曲紹介
「しんじゅう」のおはなし。
歌詞
舞い降りる雪が
この身を隠せども
水面に映せし姿は
人にあらず
繰り返す病魔に 戦い疲れ果て
横たえた身体に 瞳は光をなくして
筋張った細い腕
消え入りそうな声
最期をほのめかす
言葉を呟いた
「どうか あなたの その強い手で
いま 終わらせてください。
あなたの胸で 眠れるのなら」
今更 後悔はしない
「どうか 君の その白い手を
まだ 守らせてください。
けれど君が 望むのなら」
今宵 異国の賛美歌に 心震わせて
祈りに真似て 塗れた指を重ねた
神に祈れば 鬼さえ
救われるのでしょうか
雪上に咲く 紅い 紅い
曼珠沙華
色の無い唇を そっと指でなぞり
ぬくもりのない 肌に舌を這わせた
安らかに眠る 君を強く抱き
このまま僕も眠ろう
神は許さずとも
ひらく 曼珠沙華
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最終更新:2011年09月09日 14:44