雑記、SS、長文はここで書いていきましょう。
ネズミ先生
クエストの途中、兵士達は長老たちの村と言う場所から送られる。
兵士達は約50人程の小さな軍隊だが、特別な訓練を受けた強い兵士ばかりだ。
しかしプレイヤーの村に行く途中、謎の軍に奇襲される。
その攻撃は凄まじく、ほとんどの兵が死傷。
生き残った兵も村に着くまでに倒れてしまった。
兵士達は約50人程の小さな軍隊だが、特別な訓練を受けた強い兵士ばかりだ。
しかしプレイヤーの村に行く途中、謎の軍に奇襲される。
その攻撃は凄まじく、ほとんどの兵が死傷。
生き残った兵も村に着くまでに倒れてしまった。
その中で一匹だけ、攻撃も受けず生き延びた兵士。
それがねずみ先生だ。
ネズミ先生は自分の仲間の死を悲しんだ。
しかし死んでいった仲間の為にも、どうにかして村まで辿り着かないといけない。
ねずみ先生は一人でプレイヤーの村まで辿り着いたのであった。
ねずみ先生は一人でプレイヤーの村まで辿り着いたのであった。
プレイヤーの村では平和が続いた。
しかしねずみ先生は訓練を絶やさなかった。
散っていった兵士の為にも、と。
しかしねずみ先生は訓練を絶やさなかった。
散っていった兵士の為にも、と。
ある時、突然村の偵察隊がこちらの村に向かう兵士達を見つけた。
援軍!?いや違う。奇襲だ!
援軍!?いや違う。奇襲だ!
村民は突然の攻撃に慌てていた。
この村にいる兵士は、ねずみ先生だけだ。
ねずみ先生は仲間の事を思い出していた。
(お前達の繋いでくれた命、無駄にしたくはないが、今はこの村を守らないといけないんだ)
そう心に誓い、ねずみ先生は一匹で、まだ遠くにいる奇襲の軍へと消えていった。
2009/02/06 著者:名無し
開拓者
村で育った幼馴染の開拓者3人。力持ちのフィリップ。賢いローザ。優しいマルク。
そんな3人に、ある日長老が話を切り出してきた。
そんな3人に、ある日長老が話を切り出してきた。
「この村も大きくなった。次の村を作るために、お前達が新たな村となる場所を探してくるんじゃ」
3人は、長老の言葉を聞き、喜びを感じると共に不安も覚えていた。
しかし、出発の朝は待ってくれない。
3人は僅かな資源を荷車に乗せて、未知なる大地へと旅に出るのであった。
険しい山道、危険な草原、霧が立ち込める沼地、流れの激しい川。
旅は困難を極めた。しかし、3人はその困難に友情という力を持って立ち向かった。
その中で、ローザはフィリップに思いを寄せつつあった。
自分達を必死で守り、時に傷つき血を流そうとも、フィリップはいつも先頭に立って、ローザとマルクを導いていた。
一方、マルクはローザの気持ちに気付き始めていた。当然だ。そうマルクは思っていた。
食事を作ったり、火を起こしたり、水を汲んできたり、自分はそれだけしか出来ない。
ローザが幸せになるのなら、それで良い。マルクはそう思いながら、2人の事を見守っていた。
やがて、3人は新たな村となる場所に辿りつく。
長老の要望どおりのその場所は、夕日に照らされ、金色の色を放っていた。
しかし、出発の朝は待ってくれない。
3人は僅かな資源を荷車に乗せて、未知なる大地へと旅に出るのであった。
険しい山道、危険な草原、霧が立ち込める沼地、流れの激しい川。
旅は困難を極めた。しかし、3人はその困難に友情という力を持って立ち向かった。
その中で、ローザはフィリップに思いを寄せつつあった。
自分達を必死で守り、時に傷つき血を流そうとも、フィリップはいつも先頭に立って、ローザとマルクを導いていた。
一方、マルクはローザの気持ちに気付き始めていた。当然だ。そうマルクは思っていた。
食事を作ったり、火を起こしたり、水を汲んできたり、自分はそれだけしか出来ない。
ローザが幸せになるのなら、それで良い。マルクはそう思いながら、2人の事を見守っていた。
やがて、3人は新たな村となる場所に辿りつく。
長老の要望どおりのその場所は、夕日に照らされ、金色の色を放っていた。
「・・・やったな」
「・・・ああ、着いたな」
「・・・ああ、着いたな」
