Ruina 廃都の物語 @ ウィキ

Ruina人物集2

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
"Ruina 廃都の物語"に登場する人物集です
ゲーム中での概要から元ネタ、考察、その他ネタコメントまでご自由にどうぞ
書かれている解説には個人の主観や推測によるものが多く含まれている場合があり、
元ネタ等は全て推測なので、異論等ありましたら追記・コメントをお願いします
解説にあるセリフは印象に残ったものを、ゲーム本編から引用して記載しています。
また、ネタバレが多数含まれますのでご注意ください

は行

パーシャ

本名「パーシャ・シバ・アラヌス」。
西シーウァ王国の第三王女だが、自ら部隊を率いて戦う姫将軍でもある。
かの英雄王の血を引いているとされ、先祖がえりにより異常ともいえるほどの強靭な筋力を身に着けている。
領地奪還のために神殿軍とともにホルムに奇襲を仕掛け、一度は占領することに成功する。
しかし、鉄騎兵を従えて戻ってきたテオルの逆襲に遭い敗走。その後、ホルム西の戦場で再び激突するが…。

ネス公子であるテオルとは面識があったらしいが、以前会った際に彼に口説かれ
ひどい侮辱を受けたと語っており、復讐する機会を窺っていたとか。
ルートによってはまたしても侮辱されることもあり、その点だけは同情に値する。

祖先の英雄王とはおそらく大シーウァ王国の建国王 アレム のことであり、
ラバンの昔話やタイタスの言っていたことが事実なら、彼女はアレムとラバンの遠い子孫に当たり
チュナとも血のつながりがあるということになる。

+ ...
本編では語られていないが、 パーシャとテオルは元々婚約者の関係であったとされる。
婚約が破談になった経緯は不明だが、テオルに子供がいたことが関係しているのかもしれない。
それからかなりの時が過ぎたにもかかわらず、この期に及んでテオルから犬呼ばわりされてしまう。
パーシャといいアークフィアといい、どうもこの世界の女性は 高貴なイケメン に対する男運が悪いらしい。



『無礼者。乙女の口から何を言わせる気だ』

『――来い。殺してやろう』


ハァル神

雷を操る雷神にして、全ての神の頂点に立つ主神。
本編で名前が挙がるアークフィアやミルドラなどの神々はハァル神の子供たちである。

伝承では、悪に目覚めた人間たちを滅ぼそうとしてアークフィアに止められたり
魔王討伐に向かう英雄アレムたちに感心して「時渡りの剣」のありかを教える等
良くも悪くも、人間への影響力が強い神だったことが推測できる。

モチーフとなったのはギリシャ神話に登場する、雷や嵐を操る主神「ゼウス」か。

+ ...
星幽界では、雷で体が構成された 光の巨人 が登場しており、
主人公と会った際には意味深なセリフを投げかけてくる。
また誤解が解けるとお詫びとして『ハァル教典・上』の技能書をくれるが、
きちんと名乗ってくれないのでハァル神と関係がありそうでもそれ以上のことはわからない。
余談であるが彼の住む木星天は、ギリシア神話においてゼウスと同一視されることもある
天空神ユピテル(Jupiter)の象徴でもある。


『おまえたちは   えらいから   魔王をやっつけられる   ふるい剣の   ありかをおしえよう』
―――よいこの神話 4


バルスムス

ユールフレール島にある大河神殿の老神官。
同時に「戦将バルスムス」の異名を持つ、神殿軍・雷王騎士団を率いる将軍でもある。
生来の強面に加え傷だらけの顔のせいで誤解されやすいが、非常に謙虚で誠実な人物である。
また、ホルムの神殿に仕える老巫女・アダとは旧知の仲らしく
彼女いわく「融通が利かないところがあり、人相も悪いが基本的にはいいヤツ」とのこと。

