セルベシア王国は、架空世界 “ルー・ガルー”の一地方です。
中世欧州程度の文化レベルで、銃はまだありません。
気候は描写におまかせですが、食糧の自給自足ができる生産力はあります。
魔法や魔物、タイムスリップの類は登場させないこと。
ただし「囁き」だけは「一部の者に発現する力」と認識されています。


セルベシア
王国の首都で、峻厳な山に囲まれた天然の城塞都市です。
システム上の7日目終わりまでに、ここにある王宮に入らなければ継承権はなくなります。
英雄/魁はセルベシアの王城からスタートします。


スカルディス峡谷
セルベシアに出入りするのに必ず通ることになる隘路です。
頭上にそびえるような絶壁や、急流に落ち込む谷など、険しい地形が続いています。
英雄/地は、冒頭の逃避行において、峡谷を南へ抜けたあたりまでは確定で逃げ切ってOK。(ただし魁軍に無茶な損害は出さないこと)


凪の森
風が通らないといわれるほど深く広い森林地帯です。
木こりや狩人、隠者などが暮らしているようです。


ボーレンス鉱山
各種金属を産出します。
鉱山労働には、犯罪者や子供(坑道が狭いため)が使われることもあるようです。


デュ・ボック村
典型的な農村です。
酪農や遊牧、林業や漁労に従事する者が暮らしています。
(似たような村はたくさんありますが、PCを配置する場合はこの村を使ってください。)


ビーケン神殿
古くからある神殿です。
(信仰神については、神職系PCがいれば、その人が決めるものとします。)


レフ湖
両国の国境となっている湖です。
対岸(相手国)に渡るのは(沿岸警備員であっても)禁止されていますが、両国沿岸警備隊の目をかいくぐっての密交易も行われているようです。
湖賊も出現します。
南側の川沿いは断崖絶壁になっていて、越えるのは容易ではありません。


カンティヨン関所
橋の上にあり、両国の兵が詰めて通行を管理する関所です。通行税をとられます。
ここを通らない場合は、違法入国扱いになります。


メリオール
隣国メリオールの首都で、学問と芸術の都と別称されています。
国内外からの留学生もたくさんいます。
英雄/天はこの町からスタートします。


※注
地図のオレンジ色の部分は国土外となり、今回の物語には関与しません。
セルベシア王国とメリオール王国は、険しい山や広大な森などに囲まれている地形であるため、物語進行中、オレンジ色の部分へは立ち入りもできません。
(国外の生まれで、物語開始前にやってきたという設定はOKです)


目安として、妨害がない状態の早馬乗り継ぎでの移動(=いわゆる最短時間)で、セルベシア-カンティヨン関所が丸一日程度です。


必要に応じて、進軍経路にある街の名前などはつけてOK
戦場となる場所の描写は、合戦に参加する人が描写します。
自軍に一方的に有利な地形にしてしまわないようバランスを考慮しましょう。
新しい場所や戦場の描写は出したらメモにまとめると親切です。
☆国内に有力な地方領主はいません。貴族=官僚です。町には行政官+警察的な保安隊が派遣されています。
最終更新:2019年07月16日 00:03