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Kumicitのコンテンツ>創造論ネタ?>Apearance of Age

作為的な初期条件を想定するが、"Appearance of Age"は嫌いな創造論者Dr. Walt Brown


創造科学の掟

創造科学(Scientific Creationism あるいは Creation Science)とは:
  • 以下の"事実"を科学的に説明する
    • 宇宙の年齢は6000年であるにもかかわらず、135億年に見える
    • 地球の年齢は6000年であるにもかかわらず、45億年に見える
    • 生物は進化しないにもかかわらず、進化したように見える
    • ノアの洪水は起きたにもかかわらず、洪水前の水のありかと、洪水後の水の行き先が不明
  • その際の掟は
    • 創造6日間は物理法則を無視してよい。どんな初期状態を作ってもよい
    • その後は、物理法則は完全に有効である
    • 神様は直接介入しない

退役空軍大佐でMITにて機械工学で学位を取得したDr. Walt Brownはまさに、この掟にしたがって、作為的な初期値を設定する。


作為的な初期値によるノアの洪水の水源

Dr. Walt Brownはノアの洪水の水源として、Hydroplate Theoryというアイデアを提示した。

We can see on our planets, seventeen very strange features, which can now be systematically explained, as a result of catastrophic global flood whose water was erupted from subterranean chambers with energy release exceeding the explosion of ten billion hydrogen bombs. ....

我々の惑星には17の非常に奇妙な特徴があるが、今やこれらは系統的に説明できる。100億の水爆の爆発を超えるエネルギーの放出とともに、地下洞から噴出した水による全地球的破滅的洪水の結果として。..

[ web ]

要約すると
  • 地球には巨大な大陸があった
  • 地下10マイルにある互いにつながった地下洞に水が貯えられていた。
  • 水にはその上の10マイルの地殻の圧力が加わっていた
  • 水圧で、地殻にもストレスがかかっていた
  • そして、あるとき微細なクラックが地殻に入り、秒速3マイルで亀裂は広がって2時間で地球を一周
  • 亀裂から、20マイル上空まで水は噴出
  • 上空で冷やされた水は氷となって落下し、氷河期を起こす
  • 盛り上がった亀裂をすべり落ちるように大陸プレートが移動。大西洋の海嶺を含む海底地形を形成。
  • 大陸プレートは時速45マイルまで加速
  • 噴出した水が現在の海洋の水となる
なんと、氷河期から大陸移動まで一気に始末をつけてしまうというお話。欠点を挙げ始めればきりがない。

  1. 少なくとも地殻を構成する岩石は水には浮かない。水はノアの時代よりも前に地表へと押し出される。あるいはアダムの時代に。
  2. 1マイルの深さであっても、地球は非常に高温である[ある試錐孔では、地下5656マイルで260~270℃, Bram et al. 1995]。地下に貯えられた水は加熱される。さらにVapor Canopy Modelと同様に大気上層から落下する水のエネルギーが加わる。ノアはゆであがってしまう。
  3. 放出された水は亀裂の両側を浸食し、あまり成層されない玄武岩の浸蝕された堆積物が生産される。これらの多くは亀裂近くに集中するが、一部は水とともに数千マイル彼方へ飛ばされる。(ノアは雨と共に落下する岩にも困ったことだろう)

[創造論者の主張: CH420 ハイドロプレート理論 ]

それはそれとして、ここで注目すべきは、Dr. Walt BrownがこのHydroplate Theoryにおいて:
  • 水を貯え、互いにつながっている地下10マイルのChamber(小室・洞)ができた原因をまったく説明しない。掟に従い、初期状態を物理法則を無視して想定する。
  • 洪水は神様の介在なしに自動的に発生する。神様は黙ってみているだけで、地殻の亀裂から破滅的な状況が発生する

Dr. Walt Brownは

The Bible says that “all the fountains of the great deep burst open in one day.."
聖書は言う「この日、大いなる深淵の源がことごとく裂け、天の窓が開かれた。