本編では大河神殿に伝わる予言を危惧し、ホルム伯カムールに遺跡調査を
神殿に委託してもらう提案のためにホルムを訪れる。
しかし、テオルのせいで交渉が決裂すると、西シーウァ王国の姫将軍 パーシャ と結束。
ホルムに奇襲を仕掛け、一度は占領することに成功するが、
鉄騎兵を従えて戻ってきたテオルの逆襲に遭い敗走。その後、ホルム西の戦場で再び激突するが…。

自身の武器や魔法の腕もさることながら、かつて魔王を殺したといわれる「時渡りの剣」を
神殿から託されており、有事の際には切り札として使用し鬼神の如き力を発揮する。

+ ...
主人公の仲間の一人・メロダークはバルスムスに拾われて神殿軍に入ったためいわば彼の部下にあたる。

ホルム占領の際に、タイタス復活時の憑代となる可能性のある人物の調査と
40年前、古代の秘術が記された本「鍵の書」を東方神殿跡から盗み出したと大河神殿に決め付けられた
異端派魔術師・デネロスの捜索も兼ねて登場しており、一方的に彼の庵を焼き払っている。
(元々鍵の書はキール神殿が管理していた上、デネロスはそのキール神殿から継承を認められている)

通常のルートでは、新生アルケア帝国建国に向けて動くテオルこそ憑代だと誤認してしまうため、
(騎士の嫡子編では公言)主人公を付け狙うことはないが、
神官ルートでは、バルスムスの友人であるアダが主人公の育ての親になることと
メロダークが積極的に行動した結果、主人公が川で拾われた孤児だということを知ることになり
彼に接触を図ることになる。

騎士の嫡子編以外ではその末路は描かれていないが、設定的にはどのルートでも共通して
戦死してしまうことになっている(時渡りの剣のその後は不明)。

グラフィックの都合上かどうかは不明だが、主人公が両手で持つ時渡りの剣を、
ゲーム内で彼が敵として登場した際には 片手で 扱ってる辺り、
彼の戦士としての力量の高さが窺える…気がする。


『ラァーッ!!』

『――ッラアッ!』

『ラアァッ!!』

『無駄だ。今の私は、偶然さえも左右する神意に守られている』


ピート

ダンジョンの様々な場所で商売をしている謎の金色猫。
有料でのヒントのほか、ゲームオーバー時に助言をくれたりもする(こちらは無料)。
詰んでしまうようなところで出てきて助けてくれることがあるが、かなり足元を見てくるので注意。詳しくは大廃墟

名前の元ネタはハインライン『夏への扉』、主人公の愛猫ピートか。
TRPG『大河物語』の設定や、ランダムマップでまれに彼が販売している「猫神のタレーリア」を見るに、
大河世界の神の一人「放浪者ミーアクック」との関連が推測されるが……

ピンガー

盗賊編限定の登場人物で、盗賊編ではパリス(と主人公)は彼のもとで働いているようだ。
大河沿いを中心に店舗を構える貿易商「ピンガー商会」を営む小太りの中年男性。
表向きは明るく気のいい商人を気取っているが、裏ではチンピラや用心棒を手駒として従え
商売敵や不要になった部下を排除することで、市場の独占を続けている悪党である。

本編では町の港を拠点としており、店員の女性が珍しい商品を売買している。
商会の規模はかなり大きいらしく、ピンガー自身も様々な人物に顔が利くとか。

+ ...
ネルの母親が営む雑貨屋や、広場の青果売りは普通に営業しているようであり、
外部から来た者でも、鍛冶屋のガリオーも同様であるため、
同業者以外はあまり気にしていないのかもしれない。


『じゃ、頑張ってね。さあ忙しくなるぞお。キャハハハッ』

『残飯あさりの犬野郎が、飼い主様になんて口の利き方してんだこのクズ
いくら盗掘が上手くなっても、てめえらがただの馬鹿ガキなのに変わりはねぇんだよ』


ヘロデン教授

本名「ラングバート・O・ヘロデン」。
シーウァ王立大学の老教授で、古代知識はもちろんのこと
天文学や地質学、果てはオカルトな分野にも明るいとされるが
偏屈な性格と、にじみ出る胡散臭さから変人扱いされることが多い様子。

