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HP200LX - (2012/09/22 (土) 15:50:36) のソース

#contents()

*HP 200LX
旧 HEWLETT PACKARD 社の Palmtop PC
&ref(http://homepage3.nifty.com/tshibuki/hp200lx/lx001.jpg)

**1.日本語化
 HP 200LXは英語版のMS-DOSをROMで搭載したPalmtop PCです。その為、そのままでは日本語を表示することができません。

 最盛期には、日本語化キットが市販され、それを購入し、導入することによってLXを日本語で活用することができました。
 しかし、2005年現在、LXは過去の機種となり、日本語化の情報も失われたかに見えましたが、幸いにも日本語化キットがフリーで公開されています。関係者の方々に感謝致します。

-[[FHPPCフォーラム・ホームページ>http://forum.nifty.com/fhppc/]]

 ただし、日本語化キット・フリー版(JKIT-Free)には、日本語FEPと日本語エディタが含まれていません。市販版では、A.I.SoftのWXII+とメガソフトのMIFES-mini付きのものがありましたが、どちらも現在販売されていないようです。

 エディタに関しては、下記のようなものがあります。

-[[JED>http://www.vector.co.jp/soft/dos/writing/se005821.html]] フリー
-[[VZ Editor>http://www.villagecenter.co.jp/soft/vz16.html]] 市販

 特にVZに関しては、[[VZ GOODIESシリーズ>http://www.villagecenter.co.jp/soft/vz.html]]が入手可能のようですので、#4 HP 200LX SPECIAL PACKAGE を入手すれば、LXでVzを使用する方法のみならず、D-Mailによるインターネットメール環境の作成方法まで知ることができます。

 それに対して、FEPの方は入手が難しく、WXIIIといいATOKといい、店頭在庫でしか手に入らないと思います。

 日本語化キットについてはここを読むと良く分かります。
-[[HP 200LX日本語化キット開発秘話>http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/200lx/]]
--2005/09/11 219

**2.MS-IMEの導入
 某巨大掲示板で201さんがWindows95付属のMS-IMEの組み込みに成功したので、日本語FEPに関して光が見えたような気がします。試してみた限りでは、Windows95のmsimeに関しては使用できました。ただし、多少の不具合はあります。

+MS-IMEの用意

 まず、Windows95からMS-IMEをとり出します。これは、ライセンス的に問題ないものを使ってください。下記をPCカードにFEPディレクトリを作成してコピーします。

 MSIME.DIC
 MSIMER.DIC
 KKCFUNC.SYS
 MSIME.SYS
 MSIMED.SYS
 MSIMEK.SYS

+DOSへの組み込み

 設定時の config.sys と autoexec.bat は以下のような感じです。

-config.sys
 rem device=a:\clkup31m.sys
 buffers=5
 files=20
 lastdrive=j
 device=A:\jkit\lxjex.sys
 device=A:\jkit\lxemm.exe
 device=A:\jkit\lxfont.exe
 device=A:\jkit\lxdspd.exe
 device=A:\jkit\lxansi.exe
 device=A:\jkit\lxkkc.sys
 DEVICE=A:\FEP\MSIMEK.SYS /A1
 DEVICE=A:\FEP\MSIME.SYS /D*A:\FEP\MSIMER.DIC /C1 /N /A1 /DA:\FEP\MSIME.DIC

-autoexec.bat
 @echo off
 prompt $p$g
 path c:\;d:\;d:\bin;d:\dos
 path A:\;%path%
 path A:\jkit;%path%;
 c:
 assign e:=a:
 d:\bin\cic100 /gen 1
 lxdspd -us
 call d:\bin\llras
 lxdspd -jp
 lxvm
 sm

 MS-IMEの起動キーは、[ALT]+[~]なので、キー操作は、[SHIFT][ALT]+[=]になります。

+シスマネへの組み込み
 DOSに組み込んだだけではシスマネ上で使用できません。シスマネ上で使用するにはIME100.EXMを使用します。
 組み込みは、APNAME.LSTへ下記の一行を追加します。IME100.EXMはa:\jkitディレクトリにあるものとしています。

-APNAME.LST
 a:\jkit\ime100.exm,8100,IME100

 シスマネ上での起動は [ALT]+[0] になります。

-2005/10/10 219

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&trackback()
#image(http://x5.shidareyanagi.com/bin/ll?06135080a)
[[NINJA TOOLS>http://x5.shidareyanagi.com/bin/gg?06135080a]]