フィリップとマルクはお互いを称え、堅い握手を交わした。
ローザはその2人を見て微笑んだ。そう、これで3人の仕事は終わったのだ。
翌朝、村から連れてきたハトの足に手紙をくくり付けたマルクは、それを空へと飛ばした。
何日先になるかは分からないが、移民者が来る日も近い。
それに、ローザとフィリップが結ばれる日も・・・。
胸が締め付けられるような思いに駆られながらも、マルクは平静を装って、空の雲を眺めていた。
その時、ローザの叫び声が静寂を切り裂いた。
ローザはその2人を見て微笑んだ。そう、これで3人の仕事は終わったのだ。
翌朝、村から連れてきたハトの足に手紙をくくり付けたマルクは、それを空へと飛ばした。
何日先になるかは分からないが、移民者が来る日も近い。
それに、ローザとフィリップが結ばれる日も・・・。
胸が締め付けられるような思いに駆られながらも、マルクは平静を装って、空の雲を眺めていた。
その時、ローザの叫び声が静寂を切り裂いた。
「どうした・・・!」
急いでローザの元に駆けつけたマルクは言葉を失ってしまう。そこには、見知らぬ男達の姿があったのだ。
盗賊。
最悪の言葉がマルクの頭の中にこだまする。旅の途中で何度か困難には遭遇したが、盗賊ほど達の悪いものはない。彼らは容赦がなく、また脅しが効かない。
マルクはフィリップの姿を探した。人数的には、それほど多くない。フィリップがいれば・・・。
盗賊。
最悪の言葉がマルクの頭の中にこだまする。旅の途中で何度か困難には遭遇したが、盗賊ほど達の悪いものはない。彼らは容赦がなく、また脅しが効かない。
マルクはフィリップの姿を探した。人数的には、それほど多くない。フィリップがいれば・・・。
「あ? 探してるのは・・・こいつか?」
盗賊の1人がマルクの慌てる様子を見て、にやけた表情のまま、縛られて動けなくなったフィリップを突き出してきた。
「そ、そんな・・・」
「女を先に捕まえたら、すぐに大人しくなっちまったよ! 全く、間抜けな奴だぜ」
「女を先に捕まえたら、すぐに大人しくなっちまったよ! 全く、間抜けな奴だぜ」
高笑いをする盗賊に、フィリップは悔しそうな表情を見せるだけだった。
「さてと、食料と資源と・・・女を頂いてくか。そうしたら、お前らは助けてやるよ」
「なんだと・・・!」
「おっと、恐い顔をすんなよ。女の命が惜しくないのか?」
「くっ・・・!」
「なんだと・・・!」
「おっと、恐い顔をすんなよ。女の命が惜しくないのか?」
「くっ・・・!」
マルクは怒りを抑えながら、フィリップとローザの様子を見た。ローザは既にうなだれて、抵抗の意思を見せていないが、フィリップはまだ諦めた気配ではなかった。
「・・・・・・わかった。食料を渡す。資源も渡す。だから、僕達の命は奪わないでくれ」
「ほう・・・物分りが良くて助かったぜ。じゃあ、早速だが、渡してもらおうかな」
「ほう・・・物分りが良くて助かったぜ。じゃあ、早速だが、渡してもらおうかな」
マルクの言葉を聞いて、一瞬ローザは驚きの表情になり、その後、怒りとも困惑ともつかない、微妙な感情をその顔に映しだした。
「・・・食料と資源を集めるのに、少し時間がかかる。待ってくれないか?」
「あー、いいぜ。どうせ抵抗しようなんて考えても、お前みたいな腰抜けが、どうこう出来るとは思わねぇしな! ハハハハハハハ!」
「あー、いいぜ。どうせ抵抗しようなんて考えても、お前みたいな腰抜けが、どうこう出来るとは思わねぇしな! ハハハハハハハ!」
どうやら、ローザを捕らえてる男が頭らしい。マルクを皮肉る言葉に、盗賊たちが笑い転げるなか、マルクは冷静に状況を確認していた。
数分後、資源は集まった。元々、一箇所に集めて隠しておいた物だ。集めるといっても、そんな手間はかからない。ただ、準備しておく事があった。
数分後、資源は集まった。元々、一箇所に集めて隠しておいた物だ。集めるといっても、そんな手間はかからない。ただ、準備しておく事があった。
「約束の資源と食料だ」
「おお、早かったじゃねえか」
「さあ、フィリップを解放してくれ」
