prefuse と呼ばれる 視覚化ツールキットについて調べています。
まずは、Graph のエディタを作ることを目標にしました。
このサイトでいう「グラフ」は、ノードとノードがエッジでつなげられるものです。有向グラフや無向グラフなどという表現があります。数値を縦軸横軸の座標で表す「売り上げ推移グラフ」とは異なります。時系列の値の推移や散布図などの図は、「グラフ」ではなく「チャート」と呼ぶことにします。
prefuse とは?
データを表示するツールキットです。Java 環境で動作します。
少ないコード量でウネウネ動くインタラクティブインタフェースを作れるのが魅力。
開発サイトの紹介によると、「prefuse は、豊かな双方向データ視覚化を行うためのソフトウェアツールです。視覚化フレームワークをJavaプログラミング言語に提供します。」となっています。
information visualization reference model に基づいて設計されているそうです。
ライセンスは BSD ライセンスです。商用と非商用の両方で自由に使って良いそうです。
Java Development Kit (JDK), version 1.4.2 以上で動作するそうです。
prefuse の環境構築
必要なもの
開発環境のインストール
Java 開発キットのインストーラを実行します。
Ant を適当なディレクトリに展開します。
環境変数 PATH に、Java 開発キットの bin ディレクトリと、Ant の bin ディレクトリを追加します。
環境変数 ANT_HOME に、Ant を展開したディレクトリを追加します。
ビルド
prefuse の配布ファイルを展開し、展開したディレクトリで次のコマンドを入力します。
ant all
デモの動作確認
以下のコマンドを入力します。
cd build
java -cp prefuse.jar;demos.jar prefuse/demos/GraphView
prefuse のインストール
適当なディレクトリに、prefuse.jar をコピーします。
prefuse.jar ファイルのディレクトリパスを、環境変数 CLASSPATH に追加します。
プログラムを書く
書いたプログラムを動かす
以下のコマンドを入力します。
javac SimpleGraph.java
java SimpleGraph
ドキュメント
リンク
最終更新:2009年08月31日 07:17