ギャングスタとアルター社


サードストリートセインツ(3rd Street Saints)

我らがセインツ。主人公が仕切る、この街で最古参のギャング。
前作でスティルウォーターの全てを手に入れたが、今作では没落した状態から始まる。
チームカラーは紫。スタイルはプレイヤー次第。

プレイヤー(Playa)

主人公。
前作エンディングで爆発に巻き込まれた後、2年と約1か月の間、刑務所内で昏睡状態に陥っていた。
今回はジュリアスが消え、消滅したセインツを再建し、リーダーとなる。
少々残虐な性格だが、信頼できる仲間は守り、その仲間がやられた時は復讐に行くなど、意外と部下思い。
因みに前作とは違い、普通に喋る。
ムービーでは主にVice9を愛用している。

カルロス

主人公の最初の仲間。刑務所内で彼と会うことで主人公は脱獄を決意する。
彼がいなければこのゲームは始まらない。
序盤に色々手引きしてくれる、新たなるセインツの実質最初の幹部。
ニット帽をかぶり、上半身は常にタンクトップ。
担当はブラザーフッド。

ジョニー・ギャット(Jonny Gat)

前作でも主人公の相棒だった男。主人公が眠っている間に、300件以上の第一級殺人(本人曰く、時効済みのものもある、との事)で逮捕・起訴された。法廷で一方的な弾圧裁判を受けていたところを主人公に助けられ再会する。
暴力で物事を押し通すことが特技。
今回もムカついた相手には誰彼かまわず銃を突きつける。
その性格が災いして、今回も敵に殺されかける。
だがセインツのメンバー、特にボスとは気が合う為か、良く手助けをする。
愛銃はK6。
様々なシーンで、ジョニーの強さを見る事ができる。

ピアース

黒人系の青年。堀の深い顔とごつい体形が特徴。セインツの主要メンバーの中では一番ワリを食っている感がある上、地味。よくショーンディに(ついでにジョニーにも)出し抜かれる。
割と堅実派で、金を盗りに行く時も綿密に計画を立てる。
大体その計画は無視されるが。
因みに口癖は、「ひねくれてんぜ。」
作中で2,3回言っている。
担当は「一応」ローニン。

ショーンディ(Shandy)

セクシーなイイ女。作中では美貌を活かして様々な男(主に元カレ)から情報を引き出す。
CGとはいえ彼女のヒップに興奮してしまうのは、やんごとなき本能である為なんら恥じる事は無い。
物凄い厚化粧に思わず引く者もいると思うが、それも魅力だ。
ハッキングが割と得意らしく、ヤクにやたら詳しい。
さすがに戦闘は不慣れな様で、ボス曰く「作戦担当」である。(本人は納得いかない様子だが)
担当はサンズ・オブ・サムディ。

デックス(Dex)

かつて3rd Street Saintsのサブリーダーだった人物で、シナリオでは声のみの登場だったが、DLC#2で表舞台に登場。
Saintsを離れた後、アルター社の保安部のTOPを務めていたが社内の権力争いに負け、スティルウォーターから逃亡する。
逃亡時に、部下のケイティより「夜逃げみたいですね」と言われる。

ギャット曰く「裏切り者」。

ジュリアス(Julius)

前作のキャラクター。前作におけるサードストリートセインツのリーダー。
今作は隠しミッションでのみ登場。主人公の命の恩人であり、仇敵。
当然ボスはジュリアスの事を恨んでおり、殺したいとさえ思っている。
今は観光地と化したあの教会の案内役になっている。

ブラザーフッド(BrotherHood)

チームカラーは赤。メンバーの多くをネイティブアメリカン系が占める。
大型のピックアップトラックや4WDジープを駆使した派手な走行を好む。主な仕事は武器の密売と恐喝。
全員が刺青をしており、その刺青を見せびらかすような露出度の高いファッションを愛用しているのが特徴。
縄張りはマップ南部。

メンバー

マエロ(Maero)