「おっと・・・こいつの解放は、俺達がそいつを頂いたらだ」
「・・・・・・じゃあ、こいつをそっちに運ぶぞ」
「おお、早かったじゃねえか」
「さあ、フィリップを解放してくれ」
「おっと・・・こいつの解放は、俺達がそいつを頂いたらだ」
「・・・・・・じゃあ、こいつをそっちに運ぶぞ」
マルクは、資源と食料を積んだ荷車を、盗賊達の方に押し始めた。
盗賊達はその荷車を奪うように引き寄せると、マルクに下がるように命じた。
盗賊達はその荷車を奪うように引き寄せると、マルクに下がるように命じた。
「さて・・・中身を確認させてもらうぜ」
「・・・好きにしろ」
「・・・好きにしろ」
数人の盗賊が、荷車を開けようとする。その瞬間、マルクは叫んだ。
「ローザ、伏せろ!」
ローザは突然の事に戸惑いつつも、素早く身を伏せて姿勢を低くした。
虚を突かれた盗賊達は、いきなり大声を上げたマルクに視線を向けた。
そして、荷車は爆発した。
鉱山採掘用に持ってきた火薬を集めて、空の荷車に詰めておいたのだ。
それを時限式で爆発させたマルクは、ナイフを取り出し、ローザを捕らえていた盗賊の頭に向かって走りだした。
爆発に狼狽する盗賊達は、マルクを押さえる事が出来ない。マルクは、自分でも驚くほどの機敏な動きで、盗賊の頭からローザを引き離すと、フィリップを助けるように、もう一本のナイフをローザに渡した。
虚を突かれた盗賊達は、いきなり大声を上げたマルクに視線を向けた。
そして、荷車は爆発した。
鉱山採掘用に持ってきた火薬を集めて、空の荷車に詰めておいたのだ。
それを時限式で爆発させたマルクは、ナイフを取り出し、ローザを捕らえていた盗賊の頭に向かって走りだした。
爆発に狼狽する盗賊達は、マルクを押さえる事が出来ない。マルクは、自分でも驚くほどの機敏な動きで、盗賊の頭からローザを引き離すと、フィリップを助けるように、もう一本のナイフをローザに渡した。
「この野郎!」
ようやく我に返った盗賊の頭は、マルクの攻撃を辛うじて防ぐと、自分もナイフを持ち出し対峙した。
「なめやがって! てめぇら全員殺してやる!」
「・・・・・・なめてるのは、そっちの方だ」
「・・・・・・なめてるのは、そっちの方だ」
静かに怒りに震える声、それを放ったのは、縄から解放されたフィリップだった。
その手には、ローザから受け取ったナイフが握られている。
その手には、ローザから受け取ったナイフが握られている。
「なっ・・・! くそっ、何してるんだ! 早くあいつらを殺しちまえ!」
「お、おう!」
「お、おう!」
頭の合図で、盗賊達は一斉にフィリップに襲いかかった。
だが、幾つもの場数を踏んできたフィリップにとって、烏合の集である盗賊の攻撃など、子供をあしらうのと同じ事だった。
次々と倒れていく盗賊達の姿に、さすがの頭も焦りを感じ始めたのか、マルクにナイフを突き刺すべく突進する。
だが、幾つもの場数を踏んできたフィリップにとって、烏合の集である盗賊の攻撃など、子供をあしらうのと同じ事だった。
次々と倒れていく盗賊達の姿に、さすがの頭も焦りを感じ始めたのか、マルクにナイフを突き刺すべく突進する。
「危ない!」
マルクはフィリップに力一杯肩を押され、突き飛ばされた。
フィリップが割り入って、相手の胸に深々とナイフを突き刺した。
ゆっくりと倒れていく盗賊の頭を見て、マルクは胸を撫で下ろした。
マルクはフィリップに労いの言葉をかけようとし、息を飲んだ。
マルクの目に映った光景。それは、最後の最後に盗賊の頭が振り回したナイフが、フィリップの胸部に突き立つように刺さっている光景だった。
フィリップが割り入って、相手の胸に深々とナイフを突き刺した。
ゆっくりと倒れていく盗賊の頭を見て、マルクは胸を撫で下ろした。
マルクはフィリップに労いの言葉をかけようとし、息を飲んだ。
マルクの目に映った光景。それは、最後の最後に盗賊の頭が振り回したナイフが、フィリップの胸部に突き立つように刺さっている光景だった。
「へっ・・・・・・ざまぁ・・・み・・・ろ」
盗賊の頭は最後にそう吐き捨て、口から血を吐き絶命した。
