SHARP PC-1246DB/PC-1248DB(編集中)
関数・命令一覧
各命令の説明
(※・・・プログラムで実行可能/★・・・マニュアル操作で実行可能)
- 命令 : ASC ※★
- 書式 : ASC "文字"
- ASC 文字変数
- 説明 : ・文字や記号、数字などをキャラクタコードに変換する。
- ・文字が2文字以上指定された場合は、頭の文字だけがキャラクタコードに変換される。
- 命令 : BEEP ※★
- 書式 : BEEP 式
- (PC-1248DBのみ)
- 説明 : ・式の値で示す回数だけピー音を発生する。
- 式の値は整数部のみ有効で9.999999999E99以下の整数。
- 命令 : CHR$ ※★''
- 書式 : CHR$ 式
- 説明 : ・ASC関数とは逆の関数で、数値を文字や記号、数字(これらを総称してキャラクタ:Characterという)に変換する。
- キャラクタと、それに対応するコードは「キャラクタ・コード表」を参照。
- 命令 : CLEAR ※★
- 書式 : CLEAR
- 説明 : ・DIM命令で確保していた配列変数をすべて消去(未定義の状態に)し、固定変数の内容もすべて消去する。
- ・電話番号メモや表のデータ(D0$(,)~D9$(,))は消去しない。電話番号メモや表のデータを消去するには、データベースモードで[<削除]キーを使って行う。
- 命令 : CONT ★
- 書式 : CONT
- (RUNモードのマニュアル操作で有効)
- 説明 : ・STOP命令や[BRK]キーによりプログラムが一時停止しているとき、実行を再開させる。
- 命令 : DIM ※★
- 書式 : (1)DIM 配列名(式)[,配列名(式)]
- DIM 配列名(式1,式2)[,配列名(式1,式2)]
- (2)DIM 配列名(式1)*式3[,配列名(式1)*式3]
- DIM 配列名(式1,式2)*式3[,配列名(式1,式2)*式3]
- 説明 : ・書式(2)は文字配列変数に限って使用できる。
- ・配列変数を使用するときは、事前に配列名と大きさを定義(宣言)し、メモリ(プログラム・データエリア)上に確保する。
- ・式1および式2は添字といわれ、配列の大きさ(配列要素数)と次元を指定する。
- 添字が1つのものを一次元配列と呼び、2つのものを二次元配列と呼ぶ。
- ・添字は理論的に0~255までの整数値を使用することができるが、確保できる変数は、計算機のメモリの大きさと使用状況により異なる。
- ・文字配列変数の場合は、配列名の後に$マークをつける。
- 文字配列変数は、文字数を1~80文字の範囲で式3により任意に指定できるが、「*式3」を省略したときは自動的に16文字が指定される。
- ・配列変数はCLEAR命令により消去する(未定義の状態にする)ことが出来る。
- RUN命令によりプログラムの実行を開始したときも、配列変数はすべて消去される(CLEAR命令参照)。
- ・一度定義した配列名を再定義することはできない。
- CLEAR命令で消去してから。再定義すること。
- 命令 : END ※
- 書式 : END
- 説明 : ・プログラムの実行を終了する。
- 命令 : FOR~NEXT ※
- 書式 : (1)FOR 数値変数=初期値 TO 最終値
- (2)FOR 数値変数=初期値 TO 最終値 STEP きざみ値
- NEXT 数値変数
- 説明 : ・数値変数(制御変数)が初期値から始まって、指定されたきざみ値分ずつ増加(または減少)していき、最終値よりも大きく(または小さく)なるまでFORとNEXTの間を繰り返し実行する(この繰り返し部分をFOR-NEXTループと呼ぶ)
- きざみ値が1のときはSTEP 1を省略することができる。
- ・FORとNEXTは必ず対にして使い、FORの後の数値変数とNEXTの後の数値変数は同一でなければならない。
- ・最終値、きざみ値は次の範囲内で指定することができる。
- -32768~32767(整数部のみ有効、きざみ値≠0)。
- ・FOR-NEXTループの中に、別のFOR-NEXTループを入れることができる。ただし、中に入るループは外のループ内に完全に入っていなければならない。したがって、ループが交差するような使い方はできない。(交差している場合はエラーになる)この条件でループを5段まで重ねて使う(深みをもたせる)ことができる。
- ・GOTO命令などでFOR-NEXTループの外からループ内に飛び込むことはできない。
- ・FOR-NEXTループから外に抜け出すプログラムでは、そのループは終了したことにならないので、深みエラーになることがある。
- 命令 : GOSUB~RETURN ※
- 書式 : (1)GOSUB 式
- (2)GOSUB "ラベル"
- RETURN
- 説明 : ・指定した行から始まるサブルーチンへプログラムの実行を移し、サブルーチン内のRETURN命令の実行でメインルーチンへ復帰する。
- メインルーチンへ復帰したときは、GOSUB命令があった次の命令を引き続き実行する。
