鍋の国 @ ウィキ

【歩兵】防御

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(文:龍鍋ユウ)

 敵の攻撃を浴びることになった歩兵達はめげなかった。なにせ、この戦いが終わった後には鍋があるのである。また出撃メンバーの中には黒とお見合い予定(エントリー準備中)の田鍋とよたろうもいた。彼女にとってもこんな所で負けるわけにはいかなかったのである。

 鍋の歩兵は花形職業……という訳ではない。鍋と言えば猫共通I=Dアメショ、ペルシャ開発国であるし次のサイベリアンの開発も決まっている。また、ヤガミ妖精が多い国でもあり、舞踏子も多い。I=Dを主体とした戦闘をメインにしている以上、歩兵はコパイを務めることが多かった。(+猫妖精な為)

 そんな中でもしっかりと歩兵訓練していた鍋の歩兵達はしっぽ信号を各メンバーに送りつつ、鍋を構えて防御行動に出たのである。

(イラスト:鍋衣千世)

しっぽ信号はしっぽの動きだけで意思疎通を行うモノであり、敵の猛攻で声が聞こえなくてもしっぽを動かす力と視力さえあればいい。もちろん、声も出し、互いに気合いを入れる。

「みんな! 鍋ファイト!!」

 誰かが気合いを入れて鍋共通の応援の言葉を口にした。いつのまにか定着した鍋の応援の言葉。それは戦場の鍋国民や国で帰りを待つ国民達、皆が心で叫ぶ応援でもあった。

「鍋ファイ、鍋ファイ、鍋ファイトー!」

「みんな鍋作って帰ってくるの待ってるからねー!」

「鍋ファイ オー!」

「ニャーン(がんばってきてね)」

 出撃前の鍋の国での言葉を思い出しつつも、歩兵メンバーは敵の攻撃を見極め、ベストな間合いを取り、防御、回避行動を行った。

SS+イラスト


 鍋歩兵には今回の戦いにて、伝説の鍋シールドが与えられた。この鍋シールドは「お玉と鍋」という鍋国伝説の伝説のマジックアイテムを模したモノである。

 この鍋シールドは普段は鍋城に保管されている鍋国のお宝ランキングベスト100に入る鍋宝である。

 お玉と鍋とは、昔、鍋国にいた戦士の物語である。この戦士はお玉で戦い、鍋で敵の攻撃を防ぎ、勝利後は鍋とお玉で鍋をするという鍋国の中でも鍋に詳しい勇者である。

 勇者は自分のマイ鍋にしてマイ盾とお玉にして棍棒のこの二つの装備で鍋国にやってくるあらゆる悪(アク)から鍋の国を救った勇者である。この勇者は最終的に鍋職人になり、鍋のお店を開いて引退したのだが、大変強固な鍋を作る事で有名になったと言われる。

 この勇者の子孫であると言われる鍋ショップのオヤジが特注の鍋シールドを国から依頼を受けて作ったことがある。

 ミサ藩王は今回の戦いにおいて、この国の至宝でもある鍋シールドの持ち出しを許可した。歩兵らが無事に帰ってきて鍋を食せるように鍋で敵の攻撃を防ぐのである。

 鍋歩兵出陣の際には鍋盾ソングナンバー7が歌われた。この鍋盾ソングは鍋盾が出撃し、その戦士らが無事に帰ってきた時にあらたに鍋盾用の歌が作られるということになっており、現在までの歌数はかなりの数にのぼっていると言われている。

この鍋盾ソングは帰ってきたメンバーと藩王が帰還鍋を楽しみつつ作ると言われており、鍋国民は歩兵らが無事に帰ってくるようにと心を込めて歌うのである。(歌の種類は数多いので国民に良く知られている歌がよく歌われているので、実際の歌の数は上層部の人間、もしくは鍋専門図書館で閲覧することができる)

 今だ! 我らが鍋の盾! どんな悪(アク)も減っちゃらさ♪
 どんな敵も鍋の盾でふせいじゃう♪
 そして、敵を倒したら、一緒に鍋食べて鍋友さ♪
 そんな 鍋の国は鍋とメガネの国さ♪
 そんな 鍋の国には鍋がいっぱい♪
 そんな 鍋の国に観光にきてみてさわって そんな鍋の国♪




(鍋島若狭/E90リザルト用に使用済)


 折角九州に来たので、帰る前にも鍋をする予定であった。でも今はそんなこと言ってられない状況である。 

「白菜農家のおじさんごめんなさい」

「この土鍋作ってくれた職人さんもごめんなさい」

 鍋の国に生きて帰るのが最優先である。ならば時には大事な大事な鍋具を捨てて敵の行動を阻害し、荷物なくして敏捷UPで回避しまくりである。とってももったいないし、悲しいけど鍋具、土鍋を投げ込むメンバーであった。



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