夜遊びゴースト

よあそびごーすと【登録タグ: Tyki よ 曲 重音テト】

作詞：Tyki
作曲：Tyki
唄：重音テト

曲紹介

午前４時。

• 物語音楽『夜遊びシリーズ』２部目

歌詞

（Piaproより転載）

鐘が鳴り響く　午前４時
宴の後のセンリツと
右は地を這い　左はこの世ならざる自縛となった

純真な心と明日を夢見た若い花嫁は
綺麗なその身に恨みと憎みとナイフを刺されて
「指輪もドレスも自慢の体も
真っ赤に濡らしてどうしてくれるのよ？」
泣きながら笑う

「返してよ、返してよ、
やっと手に入れた幸せな未来を
声も体も何もかも全てが霞む
許さない、ユルサナイ、
確かに焼き付けたわ、あの表情
目障りなその涙、嬉し泣きかしら？」

ふらり、彷徨う　向こう側がよく見えるその体
慣れ親しんだ器を置き去りにして１人歩き

愛した人の手もとれず　知らせるための足もなく
赤レンガ造りの街並みを気付かぬうちにすり抜けて
「おかしいわね」と笑いながら
赤いドレスを翻し教会を探す
「式を挙げましょう」

「花婿は花嫁のために、花嫁は花婿のために
永遠の愛をこの場で誓いなさい」
現実か？妄想か？今はどちらでも同じようなこと
惨事の花嫁に祝意を表す

後にも先にも残らない彼女の魂
未練から解き放つためにレクイエムを捧ごう

「返してよ、返してよ、
ドレスもリングも私の命も
突き刺さる鈍色すらもう掴めない
ねぇ、許さナイ、ユルサナイ、
ブーケを捨ててでもそっちに行くわ
この痛みと共に道連れにしよう」

遠く聞こえる音楽と子供たちの笑い声に
耳を塞ぐ、あぁ・・・

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