このチームのリーダー。ネイティブ系の大男。体のいたるところに刺青を彫っている。性格はある程度冷静だが、キレると手がつけられない。一代で組織を大きくした自負があるため、没落したセインツのことを見下している。
相手には常に高圧的な態度で、交渉がド下手。
成人男性をガラスに押しつけて突き破るほどの腕力があり、車の扱いにも長けている。
一時的に協力する事もあり、体力も多い。
愛車は極端にハイリフト化したモンスタートラック。

ジェシカ(Jessica)

マエロの恋人。ポニーテールの髪形をしている。
我らがセインツのショーンディにイヤミを投げつける嫌な女。
あるミッションでマエロの敵討ちの為、部下を使いカルロスに手を出すなど相当なマエロ思い。
だが、この一連の行動の代償は大きかった。
愛車は赤/白ツートーンのPhoenix。

マット(Matt)

ロックバンドのギタリスト兼彫師。
マエロ曰く「ギターより刺青の方が上手い」。
あるミッションでは腕を潰され、あるミッションではレンガで殴られる等散々な目に遭う。
因みに、マットはブラザーフッドが具体的にどう言う事をしているのかを知らない。

ドニー(Donny)

前作のギャングの一つウエストサイドローラーズ(Westside Rollers)に所属していた自動車整備士。本作でも車を整備するポジションにいついている。
前作以上にヘタレ化が進行しており、未だに亡くした女のことを忘れられないでいたり、主人公の脅しに簡単に屈する。チームを信奉したり忠誠を誓ったりといった様子はなく、単に自動車整備に携われるという理由だけで所属している模様。
愛車はかつてリンのものだったと思われるVoxelだが、配色がチームの色に合わせて変更されている。
最終的にブラザーフッドからも逃走するが、その後の生死は不明。
銃を突き付けられただけで仲間の車に爆弾をつけて回る、そのギャングに似合わぬ異様にビビりな性格。
ある意味、ベテラン・チャイルド以上のカスである。

ローニン(Ronin)

チームカラーは黄色。日本のヤクザの息子が運営している日系ギャング。雰囲気を出すために日本語を喋ってはくれるが無理矢理感溢れるのはご愛嬌。メンバー全員が日本刀を帯刀している。(ただし、腰に帯びるのではなく背負っている)
服装はレザーファッションで、刀を持つ女子の姿はちょうど『キル・ビル』を彷彿とさせる。(製作陣のインタビューによると、どうやら『キル・ビル』などのタランティーノ作品をリスペクトしたのは事実らしい)
その影響もあり、作中で唯一バイクを操るチームでもある。主な仕事はカジノの運営等のエンターテイメント産業。
縄張りはマップ北部。

ショーゴ・アクジ

リーダー。肩書きに似合わない小心で情けない男。
ドニーと揃ってヘタレのツートップ。
父親に認めて貰おうと涙ぐましい努力をするが、
その努力とはセインツを潰す事で、その基本的なやり方は部下を使う事だ。
その他の行動にも色々問題があり、最期はとんでもない目に遭う。

ジュンイチ

ショーゴの側近。スキンヘッドで大柄な男。義を重んじる性格で、ショーゴに対しても一応の忠誠を示す。
彼の方が人を統べる能力に優れており、戦略手腕もある。が、プライドが高く一度決めた獲物を他人に渡すことを許さず、部下の助力さえ拒む。時折日本語でしゃべることがある。ショーゴに対しさまざまな助言をするも突っぱねられることが多い。
背中に刀を2本差している。柔道も習っているらしい。
本来ならショーゴとは立場が逆でもおかしくない男だ。

カズオ・アクジ

オヤブン。ショーゴの父で、日本の暴力団を組織する大物。ショーゴの失態を知りアメリカへ渡る。他人の実力を見極める能力に長けているが、息子に関してはやはり若干甘かった。
一応アメリカの方はショーゴに任せてはいるが、最終的には、「こやつの事などどうでもいい」とまで言いだす始末。
上の二人より更に無理矢理日本語を喋っている感が強い。決戦の際に喋る日本語はあらゆる意味で絶妙なので、一度は全パターン聞いておくべき。
尚、アルターと若干関係を持っていた模様。

サンズ・オブ・サムディ(Sons of Samedi)