- ・一連のプログラムで、繰り返し実行される計算や処理はこの命令を使うことにより、プログラムを短く、また簡略化することができる。
- ・サブルーチンからサブルーチンへ、また次のサブルーチンへ…というように重ねて使用する場合、最高10段まで重ねる(深みをもたせる)ことができる。
- 命令 : GOTO ※★
- 書式 : (1)GOTO 式
- (2)GOTO "ラベル"
- 説明 : ・プログラムの実行を指定した行(ライン)へ無条件に移す。またRUNモードでのマニュアル操作により、指定した行からプログラムの実行を開始させることができる。
- ・ジャンプ先は、GOTO命令に続いて行番号またはラベルを書くことによって指定する。
- ・指定した行番号またはラベルがない場合はエラー4になる。
- ・同じラベルが2個以上書かれているときは、行番号の小さいほうへジャンプする。
- ・GOTO命令によりプログラムの実行が開始されたとき、計算機は次の状態になる。
- (1)表示フォーマット(USING)指定は保持される。
- (2)待ち時間(WAIT)指定は保持される。
- (3)配列変数(DIM)指定は保持される。
- (4)FOR~NEXTスタックおよびGOTOスタックはクリアする。
- 命令 : IF~THEN ※
- 書式 : IF 条件式 THEN 実行文
- (IF 条件式 実行文)
- 説明 : ・条件を判断し、プログラムの流れ(実行の順番)を変える。IFに続く条件式が成立した場合は、THENに続く命令が実行される。条件式が成立しない場合は、THENに続く命令を無視して、次の行へ実行が移される。
- ・THENに続いて行番号またはラベルを書くと、その番号の行またはラベルが書かれている行へジャンプする。
- ・実行分として代入文を書くときは、必ずLET命令が必要。
- ・THEN命令を省略して実行分を書くことができるが、ジャンプを指示する場合はTHENあるいはGOTO命令が必要。
- ・IFに続く「A<5」などに式を条件式という。条件式は通常次のような形で書く。
|条件式|判断内容|h
|〇〇=×× |等しいかどうか判断 (〇〇は××に等しいか?) |
|〇〇>×× |大きいかどうか判断 (〇〇は××より大きいか?)|
|〇〇>=××|以上かどうか判断 (〇〇は××以上か?) |
|〇〇<×× |小さいかどうか判断 (〇〇は××より小さいか?)|
|〇〇<=××|以下かどうか判断 (〇〇は××以下か?) |
|〇〇<>××|等しくないかどうか判断(〇〇は××等しくないか?)|
(注)〇〇および××は式、変数を表す。(5*4、A、8など)
・【文字列の比較】
条件式に文字列を用いることにより、文字列の比較・大小判断を行うことができる。
数字、文字、記号の大小関係は、キャラクターコードの大小で判断する。キャラクタコードについては「キャラクタ・コード表」を参照。
文字列の結合(加算)や、大小比較などの式の中で用いられる文字列の長さ(文字数)の合計は、80文字以内でなければならない。
- 命令 : INKEY$ ※
- 書式 : 文字変数=INKEY$
- 説明 : ・INKEY$命令が実行されたとき、いずれかのキーが押されていれば、その内容を読み込んで指定された文字変数に代入する。INKEY$命令は、通常、繰り返しループを作って、有効なキーが押されるのを待つ。
- INKEY$命令が実行されたときに、キーが押されていなければ変数にはヌル(空)が代入される。
- ・次に示すキー以外のキーが読み取られた場合、その内容はヌルになる。
- A~Z、スペース、=、0~9、.、+、/、*、-
- ・[BRK]キーはプログラムの一時停止(ブレーク)キーとして働く。
- ・INKEY$命令は[シフト]キーに続いて押したときに働く機能や入力される記号、[機能]キーに続いて押したときに働く機能などを読み込むことはできない。また、カナ文字を読み込むこともできない。
- 命令 : INPUT ※
- 書式 : (1)INPUT 変数[,変数]
- (2)INPUT "文字",変数[,"文字",変数]
- (3)INPUT "文字";変数[,"文字";変数]
- 説明 : ・プログラムの実行を一時停止し、マニュアル操作により数値や文字を変数に代入する。
- ・書式(1)では、計算機はデータ入力待ちのために?を表示してプログラムの実行を停止する。このとき、キーを操作してデータを入れ、[入力]キーを押せばデータが変数に代入されて、実行が再開される。
- ・変数が複数個指定されている場合は、その数だけデータ入力待ちが繰り返される。
- ・書式(2)では、データ入力待ちのとき""で囲まれた文字を入力ガイダンス(入力案内)として表示する。
- ・書式(3)では、書式(2)の場合と同じくデータ入力待ちのとき、入力ガイダンスが表示されますが、データを入力すると、そのデータは入力ガイダンスの後に続けて表示される。
- ・書式(1)、(2)、(3)は混合して用いることができる。
- INPUT命令で指定された文字変数には文字データを、数値変数には数値データを入力すること。
!!以下編集中!!
