Claim CH050:
True science and true religion are founded on Genesis. All Biblical doctrines have their foundations laid there, and the book of Genesis itself is founded on the events of its first chapter.

真の科学との真の宗教は、創世記の上に成り立っている。すべての聖書の教義は創世記を基礎とい、創世記そのものは、第1章の出来事の上に成り立っている。


Response:
  1. この主張は宗教的偏見の例である。仏教やヒンズー教やドルイド教など多くの宗教は創世記と何の関係もない。これらが真の宗教ではないという人物にとって:
    • これらの宗教を信仰する人々全体に対する侮辱である。これらの人々の多くは非常に信心深く、創造論者たちと少なくとも同じくらい精神的関係を持っている。
    • 神に対する侮辱である。神の啓示が有効であるためには自分の意見と一致する必要があり、神は自らを異なる形で、異なる人々に啓示できないと言っていることになる。このような主張をする者は自分を神の上に置いている。
    • 自分自身に対するひどい仕打ちである。偏見は憎しみに満ちていて、良き人々と良き関係を結ぶのに妨げとなる

  2. 創世記がそれだけ重要だと言うなら、何故、創造論者たちは創世記の真剣な研究を否定するのか?現代の(そして、それほど最近のものでない)研究は創世記の著者たち(J, E, P, Rと呼ばれる)や旧約聖書の他の部分の著者たちについて、動機や歴史上の位置などを明らかにしている。たとえばノアの洪水の記述はJとPの重ね合わせである[Friedman 1987]。創造論者たちはそのような知識を慎重に避けている。(これについては創造論者たちだけでなく、キリスト教徒一般が聖書研究に非常に無知である。)

  3. 聖書の他の部分の考えは、それぞれ独自に成り立っている。創造論者たち自身も、しばしば文脈を無視して引用している。旧約聖書自体も今は存在しない文書を参照している。主の戦いの書(Book of the Wars of the Lord)を民数記24章14節が、ヤシャル書をヨシュア記10章13節とサミュエル記下1章18節が、その他を列王記上11章41節と14章29節と19章と16章5節および歴代誌上29章29節と歴代誌下20章34節と13章22節で参照している。初期の聖書の知識は役に立つがクリティカルではない。イエスはときどき旧約聖書の戒律をの記述を否定いているので、旧約聖書の記述が重要ではあり得ない。イエスは聖霊を例示している。創造論はが創世記は重要だと言うのは、創造論はが創世記に依存似ているからであって、聖書の他の部分が創世記に依存似ているからではない。

  4. 神が地球と宇宙を創造したと信じているなら、まさしく地球と宇宙は神の主たる成果物である。地球と宇宙の研究は基礎であるべきだ。それらの前に聖書のような物体を置くことは偶像崇拝である。

  5. 受け入れられた科学で聖書を基礎としているものはない。そうしようと試みられなかったわけではない。19世紀までは、真剣な科学者たちは聖書の字義通りの記述と彼らが自然界に見出したものを調和させようといていた。若い地球の創造論ではうまくいかなかったので、ギャップ創造論や日=時代創造論やその他の調停が試みられた。しかし、純粋に聖書を基礎とした科学は常に失敗してきた。真の科学は世界に記述された現実に基づいている[Young 1988]。

References:
  1. Friedman, R. E., 1987. (see below)
  2. Young, Davis A., 1988. Christianity and the Age of the Earth. Thousand Oaks, CA: Artisan Sales.

Further Readings:
  1. Friedman, Richard Elliott, 1987. Who Wrote the Bible? New York: Summit Books.







最終更新:2011年08月10日 08:26