳しい選抜があるものの、所属すること自体は難しくなく、特に経験などを問われることもない。これは現藩王による「音楽は皆で楽しくやりましょう」という方針が反映されたものである。その一環として民間へのブラスバンド指導なども行っている。
 
 法務部 
 軍部における訴訟や損害賠償などに関することに始まり、職員の災害補償や例規案等の審査、事務の遂行に必要な法令の調査研究を行う部署。法務課に所属するためには法曹資格、またはそれに相当する知識が要求され、任官に際しては法曹資格試験を難度において上回る試験が行われる。
 
 
 
 部品: 育成機関「グランデコール」
 行政士官を語る上で欠かせないのが、その育成機関であるグランデコールの存在である。このシステムはリワマヒ国の中枢を担う人材の育成を担当する、リワマヒのエリート養成機関である。
 
 
 部品: 準備過程
 
  リワマヒの教育機関はおおむね一種類である。「リワマヒ学園」というのがそれで、六歳前後から12年というスパンで行われる義務教育となっている。そこを卒業した後は家業を継いだり同じ敷地内の大学や大学院に進学する者がほとんどだが、ごく一部の優秀な生徒には、まったく別の道が開けている。 
  それは従来の教育機関とは一線を画するもの、すなわち上記に上げたリワマヒのグランデコール、エリート養成機関だ。通常の大学よりも、更に実用的でハイレベルな学問を修める場所といえば、だいたいのイメージは掴めるだろうか。
 
  リワマヒ学園在学中からその選定は既に始まっており、その進学の道すら全ての人間が希望できるわけではない。16歳になる年に行われる選抜試験に勝ち残った者だけが、各養成学校に進む準備学校に編入することを許されるのだ。そこでは通常「リワマヒ学園」で行われる全ての学業を修めた上で、更に上級の知識や教養を身につけ、各々が進みたい方向へと能力開発を行っていく。 
  リワマヒ学園での修業は速度もレベルも緩やかなものだが、準備学級に編入した生徒はそうはいかなくなる。倍以上のカリキュラムを叩き込まれるため、教室は常に眠気と戦う学生達で満ちあふれているわけだが、授業内容の習得だけでは2年後の各大学への入学試験はおぼつかないと言われている。つまりはそれだけ、各養成大学への入学は難しいということだ。
 
  二年間の準備学校を経て、生徒達はそれぞれが希望するグランデコールを受験する。準備学校に入ることも難関ではあるが、それぞれの入学試験は更に狭き門となっており、総生徒の内三分の二はここで脱落することになる。ちなみに脱落した生徒達には、既存の大学の推薦枠が確保されている。
 
 部品: 養成学校について
 リワマヒ内にある養成学校は全部で五校。それぞれの担う方向性は下記の通りである。 
 王立政治学院(社会科学系)
 王立高等師範学校(人文科学系 教育者・研究者育成を主とする)
 王立理工科学校(理工科学系)
 王立士官学校(軍事学(軍事史学、安全保障管理学・武器機械工学・体育学))
 王立陸軍医療大学(医・歯・薬学)
 
  この五校のうちいずれかに入るということはすなわち、それが国防であれ医療であれ学術研究であれ、リワマヒ国の国家の中枢に位置する人材として育成されるということである。その為、二年から四年(大学によって在学期間が異なる)のカリキュラムは初年度から非常にレベルが高く、かつ実用的な講義で埋め尽くされている。 
  また、在学中の課題として作り出された作品、研究論文などであっても、その有用性が認められれば即採用となる。実際、LOW研究開発センターで現在も使用されている「地域生態システム観測プログラム」の基幹コードは、現在の主任研究員が王立理工科学校在学中に作成したものである。 
  また、進級試験や卒業試験がきわめてシビアなことでも知られる。一例を挙げれば、陸軍医療大学で行われる「客観的臨床技能試験(OSCE)」は非常に有名である。
 
