リワマヒ国へようこそ(6) 2007/1/5 リワマヒ国の様子
寒暖の差とみに激しいここリワマヒ国では、夏季の訪れを音で感じると言う。
流氷をおし流そうと、凍結していたリワマヒ湾がきしみを上げる音。
つづけて、雪解けによって氾濫するリワマヒ川がごうごうと唸り響く。
荒れ狂うリワマヒ川の音が聞こえなくなるころになると、
山懐より運ばれた地味豊かな土をすすった草花が、
気温の上昇と共に一斉に根をのばし芽吹く、ざわざわした音が聞こえてくる。
つづけて、雪解けによって氾濫するリワマヒ川がごうごうと唸り響く。
荒れ狂うリワマヒ川の音が聞こえなくなるころになると、
山懐より運ばれた地味豊かな土をすすった草花が、
気温の上昇と共に一斉に根をのばし芽吹く、ざわざわした音が聞こえてくる。
やがて草木を切り払い、一年を過ごす家屋を立て、畑を拓く国民らの
労働歌が聞こえるころになると、
リワマヒ国はすっかり南国のよそおいに変わるのだ。
労働歌が聞こえるころになると、
リワマヒ国はすっかり南国のよそおいに変わるのだ。
(にゃんにゃん共和国 歳時記 「リワマヒ国の夏」より)
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藩国ごとのリンクゲート通過のショックで
ちょっと早く夏期が来てしまった、ここリワマヒ国。
ちょっと早く夏期が来てしまった、ここリワマヒ国。
藩王、兼一王は国民からの要望書に目を通しつつ、
風通しのよいログハウスにあつらえた新おこた部屋で、皆の意見を聞いていた。
風通しのよいログハウスにあつらえた新おこた部屋で、皆の意見を聞いていた。
縁石とよしずにはそれぞれ水が打たれ、それぞれ涼しい風を室内に運んでいる。
室内には、うに, 平祥子, 蒼燐, イド, 薊, シコウ(国民名。順不同)の6名が、
おのおのテキトウな格好でくつろいでいる。
麻の敷布がシコウさんの頬からひんやりと熱を奪っていた。仕事明けだったらしい。
おのおのテキトウな格好でくつろいでいる。
麻の敷布がシコウさんの頬からひんやりと熱を奪っていた。仕事明けだったらしい。
要望はおおよそまとめると以下のようなものだった。
- 風紀委員を組んでVSソックスハンター
- 食通を唸らせるグルメな国 リワマヒ
- ダンスユニットのある国 リワマヒ
- 怪盗のいる国 リワマヒ
- 温泉地と温泉街、ホテルのある国 リゾートリワマヒ
- 薬師(ドラッグマジシャン)のいる国 ハーバル天国リワマヒ
兼一王 「とりあえず、現状あがってるものについては、
設定的にこじつければ全部いけそうな気がしますね」
設定的にこじつければ全部いけそうな気がしますね」
薊 「実現不可能と思われるネタは自発的に却下されているのでは?」
兼一王 「そうですねえ。」
兼一王はにっこりと笑い、ついで口を開いた。
兼一王 「逆に言えば、あきらかに言えることがあって。
戦争しよう系の展開がヒトツもあがってないんですね(笑)」
戦争しよう系の展開がヒトツもあがってないんですね(笑)」
一同、笑ってうなずいた。
薊 「リワマヒって平和だなぁ(のほほん)」
兼一王 「というわけで、
すくなくとも戦争しよう系は第一回としては
次回アイドレス選択および選択イベントからは外す。ということで。」
すくなくとも戦争しよう系は第一回としては
次回アイドレス選択および選択イベントからは外す。ということで。」
うに 「いきなり崩壊もちょっとつらいですからねー」
軍事活動で無理をすると、資源がひどい勢いでなくなっていく。
貧乏生活に転落したころのリワマヒ国の描写をいちウォッチャーとして読んでいた
うにさんらしい意見だった。
貧乏生活に転落したころのリワマヒ国の描写をいちウォッチャーとして読んでいた
うにさんらしい意見だった。
薊 「まずは国力増強というか、
できれば自給自足できる環境を作れたら後々のためになるかなぁ、と」
できれば自給自足できる環境を作れたら後々のためになるかなぁ、と」
堅実な意見だった。
と、部屋の隅でのびていた猫士がむくりと起きた。 めがねを探す。 おっと額にあった。
と、部屋の隅でのびていた猫士がむくりと起きた。 めがねを探す。 おっと額にあった。
シコウ 「メインイベントの内容にもよるのではないでしょうか。
(起きました…おはようございます)」
(起きました…おはようございます)」
兼一王 「(おはようございます)
まあ、いきなりリワマヒ国舞台で戦争、
ってなことになったら、そんときゃそんときでオイシイのですが(笑)
そのときは共和国の兄弟国にヘルプコールを投げるということで(笑)」
まあ、いきなりリワマヒ国舞台で戦争、
ってなことになったら、そんときゃそんときでオイシイのですが(笑)
そのときは共和国の兄弟国にヘルプコールを投げるということで(笑)」
シコウ 「そうか、藩王の魂の故郷が同じ都道府県の時は~のルールがありましたね」
兼一王 「そうそう」
まあ、さすがに宇宙軍にドワーッとやられるようなら、どうにもならないけども。
陸戦でいくなら、わが国は密林だし、やりようじゃないかな、とひとりごちる兼一王だった。
陸戦でいくなら、わが国は密林だし、やりようじゃないかな、とひとりごちる兼一王だった。
兼一王 「なんで、そのときはせいぜい時間稼ぎして、援軍を待ちましょう。
いまは国を豊かにする方向ということで。
それじゃあサブイベントのほうを見て行きましょう」
いまは国を豊かにする方向ということで。
それじゃあサブイベントのほうを見て行きましょう」
あらたに摂政に任命された蒼燐さんが、現在のサブイベントリストを
夏コタツ(冷えてて気持ちいい)の上に広げた。
皆でのぞきこむ。
夏コタツ(冷えてて気持ちいい)の上に広げた。
皆でのぞきこむ。
蒼燐 「確認をお願いしますー」
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http://ninjagames.at.webry.info/200701/article_15.html よりバックアップの為転載されています
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