曲紹介
歌詞
雨の影に息を潜めて 通り過ぎて行くように
褪せた指で爪弾く薄氷 手折れず朽ちた喉
晴れの海も知らぬまま 綻んでゆく歌を隠して
満ちて干する泡沫の 鈍色は過去
花曇も散らさんと呼ぶ 嵐の速度から
切り取られて終わらぬ卯月を 永久に迷う調
風を泳ぐ両の手を 零れてゆく秘密翳して
地平分かつ蒼穹の 細波は千代
雨の影に息を求めて 僅かな痕さえも
騒ぐ指に砕けた薄氷 囃され歪む声
花吹雪に呼ばれる人の 肩すら攫めずに
置き去られて消え往く卯月の 永久に響く静寂
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最終更新:2013年02月07日 04:35