 部品: 卒業後の進路について
  このような幾多の難関をくぐり抜けてそれぞれの大学の卒業資格を勝ち取った者たちは、その後各々の志望に従ってそれぞれの道を行くこととなる。ほとんどの者が何らかの形で国に関わる仕事を選ぶが、一般企業に職を求めたとしても、グランデコール卒業生の肩書きだけで最敬礼で迎えられることは確実だ。その肩書きは、生え抜きのエリートであるというお墨付きであるといえるだろう。 
  そして、卒業大学にもよるのだが、グランデコール卒業生の花形職業といえるのが、更に厳しい任官試験を勝ち上がることで就くことが出来る国家の要職、「行政士官」なのである。
 
 部品: 任用制度の移り変わりについて
  リワマヒ国の行政士官は、主として任官試験をもとにした資格任用制と緩やかな政治任用制の折衷にて任用されている。 
  多くの行政士官が資格任用制、すなわち専門能力の優劣を元に採否を定められている(資格任用制)が、リワマヒ国ではさらにこの行政士官の中から専門的な政策能力や政治的忠誠心などに基づいた政治的判断をたずねる試験が行われ、その内容を元に藩王による任免が行われる(政治任用制)。 
 藩王による任免においては、伝統的に藩王臨席のもとに試験が行われ、主に政策能力において判断がなされている。 
 このときの試験は通例として必ず、「朕惟(おも)うに…」より始まる藩王の手よりなる問題全一問が下賜され、試験回答者は6時間の制限時間内に、「臣の聞及ぶる処では…」で始まり「…臣、謹(つつし)んで言上(ごんじょう)仕(つかまつ)る」で終わる、伝統的な文法にのっとった回答を作成しなければならなかった。そして、このときの回答者のうち上位3名はそれぞれ慣習として、第1位が状元、第2位が榜眼、第3位が探花と呼ばれ、高官としての将来が約束されていた。
 
 この試験については、「王のしろしめす神聖不可侵なる会試」と長年呼び習わされていたが、昨年度より、現藩王の判断によって本試験は簡単に「昇進試験」と改名され、同時に革新的な試験課題が提示された。 
 参考のため、昨年度の室賀兼一藩王より下賜された昇進試験課題をここに記しる。
 
 「朕惟うに 正直言ってわが国にはモテ要素が足りない。 
   もっと藩国民がせかいじゅうでモテモテになる政治的方策を述べよ。 
   禁止ワード:『ヤング』『ハッスル』『あの文法』         」
 
 受験者と行政士官らはこの設問を聞いて皆ぶっ倒れ、その日一日業務は停止したという。 
 なお現在は若手行政士官を中心に、これを機に試験方式や問題についてもより時代に即した試験方法へと合理化されるべき、との意見が戦われている。
 
 部品: 任官時の拳銃の支給
 リワマヒ国では、行政士官の任官に際して拳銃の支給を行っている。これは儀礼用の装飾を施された実用性の低いものであり、基本的に使用されることはない。 
 行政士官たる各部将校の間ではこの拳銃を使用することを恥として忌避する風習があり、これはどのような状況に陥っても各部に所属する人員の武器は己の職分である、という誇りに起因する風習である。
 
 
 部品: 四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)
 前藩王時代半ばまで自費調達とされていた将校及び各部将校用拳銃だが、行政士官への任官に際し下賜されるようになってから国内で独自生産されたものを用いることとなった。 
 装弾数8+1発の自動式拳銃であり、8mm拳銃弾を初速約325m/sで撃ち出す。その発射速度は600発/分であり、有効射程はおよそ50mである。 
 メンテナンスの労力軽減や弾薬の共通化を図るべく開発が始まったこの拳銃であるが、設計に携わった職人達のこだわりにより機構が複雑化、大型化しており、全長250mmに対して重量1306gと拳銃としてはアンバランスな設計となった。 
 数少ない純粋なリワマヒ国産拳銃であるが、部品数も多く細かな仕上げを要する本銃はメンテナンスにも手間がかかり、戦場からの要求には応えられなかった銃と言える。 
 しかしながらその戦場における不便さが「抜かない銃」の象徴として諸兵科以外の各部将校たちにマニアックな人気を呼び、現在でも各部将校らによって用いられている。なお、現代においては主に儀礼用拳銃として、職人の手により各部の定色に染められた飾り紐の銃床への取り付けとグリップ部の装飾を施されたものが下賜されている。 
 