とは言うものの、神様については言及しない。

洪水地質学の言うノアの洪水とは、現象としては旧約聖書創世記7章の記述に従うが、創世記6章7節「主は言われた。『わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。』」のような意図的なものではない。あくまでも地球の初期条件から必然的に導かれる自然現象である。あえて言うなら、創造6日の時点でノアの洪水は神様によってビルトインされていた

創造科学の掟とは:
  • 創造6日間は物理法則を無視してよい。どんな初期状態を作ってもよい
  • その後は、物理法則は完全に有効である
  • 神様は直接介入しない
というものだということを、非常に明瞭に示している例と言えるだろう。


"Appearance of Age"を嫌うDr. Walt Brown

かなり作為的な初期値をノアの洪水のために設定するDr. Walt Brownだが、"Appearance of Age"という作為性は容認できないらしい。

Some people give another explanation for why we see distant stars in a young universe. They believe God created a beam of light between Earth and each star. Of course, a creation would immediately produce completed things. Instantly, they would look much older than they really were. This is called “creation with the appearance of age.” The concept is sound. However, for starlight, this presents two difficulties:

ある人々は、若い宇宙で我々は遠くの星を見ることができる別の説明をする。彼らは神が地球と星々の間に光線を創造したと信じている。もちろん、創造は瞬時に完全なものを創りだす。瞬時にして、それらは実際よりも遥かに古くからあるかのごとくに見えるようになる。これは"Apearance of Age"を伴う創造と呼ばれる。この考え方は正しい。しかし、星の光については、これは次の2つの問題がある。

Bright, exploding stars are called “supernovas.” If starlight, seemingly from a supernova, had been created en route to Earth and did not originate at the surface of an exploding star, then what exploded? Only a relatively short beam would have been created near Earth. If the image of an explosion was created on that short beam of light, then the star never existed and the explosion never happened. One finds this hard to accept.

明るく、爆発している星は"超新星"と呼ばれる。もし超新星から来たように見える星の光が地球への経路上で創造され、爆発している星の表面に生じたものでないとするなら、何が爆発しているのだろうか? 地球の近くで比較的短い光線が創造されただけだ。短い光線上に爆発のイメージが創造されたするなら、その星は存在しておらず、爆発は起きていないことになる。これは受け入れがたい。

Every hot gas radiates a unique set of precise colors, called its emission spectrum. The gaseous envelope around each star also emits specific colors that identify the chemical composition of the gas. Because all starlight has emission spectra, this strongly suggests that a star’s light originated at the star―not in cold, empty space. Each beam of starlight also carries other information, such as the star’s spin rate, magnetic field, surface temperature, and the chemical composition of the cold gases between the star and Earth. Of course, God could have created this beam of light with all this information in it. However, the real question is not, “Could God have done it?” but, “Did He?”

高温ガスは特有の色の光、いわゆる放射スペクトルを放射する。星々のまわりガス状の大気は、ガスの化学成分を特定できる特有の色のの光を放射する。あらゆる星の光は放射スペクトルを持っているので、これは星の光が星から発したもので、冷たい空虚な空間から生じたものではないことを強く示唆する。星の光は、星の自転速度や磁場や表面温度や、星と地球の間のガスの化学成分などの情報も運んでいる。もちろん、神はこのような情報をすべて持った光線を創造できた。しかし、本当に問うべきは、"神がそれをできたか"ではなく、"神はそうしたか"である。

Therefore, starlight seems to have originated at stellar surfaces, not in empty space.

従って、星の光は恒星表面から発したものであり、空虚な空間からではないと思われる。

[Because Galaxies Are Billions of Light-Years Away, Isn’t the Universe Billions of Years Old?>http://www.creationscience.com/onlinebook/FAQ15.html]

「経路上の光線の創造」という作為性と、「ノアの洪水の水源専用の地下の水の層」という作為性にどうような本質的違いがあるのかわからないが、Dr. Walt Brownの中では容認不可能・可能を分かつ何かがあるようだ。