「フィリップ!!!!!」
マルクは慌ててフィリップの下に駆け寄った。ローザは目の前で起きた光景に頭が着いていかないのか、その場で呆然としていた。
フィリップの胸に、ナイフが刺さっている。出血は少ないが、ナイフを抜けば大量の血が溢れ出してしまう。しかし、抜かなければ、治療は出来ない。
フィリップの胸に、ナイフが刺さっている。出血は少ないが、ナイフを抜けば大量の血が溢れ出してしまう。しかし、抜かなければ、治療は出来ない。
「駄目・・・みたいだな・・・」
フィリップは自分の状態を見て、すぐに結論を出した。その言葉を受け、マルクは力なく首を横に振った。
「駄目じゃない。フィリップ・・・まだ諦めるな!」
「・・・お前は、ホントに優しいよな」
「・・・お前は、ホントに優しいよな」
咳き込んだフィリップの口元から、血が流れていた。目の焦点も合わなくなっている。
もう時間がなかった。フィリップは、どうしても、マルクに伝えたい事があった。
もう時間がなかった。フィリップは、どうしても、マルクに伝えたい事があった。
「マルク・・・聞いてくれ。俺は、弱い人間だった・・・」
「何を言ってるんだ! 弱いのは、僕の方だろ?」
「違う、それは違う。俺は、お前がいつもひたむきに前を見て、どんな事があっても決して諦めない、その心が羨ましかった。だから、俺は力をつけて、お前を、ローザを守ろうとしたんだ。だけど、結局、ローザを人質に取られた時、力だけが頼りの俺には何も出来なかった」
「僕だけじゃ、どうにも出来なかった・・・フィリップがいたから、だから、ローザを救えたんだ」
「・・・あぁ、俺もお前がいなかったら、何も出来なかった。俺達最高のコンビだよな?」
「あぁ! あぁ、そうだ! だから、だから、諦めないでくれ・・・」
「何を言ってるんだ! 弱いのは、僕の方だろ?」
「違う、それは違う。俺は、お前がいつもひたむきに前を見て、どんな事があっても決して諦めない、その心が羨ましかった。だから、俺は力をつけて、お前を、ローザを守ろうとしたんだ。だけど、結局、ローザを人質に取られた時、力だけが頼りの俺には何も出来なかった」
「僕だけじゃ、どうにも出来なかった・・・フィリップがいたから、だから、ローザを救えたんだ」
「・・・あぁ、俺もお前がいなかったら、何も出来なかった。俺達最高のコンビだよな?」
「あぁ! あぁ、そうだ! だから、だから、諦めないでくれ・・・」
フィリップはそこで一息ついた。ローザはようやく事態を飲み込めたのか、横たわるフィリップに近付き、涙を流しながら、フィリップを見下ろしていた。
「ローザ、約束、破っちまったな・・・」
「・・・フィリップ、私は、私は・・・」
「いいんだ。俺は、お前達が無事で、満足だ・・・」
「・・・フィリップ、私は、私は・・・」
「いいんだ。俺は、お前達が無事で、満足だ・・・」
マルクは、ローザとフィリップの事を気遣い、その場を離れようとした。しかし、フィリップはそれを止めた。その目にもう光は無い。あと少しの命のともし火が、尽きようとしていた。
「俺、お前と出会えて・・・本当に良かったよ。ありがとう」
それが、フィリップの最後の言葉だった。閉ざされた目は、もう2度と開かない。止まった鼓動は、もう動き出す事はない。そして、マルクとローザだけが残された。
数日後、連絡を受けた村人が、移民先に到着した。
そして、マルクから全てを聞いた村人達は、フィリップの墓前に1人1人が花を手向けた。
その墓には、こう記されている。
そして、マルクから全てを聞いた村人達は、フィリップの墓前に1人1人が花を手向けた。
その墓には、こう記されている。
〝親愛なる友にして、英雄のフィリップ。僕はこの友情を忘れない〟
今日もどこかで、開拓者が旅をしている。
まだ見ぬ大地を夢見て、まだ知らぬ出会いを求めて。
まだ見ぬ大地を夢見て、まだ知らぬ出会いを求めて。
2009/2/27/ 著者:旅する猫
冬の恋
今日は私の誕生日だ。普段どおり駅のホームで列車を待つために立っていると、マフラーを巻いた女の子が自分の横に並んだ。
