曲紹介
独りだった
- 世界が通り過ぎて行く、恐怖に怯えるUTAUROCK
歌詞
薄いコーヒーを飲み干して
眠りかけの頭を起こした
ぐちゃぐちゃに散らかった部屋で
ただ独り僕が居た
何も無い空のコップに
なったような人間性を
いつからか『僕』と呼ぶ
ただ独り僕が居た
夕暮れの窓の向こうから
下校途中の子ども達の
楽しげな声をただ
聴いていた
あの頃の僕は夢見る少年で
妄想と現実の間に揺られた後の
視界は段々真っ黒に塗りつぶされて
錆び付いた感情だけが
今の僕なのだろうか
街に出て真っ赤に染まった
景色を記憶する
昔良く遊んだ公園
高層ビルが聳えている
記憶の片隅にこべりつく
後悔 映像がフラッシュバックする
時間に染まり過ぎた僕は
ただ家路に付いた
あの頃と違う世界の中で
妄想と現実を履き違えた僕だけが
選び損ねた未来に押し潰されて
錆び付いた感情だけが
今の僕なのだろうか
全てが変わってしまう中で
赤錆びた僕だけが
取り残されている気がして
独り
あの頃の僕は夢見る少年で
妄想と現実の間に揺られた後の
あの頃と違う世界の中で
苦しみもがいて
そして今生きていた
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最終更新:2014年03月20日 02:51