 部品: 健康管理について
 そのシステム上、選良中の選良を酷使するリワマヒ国の行政システムでは、業務に忙殺され身体や精神を損なうものも少なくない。そのため行政士官は必ず国内の医師による定期的なメディカル・チェックを義務付けられており、問題のある場合は随時休暇が取れるよう勤務においても配慮がなされている。 
 しかしながら、戦争など緊急の事態に対処するために業務に専念した結果として負傷し、業務の継続が困難となった場合は、リワマヒ国陸軍廃兵院へと配置替えが行われる。 
 
 部品: リワマヒ国陸軍廃兵院とは
 現代リワマヒ国における廃兵院の役割は、身体的な欠損などの理由などによるドロップアウトではなく、職場のストレス、燃え尽き症候群、戦場神経症、PTSDなどの精神や心の病で任務に復帰出来ない者たちを部隊復帰または、一般社会生活が可能なレベルまで療養させる事が目的となっている。当院所属の兵士たちは廃兵中隊と呼ばれる部隊に配属された人員により運営され、カウンセラーによるカウンセリングと治療を受けながら復帰まで主に事務や開始された士官養成校の図書館司書などをしながら、穏やかな日々を過ごしている。
 
 部品: 非戦争活動時の協調行為の適正
 行政士官はあくまで行政の士官であるため、もっぱら非戦争活動時においてその真価が発揮される。
 各行政機関や国軍など多岐にわたって協力して活動する行政士官たちは、何らかの行為を行う際に協調して行うことに長けている。
 
 部品: 非戦争活動における適応力の高さ
 行政士官たちはもっぱら行政に携わるものであるため、戦争という混沌状態でもなければ、
 通常業務の延長線として大体の行動においてとても適切に対応を行うことが出来る。
 
 


