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EV124:共和国環状線開通+ショッピングモールOPEN!

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共和国環状線ついに開通!


(イラスト:矢上ミサ)

■共和国環状線の開通
それは共和国のほぼ全土を結ぶ壮大な鉄道事業であった。
同じtera共和国内とはいえ、輸送の問題が常につきまとう現状にあって、この環状線の建築は悲願にも近い。
この路線の開通によって、利便性は向上し、また先の情勢不安で難民となった国民達の帰還の足となることだろう。
鉄道が通れば流通が盛んになりその地域の経済が活発化する、というのが通例である。
鍋の国に於いては各国の珍しい食材(鍋の具)を容易に入手出来るとあって、諸手を上げてこの計画に賛同することとなった。

共和国環状線は島国である鍋の国に敷かれる初めての鉄道である。
建造計画会議は藩国首脳陣によって選出されたプロジェクトチームによって幾度も行なわれた。
そしてここでもやはりT11におけるI=D工場の空襲問題が取りざたされた。
共和国天領とは現在和平交渉を模索中であるものの、未だNWは戦時下であることには変わりなかった。
主要大規模建築物は攻撃の目標になりやすく、
軍事目的にも使用されるであろう鉄道はI=D工場と並んでターゲットになりやすい施設である。
ひとたびそれが行なわれれば日常を暮らす人々の犠牲を生むことは容易に想像出来た。
そこで、プロジェクトチームは線路を含む駅構造物を全て地下階層へ建造することを提案した。
東京に多く存在する共和国藩国のどの国から路線が敷かれるのかはまだ計画中であったが、
鍋の国は島国であり、他国からはゲートを使用するより海底トンネルで結ぶ構想が有力であった。
そのため、一度も地上に上がることなく鉄道を敷くことが可能である。
地下化により鉄道施設の隠蔽効果はもちろん、建設の為の土地買収も不要であり、近隣住民への騒音対策にもなる。
藩王は快くその計画書に承認の印を押した。


しかしこれに激しく反対する一派もいた。
そう。鍋の国にも“鉄”ちゃんはいたのだ。
「オール地下路線区など邪道ッ!ケバ打ちできんではないか!」
主に反対したのは「撮り鉄」であった。
海底トンネルからそのまま地下構内を走られてはせっかくの勇姿を撮影出来ないからだ。ただそれだけだった(笑
しかし、ダイヤ鉄、モノ鉄、乗り鉄らは反対運動はしなかった。
彼らは鉄道が地元を走るというだけで夜も寝れないほど興奮し、
まだルートも決まってないのに共和国の地図を広げ、妄想の中で路線を書き込み、勝手にダイヤをこさえ、
まだ設計段階でしかない車両を予想してNゲージ模型を作りまくった。
環状線構想が始まってから、彼らの脳内は既にお祭りであった。
なのでいくら撮り鉄が激しい反対運動を起こそうとも、
着工の遅延の方を問題視するその他の鉄ちゃん達たちが押さえ込むことによって、
計画はほぼ予定通りに進行したのである。


■鉄道開通とその効果
鍋の国では鉄道誘致に便乗し、同時に駅周辺及び階層を商業特区に再開発する計画も進行していた。
流通の要である鉄道駅に不可欠な物流センターを貨物区上層に併設し、
また地下化したため空いた地上部に大型のショッピングモールを新造、
さらに大人数収容可能な避難シェルターに加えて、アミューズメント施設としてクアハウスや宿泊施設も用意するという大型プロジェクトである。

これにより鉄道運営以外にも大口の雇用が必要となり、先の情勢不安で職を失った人々や新しい国民の就職口となった。



■駅の構造
国の窓口となる鍋駅は大きく5層に分かれる。

最下層:貨物区
 貨物のみを扱う区域。商用、軍事用の共用である。
 今後開発されるであろう大型貨物車を見越して、坑道は客車用の倍の広さを持つ。
 ※現在の貨車ではアビシニアン級の大型I=Dの搬送はそのままでは不可能なため、パーツ毎にばらして輸送することになる
 地下1層の倉庫区とは大型エレベータ8基により連結し、スムーズな物流が可能。

地下3層:旅客区/旅客駅
 坑道幅及び軌間は共和国旅客車両共通仕様。上下及び特急用に4つのプラットホームを持つ。
 鉄道及び駅施設の集中管理システムもこの区画にある。

地下2層:避難用シェルター/クアハウス
 鍋の国には有事の際の避難用シェルターが各所に設けられているが、この施設が国内最大となる。
 共和国環状線は大型輸送機関であるため、難民受け入れ、国外脱出などの窓口としての対応も考慮されている。
 またクアハウスにも宿泊施設が併設されている。(※クアハウスについては個別記事参照)

地下1層:倉庫区/流通センター
 ここも鍋の国最大の貨物流通センターとなる。
 鉄道によって国内に入ってきた物資を国内に効率よく配送し、また国内の物資を集積、輸出する為のシステムを一手に賄っている。

地上層:総合ショッピングモール
 食に関する複合大型ショッピングモール「ワールド・パン・バザール」
 (※「ワールド・パン・バザール」については個別記事参照)

■安全管理
 国際鉄道である共和国環状線は、駅そのものが入出国窓口である。
多種多様な人々や物資が送られて来るのはいいのだが、招かざる客の入国も懸念された。
先の共和国天領から送り込まれたと見られる狙撃グループの犯行で、ゲートや港、海岸線などの警備は厳しくなったのだが、
それにも増して鉄道の警戒は重点的に行なわれる事となった。
全てトンネル化したために、管理は多少楽ではあったが、専用の鉄道保安局を設置し、
入出国者のチェック含む乗客貨物の安全管理全般、及び軌道内点検を行なっている。
但し、あまりに厳しすぎるチェックで観光客などに不快感を与えたり、物流の足を止める恐れがあるため、
海底トンネルから続く軌道内に低磁気スキャナー等を設置、事前に中央管理システムで照合するなどして効率化を図っている。

(文:まき)

温泉と宿泊施設も完備


駅舎の上にはクアハウスがあります。
ここの温泉は鍋を模した鍋風呂で形や効能のバリエーションも豊富!
エステやマッサージなどの癒し空間もご用意されています。
ゆったりとした気分で温泉につかり、旅の疲れを癒してみてはいかがでしょう?
もちろん日帰りでのご利用も出来ますので、藩国民も気軽に訪れる施設となっています。
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総合ショッピングモール【ワールドパンバザール】


天井がガラス張りの、名前の通り主に鍋に関する食の複合ショッピングモール。
鍋料理レストラン、食品マーケットは国内最大級の施設で、ここでしか手に入らないものも多く、
駅利用客のみならず国内からも大勢の人々が訪れる鍋の国の新名所です。
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駅といえば駅弁


駅には欠かせないもの、それは駅弁。
共和国環状線開通に伴い、ごはんが大好きな鍋の国でも各企業が力を注ぎたくさんの駅弁が発売されました。
しかしそこは鍋の国、駅弁といっても普通の駅弁ではなく…?それでは鍋の国独自の駅弁をご紹介します。
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コラム:旅人、那限逢真の観光記


共和国環状線開通、それに伴い総合ショッピングモールもOPEN。楽しいことが大好きな鍋の国はもうお祭り騒ぎ!
そんな中鍋の国に滞在する旅人、那限逢真も駅周辺に観光に出かけていきます。
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(ページ案内:矢上ミサ、藤村 早紀乃)


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