テレージャはかつて彼の教えを受けたこともあったらしいが、
「悪い人ではないが少し困った人物」と語っており、若干苦手としているようである。

一見するとただの危ない老人だが、
『大予言の恐怖』で古代伝承の権威として彼の発言が取り上げられていたり、
盗賊ルートでは、テオルに雇われて領主の館で研究を手伝わされていたりと、
意外にも学者としての功績や知名度は高く、その筋の人には有名であることが窺える。

+ ...
本編では、非科学的なことや突拍子の無いことをやたら力説しているため気付きにくいが、
全編通してプレイしてみると、彼の言っていたことが割と的を射た発言だったことが分かる。

他にもホルム周辺に宝が埋まっていることを見抜いていたり、
ネルに教えたダウジングもちゃんと効果を発揮する辺り、実はすごい人なのかもしれない。


『そういう君は、エムノス家のキテレツ姫、テレージャ君じゃないか。久しいな』


ま行

魔王

「狼帝」の異名も持つが、本名は不明。 魔将やタイタスとは特に関係ない(はず)。
伝承によると<狼>と呼ばれる特異な種族の出身で、
獣や魔性の者へと変化することのできる混沌の力を持っていたとされる。

本編から約300年前、東南地方でミルドラ神を奉じる魔国マルディリアを興し、一度は世界を支配したとされているが、
後にシバの国の王子 アレム と、その仲間の勇士の手によって討たれた。

彼を倒した剣は神の導きによって与えられた伝説の剣であるとされ、
「魔王殺しの剣」として現在でも大河神殿に奉られている。
また、彼にトドメを刺した勇士は、その呪いを受けて命を落としたとされているが…。

+ ...
マルディリア出身で、主人公の仲間の一人であるキレハは魔王と同じく<狼>の末裔であるとされる。

同じく仲間の一人であるラバンは数々の発言から、魔王を殺した勇士本人であることを匂わせている。
また、ラバンは昔キレハの祖先に「一族の者が人間に戻れなくなったときは、その手で始末してくれ」と
頼まれた旨を語っているため<狼>の一族の者とは何らかの交流があったと推測できる。

本編では語られていないが、ラバンに同胞の始末を依頼した者は、魔王と同じ<狼>の一族の中でも
彼に反対意識を持つ勢力だったとされ、キレハはその一族の出身であるとされる。



『わしに とどめをさしたやつは のろいで死ぬぞ   二人のうち どちらかが 死ぬのだぞ』
―――よいこの神話 4


魔将アイビア

町の外・北西にある遺跡のボスで、タイタスによって不死の魔将にされた者の一人。
明言はされていないが「ヴァラメアの魔女」で語られている女性と同一人物である可能性が高い。

あるときヴァラメアにやってきたタイタス一世と恋に落ち、彼の妻になったとされているが、
「川の娘」ではタイタスの心を射止めるために、彼に 忘れ薬を盛った と記されていたりと
伝承によって描かれ方に差異が見受けられる。

+ ...
「廃都物語」主人公・超戦士ルインが途中から始祖帝と同一人物になっていることを考えると、
彼の恋人である美形魔将アリオスは、魔将アイビアがモチーフになっている可能性が高い。

本編では語られていないが、魔将の中ではク・ルームと並んで、他の魔将よりも立場は上であったとされる。
また、時折地上に出て暗躍し、情報収集や配下への指示を行ったりと、密かにタイタス復活の準備を進めていたとか。
ネス公国の首都ナザリにも出没した可能性を作者がホームページで匂わせている。

各書物によって扱われ方が違うのは、媒体によって個々の脚色が加えられているからであり、
「川の娘」も「ヴァラメアの魔女」も 厳密には事実を正確に伝えてはいない とされる。