インポート用定義データ


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             "title": "リワマヒ国の行政士官",
             "description": "リワマヒ国の行政士官とは、経験豊富な現役士官と連携しながら、行政機構の中核として、国防上の政策立案から政策評価までの政策形成過程に携わる行政官僚を兼ねた武官のことを言う。\nリワマヒ国の行政士官は大きく分けて事務官と技官の2種類が存在する。 ",
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             "title": "事務官について",
             "description": "事務官は国の機関の事務をつかさどりる。藩王並びに摂政の元、事務官は行政府であり立法府であり裁判所である王城にて行政事務の一切を取り仕切る。",
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             "title": "技官とは",
             "description": "技官は国の機関において技術をつかさどり、主として、医療や福祉行政、土木行政などの技術に関する行政事務、金融工学や数理工学など高度な専門知識を必要とする経済に関する行政事務にたずさわる。特に技官は、高度な科学技術の専門知識と政策能力を持ち、なおかつ、国家の政策決定に関与できるため、テクノクラート(technocrat)と呼ばれている。 ",
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             "description": "リワマヒ国における行政士官は武官を兼ねる事が求められ、その任用試験に際しては軍事、防衛に関する知識と従軍が求められる。 \n小国であるリワマヒ国では、国家の基盤である国民の守護がなにより優先される。そのため行政士官は政治、軍事の両面においてしばしば横断的に対応する藩王を補佐し、その意志を体現することが求められる。 \nこのため、リワマヒ国の行政士官は全員文武を兼ね、軍に所属することを示す制服をつねに着用している。 \nこの横断的な職務は任官後の人事においても反映され、行政士官はしばしば人事移動によって文官的職務(役方)と武官的職務(番方)とを行き来している。",
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             "title": "武官としての行政士官について",
             "description": "武官としての行政士官は厳密には将校ではなく、リワマヒ国軍内の各部署にて将校相当の階級にあるものとして扱われる。 \nここではこれを総称して各部将校と呼ぶ。\n\n各部将校とは、その字面とは裏腹に将校ではない。一般に将校とは兵科に所属する少尉以上の階級の者を示し、兵科以外の部門(これを各部という)に所属する将校に相当する階級のものを各部将校と呼ぶ。リワマヒ国のグランデコール卒業生、いわゆるエリートの軍における進路としては一般的なものであり、そのエリートの中でも更に厳しい任官試験をくぐりぬけたエリート中のエリートである行政士官たちが要求される従軍経験を積むために身を置く立場でもある。 \n彼ら行政士官は各部においては“神に選ばれたる者”と呼ばれその能力に尊敬と期待を集めている。その呼称は行政士官という立場ではなく、そこに至る努力を重ねた個人に付随するようで仮に職を辞したとしてもその呼称と尊敬が損なわれることはないようである。",
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             "title": "リワマヒ国軍の各部について",
             "description": "技術部 \n日々研究開発されている様々な技術を軍事に活用する方法を模索する。兵技課と生体課に分かれており、前者では主に機械的な技術を、後者はバイオテクノロジーを扱う。前者の功績の代表的なものとしては、輸送機「きゃりっじ」の運用方法の確立や歩兵銃等の銃器の研究開発がある。後者では、最近になり植物型WD「謙者」をLOW研究開発センターという研究機関と提携して開発し、その運用方法などを模索している。\n\n経理部 \n文字通り、軍の経理を担当している。またそれ以外にも施設の営繕や、制服などの支給といった被服分野も担当する。糧食だけで独立した課が存在し、経理担当の主計課、被服・営繕を担当する建技課、糧食に関する業務の担当が糧食課、と三課に分かれる。\n\n衛生部 \n医療を重んじるリワマヒでは、花形部署の1つとなっている。軍医が所属する軍医課をはじめ、歯科医を集めた歯科医課、薬剤師が集う薬剤課、施設の衛生状態などを管理する衛生課に分かれている。ここに所属する医師及び看護スタッフは、正規の資格を得た後、リワマヒ陸軍医療大学において一定期間の教育を受けた者が選ばれる。なお、正規資格を持たない下士官以下の階級の者は衛生課にしかおらず、そういった人員は他の課の雑用などのフォローに回ることもある。\n\n獣医部 \n軍馬や軍用犬などの医療を担当していた。特色として、植物を専門とする医師も在籍していることが挙げられる。