チームカラーは緑。ハイチ難民を中心とした黒人系ギャング。白熱電球にカモフラージュされた新しい合成麻薬“ロア・ダスト(Loa Dust)”を、若者を中心に販売して利益を上げる(ちなみにこのロア・ダストの原材料は、大麻のような植物性の麻薬であると思われる)。70~80年代ローライダー風の旧車を改造して乗り回している。
縄張りはマップ中部。

ジェネラル(General)

紳士的な態度と服装が印象的な、このチームのリーダー。熱心なブードゥー教の信者でもある。
顔は微妙に怖いが、常に丁寧語(Don'tなどの略称系を使わずDo notという、部下をジェントルマンと呼ぶ、など、日本語版でも字幕は丁寧語で書かれている)で喋る。
幹部たちにも優しい。
本名は不詳で、アメリカに来る前は、ハイチ軍の将軍だった。
K6やVice9を飾り付けた6輪の特注リムジンに乗って移動している事が多い。

ミスター・サンシャイン(Mr.Sunshine)

ブードゥの秘術を使う初老の男。ドクロが取り付けてある杖やナタを愛用しているようで、ムービーシーンではたいてい所持している。ともかく冷酷かつ残酷で、自分たちの命令を聞かない連中の見せしめに手近な一人を殺したり、浮浪者を薬物漬けにした上で自分の命令を聞かせたりと、なかなかの非道男。ジェネラルとは信頼関係にあり、奴に対する忠誠心は本物。
やたら目力が凄く、あるミッションで恐ろしい秘術を使いまくる。

ベテラン・チャイルド(Veteran Child)

サムディのドラッグ部門を統括する男。表向きはDJをしているが、多数の女性を口説いては麻薬におぼれさせる最低のスケコマシ野郎。
おまけに小物で、ボスをたらい回しにするわ、ショーンディを拉致るわ、挙句の果てには元カノを盾にしてくるわと、
4つの各ギャングの幹部達の中でもある意味最高のカス野郎。
89.0ジェネックス・ラジオで彼の曲がよく聞ける。

アルターコーポレーション(Ultor Corporation)

日本語版では単にアルター社と表記する。表向きには市に多額の資金を投資によって街を再開発し、市内から犯罪を駆逐するために日々努力することを謳う優良企業
だが、実態は市内の経済を牛耳り、ギャング同士の抗争を裏で操って地価を操作し、警察までも従える諸悪の根源。
私設軍隊ともいえる武力を保有しており、自社の製品で武装させている(一例をあげると、今作より登場したSKR-9 TheartやAS14 Hummerなどの武器はアルター社の製品である)。
かつて主人公たちの所属するサードストリートセインツの始まりの地であり、この作品のタイトルにもなっているセインツロウ地区は、現在は再開発によりアルター社の本社および傘下企業や施設が軒を連ね、一部の住宅と、かつてセインツが根城にしていた教会を除いて原形をとどめていない。
キャッチコピーは「A brighter future, and a better life.(明るい未来、そしてよい生活)」で、ビルや看板はおろか自社の装甲車や戦闘ヘリにまで書いてある徹底ぶり。多くのラジオ局のスポンサーにもなっているようで、数分に一回はCMとともにキャッチコピーが流れる。あるラジオ局は、一定のミッションを完了すると名称がアルター社のものに変わる(買収された?)。

デイン・ヴォーゲル(Dane Vogel)

アルター社のCEO。表向きは奇麗事を並べてはいるが、実際は利益のためならどんな汚いことでも平気でする男で、上記の悪行も彼によるものである。商売と一般大衆を欺く才覚は一流だが、悪党としては小物。
しかし、ギャング相手に1人で話をしに来たりする度胸は備わっている。
セインツ・ローニン・ブラザーフッドと軽く関わっている。

トロイ・ブラッドショー(Troy Bradshaw)

前作から続投。潜入捜査官から市警本部長にまで出世するが、これはデインに実力を買われてのもの。
なので厳密にはアルター社の社員でこそ無いが、アルター社のほぼ言いなりになっている。しかしトロイ本人はアルター社の行動を良くは思っていないようだ。
かつてセインツロウに潜入していた捜査官で、前作でのギャング闘争からは一定の距離を置いていた。結果的に主人公はトロイの弱みを色々と握っていることになり、とある条件を満たすと仲間にできる。