『……私は、人々の中から闇を取り出し、血と肉を与えて、夜の種族を造る
……物語には、英雄によって倒される悪が必要であるから……』


魔将ク・ルーム

墓所で戦うことになる強敵で、タイタスによって不死の魔将にされた者の一人。
七度死んでも蘇る事ができるという不死の衣を着ており、完全に倒すことは非常に困難。

タイタスの友人であると同時に最初に魔将になった人物でもあり、
全盛期の竜王(エンダ)と死闘を演じ、結果的に彼女を眠らせることにも成功している。
その後はタイタス二世に仕え、彼が乱心した際には彼を墓所玄室に閉じ込め、
自らの命が尽きるまで、その入り口を守り続けている。

+ ...
本編では語られていないが、魔将の中ではアイビアと並んで、他の魔将よりも立場は上であったとされる。

彼のテーマソング「クーム・ルーム・ディーム」は彼の来歴を記した歌であるが、
その歌詞は、墓所玄室の宝物庫の鍵を開けるための暗号にもなっている。

墓所の地底湖で小船に乗って登場する彼だが、本編では明言されていないものの、
設定上では、竜の塔下層大廃墟の湖や川に登場した渡し守と同一人物であるとされ、
タイタスの命を受けて、要所要所で主人公をサポートしていたものと思われる。
大廃墟の川を渡る際に銅貨を要求するのは、主人公たちの 三途の川の渡し賃 か。
また、彼も白子族と同じく主人公を御子と呼ぶ、船を操ることから、主人公(たち)を川に流したのは彼と考えられる。

あと、エンダの前世の竜に1回食い殺されてるから、本当なら6回倒すだけで命が尽きるんでは?



『……長く、長く待ち続けてきた。だがついに、御子はここまで至れり。
今こそ御身の力を試さん!』


魔将ダーマディウス

古代都市のボスで、タイタスによって不死の魔将にされた者の一人。
魔法は使えないが、馬によって引かれる戦車の上から繰り出される槍の技は壮絶な威力を誇る。

タイタス八・九・十世に仕えた忠実な将軍であり、彼らの命令に従い、多くの人々を殺害した。
特に十世とは関係が深く、彼が魔将になったのも一世ではなく十世の力によるものである。
なお、古代都市は十世の時代から数百年後の十六世の時代を基にしているものと思われるが、
その時代でも変わらずアルケア帝国を守護している。

+ ...
彼は他の魔将と異なり、古代都市の守護を担当しているため、
石人の幻と亡霊によって作られている古代都市の中でも、例外的に本体が存在していると思われる。
魔将になった時点で幽鬼になっているため、本体とは言え実体と言えるかは微妙。
だからこそ忘却界と現実界の狭間にも存在できたとも言えるだろうが…。

本編では語られていないが、十世とは元々敵として出会い、
戦いの中で彼との間に友情が芽生えたため、十世に仕える事になったらしい。
その後、十一世が帝都を訪れた際に交戦、敗北し、彼に仕えるようになったとか。

初回プレイでは、自身の体力が通常時よりも少なくなるという、ありがたいハンデ付きの魔将だが、
初回の古代都市突入までにユールフィンデを倒していない人にとっては、
『ダーマディウス伝』?何それ美味しいの?状態であり、
彼の「おぞましき鉄串」にグリグリと抉られ掘られ涙目になる探索者が続出した。



『……我は都の守人   都の法を犯す者、許さぬ……』


魔将ナムリス

竜の塔下層のボスで、タイタスによって不死の魔将にされた者の一人。
主人公たちが最初に戦うことになる魔将である。

双子の兄・ ナリス の「刃で殺されることは無い」という予言に対し、
「人の手で殺されることは無い」と予言されており、どんな武器も彼には通じないとされる。
タイタスを利用して兄への復讐を果たすが、最期はそのタイタスの手によって
不死の魔将にされてしまい、自分が逆に利用されることになってしまった。