獣医課の人員は衛生部同様、正規の資格取得者がリワマヒ陸軍医療大学の獣医学科において一定期間の教育を受けた後、任官される。\n\n軍楽部 \n式典や広報活動で演奏を行う楽隊が所属する部署。将校になるには厳しい選抜があるものの、所属すること自体は難しくなく、特に経験などを問われることもない。これは現藩王による「音楽は皆で楽しくやりましょう」という方針が反映されたものである。その一環として民間へのブラスバンド指導なども行っている。\n\n法務部 \n軍部における訴訟や損害賠償などに関することに始まり、職員の災害補償や例規案等の審査、事務の遂行に必要な法令の調査研究を行う部署。法務課に所属するためには法曹資格、またはそれに相当する知識が要求され、任官に際しては法曹資格試験を難度において上回る試験が行われる。\n\n",
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             "title": "準備過程",
             "description": "\n リワマヒの教育機関はおおむね一種類である。「リワマヒ学園」というのがそれで、六歳前後から12年というスパンで行われる義務教育となっている。そこを卒業した後は家業を継いだり同じ敷地内の大学や大学院に進学する者がほとんどだが、ごく一部の優秀な生徒には、まったく別の道が開けている。 \n それは従来の教育機関とは一線を画するもの、すなわち上記に上げたリワマヒのグランデコール、エリート養成機関だ。通常の大学よりも、更に実用的でハイレベルな学問を修める場所といえば、だいたいのイメージは掴めるだろうか。\n\n リワマヒ学園在学中からその選定は既に始まっており、その進学の道すら全ての人間が希望できるわけではない。16歳になる年に行われる選抜試験に勝ち残った者だけが、各養成学校に進む準備学校に編入することを許されるのだ。そこでは通常「リワマヒ学園」で行われる全ての学業を修めた上で、更に上級の知識や教養を身につけ、各々が進みたい方向へと能力開発を行っていく。 \n リワマヒ学園での修業は速度もレベルも緩やかなものだが、準備学級に編入した生徒はそうはいかなくなる。倍以上のカリキュラムを叩き込まれるため、教室は常に眠気と戦う学生達で満ちあふれているわけだが、授業内容の習得だけでは2年後の各大学への入学試験はおぼつかないと言われている。つまりはそれだけ、各養成大学への入学は難しいということだ。\n\n 二年間の準備学校を経て、生徒達はそれぞれが希望するグランデコールを受験する。準備学校に入ることも難関ではあるが、それぞれの入学試験は更に狭き門となっており、総生徒の内三分の二はここで脱落することになる。ちなみに脱落した生徒達には、既存の大学の推薦枠が確保されている。",
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             "title": "養成学校について",
             "description": "リワマヒ内にある養成学校は全部で五校。それぞれの担う方向性は下記の通りである。 \n王立政治学院(社会科学系)\n王立高等師範学校(人文科学系 教育者・研究者育成を主とする)\n王立理工科学校(理工科学系)\n王立士官学校(軍事学(軍事史学、安全保障管理学・武器機械工学・体育学))\n王立陸軍医療大学(医・歯・薬学)\n\n この五校のうちいずれかに入るということはすなわち、それが国防であれ医療であれ学術研究であれ、リワマヒ国の国家の中枢に位置する人材として育成されるということである。その為、二年から四年(大学によって在学期間が異なる)のカリキュラムは初年度から非常にレベルが高く、かつ実用的な講義で埋め尽くされている。 \n また、在学中の課題として作り出された作品、研究論文などであっても、その有用性が認められれば即採用となる。実際、LOW研究開発センターで現在も使用されている「地域生態システム観測プログラム」の基幹コードは、現在の主任研究員が王立理工科学校在学中に作成したものである。 \n また、進級試験や卒業試験がきわめてシビアなことでも知られる。一例を挙げれば、陸軍医療大学で行われる「客観的臨床技能試験(OSCE)」は非常に有名である。",
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             "title": "卒業後の進路について",
             "description": " このような幾多の難関をくぐり抜けてそれぞれの大学の卒業資格を勝ち取った者たちは、その後各々の志望に従ってそれぞれの道を行くこととなる。ほとんどの者が何らかの形で国に関わる仕事を選ぶが、一般企業に職を求めたとしても、グランデコール卒業生の肩書きだけで最敬礼で迎えられることは確実だ。その肩書きは、生え抜きのエリートであるというお墨付きであるといえるだろう。 \n そして、卒業大学にもよるのだが、グランデコール卒業生の花形職業といえるのが、更に厳しい任官試験を勝ち上がることで就くことが出来る国家の要職、「行政士官」なのである。",
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             "title": "任用制度の移り変わりについて",