その他の人物


アイーシャ

前作から登場の歌手。ジョニーの彼女。
前作ではヴァイス・キングスの運営するレコード会社に所属していたが、
施設爆破の際に死んだ、ということにして組織を脱出する。
そのため今作でも表向きは死亡扱いである。
現在はジョニーと同棲中。
未だに追悼アルバムを出しているらしい。
出し過ぎなのか、オープニングで「よくCDをだすな」と言われている。
基本的にはカタギの人物なので、ギャング同士の争いは嫌っている。

ミスター・ウォン

前作でも登場したチャイナタウンの長。英語が若干不得手なため、常に通訳を連れている。
とある勢力により愛犬サディを殺された因縁で、その時たまたまアジトに居たことから、ミッション終盤に加勢してくれる。
残念ながら今回は仲間にすることは不可能。

トビアス

パイロットのライセンスを持つ男。常に上半身は裸のうえに裸足である。
サンズ・オブ・サムディのミッションで協力関係になる。ミッション後、仲間として呼び出せるようになる。
彼の「これが冗談に見えるか?」のシーンは劇中でも屈指の名場面。
嫁と同じく前作で登場していると思われる。

トビアスの嫁(Lola)

主婦。一介の主婦ながらドラッグの製造・解析・販売までこなす。(しかも売り始めたきっかけは『ピアノのお稽古より儲かるから』であり主人公に『結婚記念日のプレゼントなら鍋かフルオートショットガンが喜ぶだろう』と言わしめる奇人中の奇人っぷりを発揮する)
前作のデリバリーで登場した婦人と同一人物と思われる。

スカウト(The Pimp)

エステティシャン(=売春婦)のスカウトマン。日本語ではポン引きとも。
主にRed Light地区・Projects地区・Barrio地区・Factories地区などの貧困地域にいる。
ギャング扱いになっているがチームカラーやリーダーが存在せず、いくら殺しても悪評度が付かない(ただし増援は来る)。
電話で555-7467にかけると例え本来いない地域でも車に乗って現れ、プレイヤーに襲い掛かってくる。

××××ゾンビ

前回同様、お馴染みのゾンビ。
前回の時に掛けた電話番号で仲間として呼び出せるようになる。
出現方法のタイミングは物語を進めれば分かるだろう。
ストーリーのネタバレを考慮して名称を一部伏せさせて頂きました。

テラ・パトリック(Tera Patrick)

DLC第一弾を導入すると登場。
同名のポルノスターを元に、ゲームに「出演」させたもの。

グリフォン

DLC第二弾を導入すると登場。
アルター社の最高経営者。
デイン・ヴォーゲルが殺害されたので、その後任としてCEOに就任した。
元々は同じアルター社の役員であるDEXと親しい間柄だったが、
アルター社の権力争いの果て敵対関係となり、主人公に助けを求める。

リン

旧サードストリートセインツの一員。ウェストサイドローラーズ担当で、潜入捜査のため彼らの色である青い服を着ていた。
ドニーに取り入り情報を主人公に流すも、バレて殺されてしまう。
そのため今作では登場しないが、ドニーの絡むミッションで名前だけ出る。

ベンジャミン・キング

前作で登場した敵対ギャングの一つ、ヴァイス・キングスのボス。
部下に裏切られたため、セインツに寝返る。
旧セインツのボス、ジュリアスは元はヴァイス・キングスの一員でキングには借りがあった。
今作では登場しないが、会話の節々で彼の名前が上がることがある。
現在は自伝を書いている。

ルース

前作に登場していた女性。今作では、アクティビティに登場する。
以前は敵対ギャングのロスカルナレスのエンジェルの恋人だった。
現在は衣料品店の店員さんのお仕事をしている。
スティール・ウォーターから逃亡しようとしていた、エンジェルが主人公により殺害されたが、
セインツを恨むどころか、逆にサプリの取引に同行してくれるように、主人公に依頼する。

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最終更新:2017年05月18日 10:35