歌詞
ウツムイテ歩く足元に降り始めた雪でふと歩みを止める
見上げた雪降る黒い空は普段の平面を立体に変えた
あの時選んだ道の反対側を
歩いていたら私は笑えていたのでしょうか?
あの時言った言葉の本当の意味を
言葉にできてたら私は笑えていたのでしょうか?
やがて降り積もる雪は全て白く消して
ただ黒く染みを残す私を顕にする
ため息混じりの呼吸もつけた足跡も
街は全て白く消してく
街灯が見下ろす自販機にその場しのぎの安い熱が並ぶ
冷えた身体と指先が僅かな温もりを求めて奪ってく
あの時差し出した手を握れていたのなら
今でもあの場所で笑えていたのでしょうか?
あの時過ぎた刻(とき)は還らぬことを
気付けていたら私は笑えていたのでしょうか?
やがて降り積もる雪は全て白く消して
ただ黒く染みを残す私を顕にする
帰る場所もない街も冷めた他人(ひと)の群れも
私だけを置いて消えてく
想い描く夢は色褪せてゆくけど
この街に今さら期待なんてものあるわけないけど
またウツムイテ歩きだす
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最終更新:2015年10月29日 15:00