saiでベース塗り2
saiでベース塗り1の続きです
「線画066後列」の翠雛蒼を例として塗っていきます
★saiによるベース塗り手順-1(線画の読み込み・背景透明化と背景レイヤーの作成→保存)
1)線画を開く
PNG形式の線画を使って説明を進めていきます。
線画を保存しておいた場所からSAIにドラッグ&ドロップするか、
または上のメニュー「ファイル」→「キャンバスを開く」から開きたい線画を選択すると…
線画を保存しておいた場所からSAIにドラッグ&ドロップするか、
または上のメニュー「ファイル」→「キャンバスを開く」から開きたい線画を選択すると…
線画が開きます。
ここでレイヤー名を「レイヤー1」から線画ファイルと同じ「線画066後列」に変更します。
レイヤー1をダブルクリックすると「レイヤー名」ダイアログが表示されますので
レイヤー1をダブルクリックすると「レイヤー名」ダイアログが表示されますので
「線画066後列」に書き換えて「OK」をクリックすると、レイヤー名が変更されます。
今、線画レイヤーは薄い青紫色で左側に目玉アイコンと鉛筆アイコンが表示されています。この状態を「アクティブ」と言います。
目玉アイコンをクリックすると、目玉アイコンが消えて線画レイヤーが非表示になります。レイヤーの表示非表示はこの目玉アイコンをクリックすることで切り替えられます。
目玉アイコンをクリックすると、目玉アイコンが消えて線画レイヤーが非表示になります。レイヤーの表示非表示はこの目玉アイコンをクリックすることで切り替えられます。
2)線画レイヤーの背景透明化
線画は白い背景に黒で線が描かれている状態なので、この白い背景部分だけを透明にします。
上のメニュー「レイヤー」→「輝度を透明度に変換」(α 8(b)以前は「線画をレイヤー化」)で、白い部分が自動で透明になります。便利な機能ですね。
上のメニュー「レイヤー」→「輝度を透明度に変換」(α 8(b)以前は「線画をレイヤー化」)で、白い部分が自動で透明になります。便利な機能ですね。
おや?一見なんの変化もありません。
SAIは色が塗られていない透明部分も白が塗られている部分も同じく白で表示されてしまうので、区別がつかないのです。
SAIは色が塗られていない透明部分も白が塗られている部分も同じく白で表示されてしまうので、区別がつかないのです。
3)背景レイヤー作成と塗りつぶし
まず新規レイヤーを作りましょう。
今はレイヤーが1枚しかないので線画レイヤーが自動的にアクティブになっていますが、レイヤーが複数ある時は表示状態(目玉アイコン点灯)で選択(クリック)したレイヤーがアクティブとなります。
アクティブにしたレイヤーにだけ作業が出来るのです。
今はレイヤーが1枚しかないので線画レイヤーが自動的にアクティブになっていますが、レイヤーが複数ある時は表示状態(目玉アイコン点灯)で選択(クリック)したレイヤーがアクティブとなります。
アクティブにしたレイヤーにだけ作業が出来るのです。
赤枠のアイコンをクリックすると、アクティブである線画レイヤーの上に新規レイヤーが作られます。
新規レイヤーがアクティブになったので、レイヤー名を「背景」に変えておきましょう。
この背景レイヤーは塗り残しチェックに使うので、お好みのどぎつい色に塗りつぶします。
新規レイヤーがアクティブになったので、レイヤー名を「背景」に変えておきましょう。
この背景レイヤーは塗り残しチェックに使うので、お好みのどぎつい色に塗りつぶします。
上の方にある虹色の輪(カラーサークル)のアイコンをクリックします。
するとカラーサークルが表示されます。
外側の輪にある小さい丸をドラッグすると、真ん中の正方形の中の色が変わります。次に正方形の中の小さい丸をドラッグするとスポイトマークが表れ、カラーサークルの右下にある選択色が変わります。目的の色になったらドラッグを止め、カラーサークルのアイコンをクリックして非表示にしておきます。
外側の輪にある小さい丸をドラッグすると、真ん中の正方形の中の色が変わります。次に正方形の中の小さい丸をドラッグするとスポイトマークが表れ、カラーサークルの右下にある選択色が変わります。目的の色になったらドラッグを止め、カラーサークルのアイコンをクリックして非表示にしておきます。
作業の中で自分で色を作らなければならないのは、この背景色だけです。作業中違う色にしたくなったら変えてしまって構いません。
背景レイヤーがアクティブであることを確認し、上のメニュー「レイヤー」→「レイヤーを塗り潰す」またはCtrl+Fで
背景レイヤー全面が先程選択した色で塗りつぶされ、線画が見えなくなります。
背景レイヤーはその名の通り他のレイヤーの「背景」ですから最下層にある必要があります。レイヤーの順番を入れ替えましょう。
アクティブレイヤーを任意の順番にドラッグ&ドロップすると順番が入れ替わります。
アクティブレイヤーを任意の順番にドラッグ&ドロップすると順番が入れ替わります。
↓
線画が見えるようになり、2)の工程も成功していたことがわかるようになりました。
※貼り付けた線画は、絶対に移動ツール等で動かさないようにして下さい(ctrl+ドラッグでも動いてしまうので注意!)
もし動かしてしまい、定位置が分からなくなった場合は最初からやり直してください。
もし動かしてしまい、定位置が分からなくなった場合は最初からやり直してください。
4)複数枚の線画を担当する場合
実際の作業では、連続した線画2~3枚を1つのファイルでベース塗りしておくケースがあります。
その時は今のファイルに線画を追加して貼り付けます。
その時は今のファイルに線画を追加して貼り付けます。
上のメニュー「ファイル」→「キャンバスを開く」で追加したい線画を開きます。今回は「d16-3後列」を開くことにします。
追加したい線画が表示され、画面下の方のタブも追加されました。
このタブをクリックすることで作業できるファイルを切り替えることができます。
タブが青くなっている方が今画面上に表示されているファイルです。
タブが青くなっている方が今画面上に表示されているファイルです。
追加したい線画ファイルを表示した状態で、上のメニュー「選択」→「全て選択」またはCtrl+Aで全体を選択、「編集」→「コピー」またはCtrl+Cでコピーし、貼り付け先のファイルに切り替えます。
追加線画は線画066後列レイヤーの上に貼り付けることにします。
アクティブにしたレイヤーの上に貼り付けられるので、線画066後列レイヤーをアクティブにして、上のメニュー「編集」→「貼り付け」またはCtrl+Vで追加線画が貼り付けられました。
アクティブにしたレイヤーの上に貼り付けられるので、線画066後列レイヤーをアクティブにして、上のメニュー「編集」→「貼り付け」またはCtrl+Vで追加線画が貼り付けられました。
とりあえず貼り付けておいて、後からレイヤーの順番を入れ替えても構いません。
線画の背景透明化やレイヤー名変更を追加線画レイヤーにも同じように行っておいてください。
線画の背景透明化やレイヤー名変更を追加線画レイヤーにも同じように行っておいてください。
5)データをsai形式で保存する
上のメニュー「ファイル」→「キャンバスを別名で保存」
種類は「SAIキャンバス」にして保存します(ファイル名は適宜変更して下さい)。
以降、データの保存のタイミングは特に指定しませんが、作業の合間になるべくこまめに行ってください。
※SAIは31日間の使用期限があります。作業中に使用期限切れになった場合、データ保存は一切できなくなるので注意して下さい!!
saiでベース塗り3へ続く
添付ファイル
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