予言のモチーフとなったのはウィリアム・シェイクスピアの記した悲劇の一つ
『マクベス』のものと思われる。(源流はマクベスかと思われるが、彼の見た目と実際の予言の内容から推すと直接のモチーフは『指輪物語』のアングマールの魔王に見出せる)

+ ...
順当な手段では竜であるエンダを仲間にして撃破するのだが(ゲーム的に誘導も仕掛けてある)
プレイヤーが慣れてくるとブラックプティングにかじられたりバイオケーキ投げられたり
使い魔たちにやられたりキレハの鳥を強化されてやられたりデバフかけられてごり押しされたりと
なかなか悲惨な扱いを受ける、Ruinaの中でもネタにされやすい不遇なキャラでもある。
魔将の外衣確定入手や宮殿4人探索などのメリットが大きいのでなおさらである。



『来い……。その命、皇帝陛下に捧げよう……』


魔将ラァグ

小人の塔下層のボスで、タイタスによって不死の魔将にされた者の一人。
かつては一国の王だったが、死を恐れるがゆえに私欲による殺戮を繰り返し、
あるとき竜を殺したときに受けた呪いによって、その肉体は竜と同じものになったとされる。
最期はタイタスに魂を縛られたことで、皮肉にも永遠の命と苦しみを得ることになった。

小人族の住む地下に眠り、炎を身に纏って両手に剣と鞭を持つ姿は、
『指輪物語』に登場する悪魔「バルログ」を髣髴とさせる。

+ ...
カタコトなのは竜と同化した後遺症だと考えられるが、
エンダが最初からすらすら人間語を話しているのとの差がある。
同化元の竜の知能が低いのかもしれない。

属性が見たまんま炎でわかりやすく、対峙する頃には対策が立てられやすくなってるせいか
ネタキャラ・いじられキャラ揃いの魔将の中でもいまいち影の薄いキャラである。



『目覚メ    時ゾ    古キ星   「ニルサ」   ヨ』


や行

夜種王

ダンジョン内で度々主人公一行の前に姿を現す怪人。変態。
神出鬼没な謎の存在で、主人公に勝負を挑んでくることもあれば、
逆に助けてくれることもあるなど、その真意や目的は一切不明。
基本的にはツノの生えたハゲたおっさんだが、場所によって様々な衣装に身を包んで登場する。
戦闘では格闘系の技を得意とし、見た目に反して結構強いが、
一部の武器や魔法が持つ「まぬけ属性」の攻撃には極端に弱いという妙な弱点を持つ。

ツノが生えてること以外は「廃都物語」の作者ゼスと瓜二つであり、
時には彼と同一人物であるかのような素振りも見せる。

+ ...
その正体には謎が多いが、各種夜種王たちは
「別々に生えてるキノコが、地中では菌糸で繋がってるような感じ」 らしく、
同一の存在でも何やら複雑な形態を取っている模様(分身?)。

特定の条件を満たしたときのみ戦うことのできる「真・夜種王」はラスボスをも上回る最強の敵。
負けてもゲームオーバーにはならないが、その場合は全員 すっぽんぽん にされてしまう。


『我が名は夜種王……
ありとあらゆる夜の種族の頂点に立つ男である』

『こんな駄キスでわしを満足させられると思ったか!おかみを呼べい!』


夜種王教授

変態。映画「羊たちの沈黙」のレクター博士が元ネタと思われる。
元ネタの方は書類を留めてあったピンをゴニョゴニョして脱走を果たすが、
先端恐怖症の夜種王教授に同じ芸当は無理だと思われる。

+ ...
パーティメンバーからは大不評な心理テストだが、実は回答によってポイントがつき、獲得ポイント数によって四種の結果に分岐している。
ちなみに「大殺界の卦」が最低点で「たまには現実も見ようね」が最高点。
被害妄想と被愛妄想と電波を心がけて答えるのが高得点獲得のコツ。
夜種王教授は彼なりに主人公の心の秘密を暴いているのだ。