- 命令 : LEN ※★
- 書式 : LEN 文字列
- 説明 : ・
- 命令 : LET ※★
- 書式 :
- (1)LET 数値変数=式
- (2)LET 文字変数=文字列
- 説明 : LETはIF文に続く以外は省略可
- 命令 : LIST ★
- 書式 :
- (1)LIST
- (2)LIST 式
- (3)LIST "ラベル"
- (PROモードのマニュアル操作で有効)
- 説明 : ・
- 命令 : MEM ※★
- 書式 : MEM
- 説明 : プログラム・データエリアの中で空いている部分のバイト数を表示
- 命令 : MID$ ※★
- 書式 : MID$(文字変数,式1,式2)
- MID$(”文字”,式1,式2)
- 説明 : 指定された文字列の中間の文字を取り出す
- 命令 : NEW ★
- 書式 : NEW
- 説明 : PROモードでプログラムおよび全変数をクリア
- 命令 : PRINT ※
- 書式 : (1)PRINT 式
- PRINT ”文字”
- PRINT 文字変数
- (2)PRINT 式,式
- PRINT ”文字”,”文字”
- PRINT 文字変数,文字変数
- (3)PRINT 式;式・・・
- PRINT ”文字”;”文字”・・・
- PRINT 文字変数;文字変数・・・
- ----------------------------
- PRINT=LPRINT ※★
- PRINT命令をLPRINT命令に指定
- PRINT=PRINT ※★
- PRINT→LPRINTを解除
- 説明 : 出力命令
- 出力された内容を表示します
- 命令 : RUN ★
- 書式 : (1)RUN
- (2)RUN 式
- (3)RUN ”文字”
- RUN 文字変数
- 説明 : プログラム実行開始命令
- RUNモードで有効
- 命令 : STOP ※
- 書式 : STOP
- 説明 : プログラムの実行を停止する命令
- 命令 : STR$ ※★
- 書式 : STR$ 式
- (A$=STR$ A)
- 説明 : 数値を文字列に変換
- 命令 : USING ※★
- 書式 : (1)USING ”#・・・#,#・・・#^”
- (2)USING ”&&&・・・&&&&”
- (3)PRINT USING ”フォーマット”;・・・
- (4)USING
- (5)USING USING;・・・
- 説明 : フォーマット指定命令
- 数値データ、文字データの出力フォーマット指定
- (4)(5)はフォーマット指定解除
- 命令 : VAL ※★
- 書式 : VAL ”文字”
- VAL 文字変数
- 説明 : 文字列を数値に変換
- 命令 : WAIT ※★
- 書式 : (1)WAIT 式
- (式の値は0~65535)
- (2)WAIT
- 説明 : 表示時間指定
- PRINT命令によるプログラム停止時間を指定
- (2)は指定を解除(停止時間無限)
- 命令 : LLIST ★
- 書式 : (1)LLIST
- (2)LLIST 式1,式2
- 説明 : リスト命令
- プリンタによりプログラムのリストアウトを行う命令
- 命令 : LPRINT ※
- 書式 :
- (1)LPRINT 式
- LPRINT ”文字”
- LPRINT 文字変数
- (2)LPRINT 式,式
- LPRINT ”文字”,”文字”
- LPRINT 文字変数,文字変数
- (3)LPRINT 式;式
- LPRINT ”文字”;”文字”
- LPRINT 文字変数;文字変数
- 説明 :出力命令
- 指定された内容を印字します
- 命令 : CLOAD ★
- 書式 : (1)CLOAD
- (2)CLOAD ”ファイル名”
- 説明 : 転送命令
- プログラムをテープから計算機に転送する命令
- 命令 : CLOAD? ★
- 書式 : (1)CLOAD?
- (2)CLOAD? ”ファイル名”
- 説明 : 照合命令
- 計算機内のプログラムとテープに記録されている内容との照合を行う命令
- 命令 : CSAVE ※★
- 書式 : (1)CSAVE
- (2)CSAVE ”ファイル名”
- (3)CSAVE ”ファイル名”,”パスワード”
- (4)CSAVE,”パスワード”
- 説明 : 記録命令
- プログラムをテープに記録する命令
- (3)(4)は、プログラムを秘密化する
- 2019/05/02 作成
- 2019/05/04 更新
- 2019/05/06 更新
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最終更新:2019年05月07日 00:07