             "description": " リワマヒ国の行政士官は、主として任官試験をもとにした資格任用制と緩やかな政治任用制の折衷にて任用されている。 \n 多くの行政士官が資格任用制、すなわち専門能力の優劣を元に採否を定められている(資格任用制)が、リワマヒ国ではさらにこの行政士官の中から専門的な政策能力や政治的忠誠心などに基づいた政治的判断をたずねる試験が行われ、その内容を元に藩王による任免が行われる(政治任用制)。 \n藩王による任免においては、伝統的に藩王臨席のもとに試験が行われ、主に政策能力において判断がなされている。 \nこのときの試験は通例として必ず、「朕惟(おも)うに…」より始まる藩王の手よりなる問題全一問が下賜され、試験回答者は6時間の制限時間内に、「臣の聞及ぶる処では…」で始まり「…臣、謹(つつし)んで言上(ごんじょう)仕(つかまつ)る」で終わる、伝統的な文法にのっとった回答を作成しなければならなかった。そして、このときの回答者のうち上位3名はそれぞれ慣習として、第1位が状元、第2位が榜眼、第3位が探花と呼ばれ、高官としての将来が約束されていた。\n\nこの試験については、「王のしろしめす神聖不可侵なる会試」と長年呼び習わされていたが、昨年度より、現藩王の判断によって本試験は簡単に「昇進試験」と改名され、同時に革新的な試験課題が提示された。 \n参考のため、昨年度の室賀兼一藩王より下賜された昇進試験課題をここに記しる。\n\n「朕惟うに 正直言ってわが国にはモテ要素が足りない。 \n  もっと藩国民がせかいじゅうでモテモテになる政治的方策を述べよ。 \n  禁止ワード:『ヤング』『ハッスル』『あの文法』         」\n\n受験者と行政士官らはこの設問を聞いて皆ぶっ倒れ、その日一日業務は停止したという。 \nなお現在は若手行政士官を中心に、これを機に試験方式や問題についてもより時代に即した試験方法へと合理化されるべき、との意見が戦われている。",
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             "title": "四二年式拳銃(リワマヒ国制式将校用拳銃)",
             "description": "前藩王時代半ばまで自費調達とされていた将校及び各部将校用拳銃だが、行政士官への任官に際し下賜されるようになってから国内で独自生産されたものを用いることとなった。 \n装弾数8+1発の自動式拳銃であり、8mm拳銃弾を初速約325m/sで撃ち出す。その発射速度は600発/分であり、有効射程はおよそ50mである。 \nメンテナンスの労力軽減や弾薬の共通化を図るべく開発が始まったこの拳銃であるが、設計に携わった職人達のこだわりにより機構が複雑化、大型化しており、全長250mmに対して重量1306gと拳銃としてはアンバランスな設計となった。 \n数少ない純粋なリワマヒ国産拳銃であるが、部品数も多く細かな仕上げを要する本銃はメンテナンスにも手間がかかり、戦場からの要求には応えられなかった銃と言える。 \nしかしながらその戦場における不便さが「抜かない銃」の象徴として諸兵科以外の各部将校たちにマニアックな人気を呼び、現在でも各部将校らによって用いられている。なお、現代においては主に儀礼用拳銃として、職人の手により各部の定色に染められた飾り紐の銃床への取り付けとグリップ部の装飾を施されたものが下賜されている。 ",
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             "title": "健康管理について",
             "description": "そのシステム上、選良中の選良を酷使するリワマヒ国の行政システムでは、業務に忙殺され身体や精神を損なうものも少なくない。そのため行政士官は必ず国内の医師による定期的なメディカル・チェックを義務付けられており、問題のある場合は随時休暇が取れるよう勤務においても配慮がなされている。 \nしかしながら、戦争など緊急の事態に対処するために業務に専念した結果として負傷し、業務の継続が困難となった場合は、リワマヒ国陸軍廃兵院へと配置替えが行われる。 ",
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             "title": "リワマヒ国陸軍廃兵院とは",
             "description": "現代リワマヒ国における廃兵院の役割は、身体的な欠損などの理由などによるドロップアウトではなく、職場のストレス、燃え尽き症候群、戦場神経症、PTSDなどの精神や心の病で任務に復帰出来ない者たちを部隊復帰または、一般社会生活が可能なレベルまで療養させる事が目的となっている。当院所属の兵士たちは廃兵中隊と呼ばれる部隊に配属された人員により運営され、カウンセラーによるカウンセリングと治療を受けながら復帰まで主に事務や開始された士官養成校の図書館司書などをしながら、穏やかな日々を過ごしている。",
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             "title": "非戦争活動における適応力の高さ",
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