ユリア

帝国時代の人物。タイタスの血を引く者の一人で、古代都市の神殿に幽閉されている。
「夢見の巫女」として予知夢を見せることのできる能力を持つほか、
古代都市や自身の肉体が幻のものであることを見抜いている不思議な女性である。

本来ならば墓所玄室に閉じ込められているタイタス二世の生贄に捧げられる予定だったが、
直前にアークフィアの大洪水が起こったため、それを待たずして死亡する。
しかし、タイタスの計画により、他の者たちとともに死してなお幻のアルケア帝国に囚われてしまうことに。

「ユリア」という名前や「幽閉された美女」という設定を見る限り、
人気漫画『北斗の拳』に登場した同名のヒロインがモチーフだと思われる。
また、モチーフになった作品の内容を考えると、 グラガドリス との関係が気になるところ。

+ ...
おそらくはタイタス十六世の姪で、現代の宮殿に登場する皇女や
主人公とも血の繋がりがある可能性が高い。

本編では古代都市やアーガデウムで会うことができるが、
ボス戦でのゲームオーバー時に助言を与えるキャラとして登場することもあるため、
登場シーンは少ないものの、独特の存在感をかもし出している。

彼女本人は、おそらく大洪水が起きたときに死亡してしまったと思われるが、
自身の部屋が神殿の頂上=かなりの高所にあることや、
主人公がその部屋で眠った際には、最期まで彼女が寄り添っていられたことを考えると、
もしかしたら神殿の頂上までは浸水せずに、即身仏になった可能性も考えられる。


『何じゃ。いくじなし!』


妖精王ユールフィンデ

妖精の塔上層のボス。古き四つの種族のひとつ、妖精族の王。
ここにきてようやく本編の目的と元凶の正体を聞かされることになる。

かつて、森を焼き侵攻を進める人間族の王と魔術による一進一退の攻防を繰り広げた。
しかし一歩及ばず、秘石によって魂を縛られてしまい、帝都の守護者として塔に封じられた。
帝国が滅びてなお幾千年、妖精王は自らを打ち倒す者の到来を待ち続けている。

珍しく 負けてもゲームオーバーにならない ボスキャラクター。
代わりにゲームオーバー時のヒントも聞けないが。
同マップの青色ポイントで攻略法を聞くことができるが、意味が分からないと苦戦するかもしれない。

+ ...
ユールフィンデの話と忘却界最奥での話を聞くに、タイタスが「影」に代わったタイミングは「神帝記」8の頃と思われる。

ちなみに、あの巨大な樹を生やしたのは彼(彼女?)。
もとは宇宙樹の枝でできた杖だったそうだが、宇宙樹とは大河世界の東方、大河源流に存在すると言われる、神々の住む巨大な樹。世界地図にも描かれている。
ただの神話や伝説扱いされているとテレージャは語るが、例に漏れず実在したらしい。


『客人よ、地上の話を聞かせておくれ。河縁に黄金樹はまだ茂っているのか。一角獣は谷間を彷徨っているだろうか』


妖精郷の英雄

デネロスなどから語られる伝説の存在。
時代の節目に、大河の岸辺に流れ着き、英雄的な行為を行って、どこかへと去った者達の事。

+ ...
おそらくは、主人公と同じようにタイタスの憑代となるべくして育った者の事だと思われる。
しかし彼が「ここまで来たのはそなたのみ」と言っている事から、
候補者達はタイタス一世の玄室にたどり着く事なく道半ばで倒れたり、
家庭を得て冒険をやめてしまったのだろう。
(カムールが子孫なので子供作って定住した奴が最低1人はいる)


ら行

竜王

竜の塔下層に封印されている竜族の王。
帝国時代、まだ魔将でなかった頃のク・ルームと戦うが、
噛みついた際に彼が飲み込んでいた秘石の魔力で魂を縛られ、眠りにつかされてしまう。