「この子、美人だなぁ」
そうつぶやくと、
「ありがとう」
と答えを返した。
「ちょっとこれから○○駅へ行くんだけど、どう行けばいいかな?」
○○駅って隣の駅じゃないか。次の列車に乗ればすぐに着く。
「次の列車に乗ればすぐ着くけど」
「ありがとう」
そういっている間に列車が来た。次の駅までは3分で着く。住所か電話番号を聞こうかなと思ったが、それをすると彼女の
自尊心を傷つけることになるだろうからやめた。
だが、思わぬ形で彼女の名前・住所・電話番号を目にすることになった。彼女が次の駅で列車から降りようとするとき、
彼女は名刺を渡した。これで彼女の居場所とかを知ることになってしまった。名刺を渡された以上私も名刺を
渡さないわけにはいかず、彼女に名刺を差し出した。
そして帰り道、私の電話が鳴った。
「助けてください」
「どうしたんだい」
「変な男に絡まれています」
「どこにいるんだ」
「○○駅です」
ちょうど私はあと数十秒で○○駅に着く列車に乗っていた。すぐに降りる予定のなかった○○駅で降りて彼女を助けに向かった。
彼女はすぐに見つかった。大変だ。このままでは彼女が死んでしまう。決死の覚悟で男に飛びかかり男はすぐに逃げ出した。
どうやら彼女は私あてのプレゼントを準備してたらしく私の最寄り駅で渡すつもりだったらしいが、その前に男に捕まったという
わけだ。中に入っていたのは指輪と婚姻届だ。つまり結婚してくださいというプロポーズである。彼女のことをもっと知りたかった
私は即座に婚姻届にサインした。
「この子、美人だなぁ」
そうつぶやくと、
「ありがとう」
と答えを返した。
「ちょっとこれから○○駅へ行くんだけど、どう行けばいいかな?」
○○駅って隣の駅じゃないか。次の列車に乗ればすぐに着く。
「次の列車に乗ればすぐ着くけど」
「ありがとう」
そういっている間に列車が来た。次の駅までは3分で着く。住所か電話番号を聞こうかなと思ったが、それをすると彼女の
自尊心を傷つけることになるだろうからやめた。
だが、思わぬ形で彼女の名前・住所・電話番号を目にすることになった。彼女が次の駅で列車から降りようとするとき、
彼女は名刺を渡した。これで彼女の居場所とかを知ることになってしまった。名刺を渡された以上私も名刺を
渡さないわけにはいかず、彼女に名刺を差し出した。
そして帰り道、私の電話が鳴った。
「助けてください」
「どうしたんだい」
「変な男に絡まれています」
「どこにいるんだ」
「○○駅です」
ちょうど私はあと数十秒で○○駅に着く列車に乗っていた。すぐに降りる予定のなかった○○駅で降りて彼女を助けに向かった。
彼女はすぐに見つかった。大変だ。このままでは彼女が死んでしまう。決死の覚悟で男に飛びかかり男はすぐに逃げ出した。
どうやら彼女は私あてのプレゼントを準備してたらしく私の最寄り駅で渡すつもりだったらしいが、その前に男に捕まったという
わけだ。中に入っていたのは指輪と婚姻届だ。つまり結婚してくださいというプロポーズである。彼女のことをもっと知りたかった
私は即座に婚姻届にサインした。
著者:MH35
- なんだこれwwww -- (名無しさん) 2009-02-06 21:39:44
- 全米が泣いた -- (名無しさん) 2009-02-07 00:14:26
- 先生・・・・先生ーツ!!! -- (名無しさん) 2009-02-21 08:36:35
- 雑記、SS、長文はここで書いていきましょう。 まで読んだ -- (名無しさん) 2009-02-27 12:40:37
- 1村開拓する毎に1人のフィリップが犠牲になってたのか… -- (名無しさん) 2009-02-27 17:32:28
- 鳥が ひくくらい鳥肌 -- (名無しさん) 2009-05-16 03:25:51
- Saikou!! -- (名無しさん) 2009-09-01 04:45:24
- 最後の最後でトラビアンとは関係ないうえに、奇天烈すぎる話を持ってきやがった -- (名無しさん) 2009-09-21 14:04:54