その後、タイタスによりアーガデウムの守護神として塔の中に封印されてしまうが、
新たに卵を生み出し自ら転生を行うことで、縛めからの脱出を試みている。
パーティメンバーの一人である竜人(エンダ)は、この竜王が転生した姿である。

+ ...
本編では語られていないが、ダンジョン内に登場する特定の竜たちは
竜王が転生する際に分離してしまった力の一部であり、
戦って倒すことで竜人(エンダ)と同化していってるらしい。
そのため仮に各竜を全て倒さずにクリアしてもエンダのその後に影響はなさそうである。

余談だが、実際のゲーム中でも竜人(エンダ)は
「他のキャラクターと比べて眠り状態になりやすい」という性質があり、
ある意味では竜王だった頃の名残が残っていると言えなくもない。


     …………去れ!
     忌まわしい血を継ぐ者よ!      


ルイン

超戦士ルイン。古代の作家・ゼスが記した人気小説「廃都物語」の主人公で、本編では架空の人物。
当初のモチーフはタイタス十一世だったが、途中から始祖帝と同一人物ということになっている。
決め台詞は 「お前の名前はもう忘れた」

宿命のライバル・美形魔将アリオスとの出会いや、
古代種族四天王との戦いを経て、異次元宇宙へと旅立つが…。

元々は、アルケア帝国を後世の人間に伝え、アーガデウムを永遠のものとするために
タイタス十六世がゼスに執筆を依頼した作品の登場人物で、
その目論見は三千年後、主人公やテオルの手によって現実のものとなる。

+ ...
作中では、かなりぶっ飛んだ脚色が加えられているようで、
モデルとなったタイタス十一世の面影はほとんどないと思われる。

墓所玄室では、そのタイタス十一世本人と戦うことができるが、
その際には後悔と悲哀に満ちた意味深なセリフを聞くことができる。


『お前の名前はもう忘れた』

『忘れ去られよ……。俺のことも、俺の為した過ちも、すべて!』
―――タイタス十一世


ルギルダ

妖精の塔の泉に住む精霊、のようなもの。
昔は英雄の手助けをしていたらしいが、今は探索者をからかって暮らす。

神秘的な雰囲気の美しい女性で、彼女の住む泉に長剣/銀の剣/手斧を落とすと、
イソップ寓話の「金の斧」を髣髴とさせるイベントが起こる。
が、元ネタどおりに正直に答えれば良い場合もあり、そうでない場合もあるため、一筋縄ではいかない。

泉で釣り上げて限定的ながら仲間にできたり、何故かランダムダンジョンでも会えたりする上、
着替えを覗けたり、クリスマスプレゼントをくれたり、ギャル文字を駆使したりと、
個性派揃いのサブキャラ中でも屈指の存在感を発揮。

また、習得技能に水属性魔法等いかにも泉の仙女らしいものと並んで「挑発」がある。
彼女の性格・性質を如実に表していると言える。

+ ...
魔術師ルートの固有ダンジョン・星幽界にある月の神殿では
彼女に非常によく似た「月の精」を名乗る女性が登場する。
同一人物の可能性が高いが、彼女自身は初対面だと言い張るため真相は定かではない。

あと、昔手助けした英雄って、誰のことなんだろうか。



『…………えらい』

『……ところで、ヌメヌメしたものは好き?』


レナ

盗賊ルートでのみ存在が語られる女盗賊で、パリスとチュナ(と主人公)の育ての親。
主人公の出生の一つである「罪人の遺児」の「罪人」とは彼女のこと。
酒場ひばり亭の女将・オハラの元・相棒で、かつては 美少女怪盗レナ&オハラ として
西シーウァ王国で義賊活動をしていたらしい。

作中では既に故人であり、本編の十二年前に西シーウァ王国に関わる重要な赤ん坊を拾ったことで
ホルム領主 カムール によって捕らえられ、処刑されたと語られている。
彼女の子供たちはカムールの温情によって秘密裏に匿われていたが、後に出奔して現在に至る。

本編では一言も本人のセリフがないため、具体的にどんな人物だったかは不明な部分が多いが、
少なくとも黒髪の女性だった点と、真面目で不器用な性格をしていたという点は確認できる。

+ ...
彼女が拾ったとされる赤ん坊とは、おそらくチュナのことであり、
アーガデウムでのタイタスの発言から、チュナが大シーウァ王国の建国王アレムの血を引く、
シーウァの王女だったことが推測できる。


『レナがここの領主を恨んでるかは分からないわ
いくら元相棒でも、あたしにとっては他人の心だもの。だいいちもう死んでるし』
―――オハラ


わ行・数字・英字

3人の魔女

町の外の荒野で会うことが出来る謎の老婆の一団で、怪しげかつ意味深なことを話す。
選択肢によっては攻撃することも可能で、勝利すれば殺害することも出来るが、
その場合は彼女たちの呪いによって主人公のカルマ値(悪人度)が大幅に上昇してしまう。

モチーフとなったのはウィリアム・シェイクスピアの記した悲劇の一つ『マクベス』に登場し、
主人公マクベスに「王者となる人物」と予言をした3人の魔女か。
また、『魔法陣グルグル』のヒロインの育ての親、通称・魔法オババの要素も含まれていると思われる。

+ ...
モチーフになったと思われる『マクベス』の主人公マクベスは、王になるという予言以外にも、
「森が動きでもしない限り、負けることはない」「女の股から産まれた者に、殺されることはない」
という予言も受けており、確かにその全てが真実となったが、最終的には非業の死を遂げることとなる。

本作でも3人の魔女に占いを頼むと、「 4つの宝 を手に入れれば、帝王になれる」
という予言を聞くことができるが…?


『イーヒッヒッヒ!』
『イイーヒッヒッヒ!』
―――魔女A&B

  • ↑ゲーム内の流れでいくとタイタス。作者ホームページの流れから邪推するとアイビアの可能性もゼロではない、くらい。けどまぁあのテオルの性格から考えて魔将になった自分と同列の魔将アイビアを師と呼ぶとは考えにくいからやっぱタイタスだろうね。 -- (名無しさん) 2012-07-13 01:40:53
  • アイビアとク・ルームが他の魔将より上ってのは、役割考えると納得。他の奴らは主人公を単なる敵としか扱ってないが、この二人だけは -- (名無しさん) 2013-06-18 19:57:22
  • この二人は、主人公を助けたり、倒される悪として振る舞ったりと、より核心的な振る舞いをしている。 -- (名無しさん) 2013-06-18 19:59:44
  • アイビアは分からないけど、ク・ルームは一世の膝元である墓所で憑代の選別という大役を任されているので特別だろうね。倒した時タイタスを奴呼ばわりする辺りも格上っぽい。 -- (名無しさん) 2014-07-20 17:12:58
  • イグナティウスって何者なんですか、知ってる人いたら記事加えてくださいお願いします -- (名無しさん) 2014-07-23 16:26:01
  • 妖精王は載せないんですか? -- (名無しさん) 2015-08-20 23:30:33
  • ↑×2 アイビアとク・ルームの他の魔将との違いは「影を作る前()」 -- (名無しさん) 2021-07-23 16:03:42
  • ↑×2 アイビアとク・ルームの他の魔将との違いは「影」を作る前(狂う前)のタイタスを知っていること、だと思われる。 -- (名無しさん) 2021-07-23 16:04:25
  • ハァル神の名前の元ネタだけど北欧神話のオーディンの呼び名のひとつにハール(高き者)っていうのがあるようだ -- (名無しさん) 2021-12-03 00:51:02
  • ゼペックの余談部分なんだけど、設定資料集のレンデュームの説明で「~現在、レンデュームの長は騎士としてホルム伯に仕えている。」と書かれてるのでやはりゼペックが長らしい -- (名無しさん) 2022-09-25 20:16:05
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー