忘却からの帰還　創造論/ID論 [旧サイト]
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Claim CH590:
The great release of energy during the Flood caused much water from the new oceans to enter the atmosphere. This moisture fell at the poles as snow and caused the Ice Age.
ノアの洪水期間中の膨大量のエネルギー放出によって、新たな海洋から大気への水がもたらされた。この水分が両極に雪として降って、氷河期を起こした。

Source:
Morris, Henry M., 1974. Scientific Creationism, Green Forest, AR: Master Books, pp. 126-127.

Response:
1. 系に熱を加えれば、さらに熱くなる。降ってくる水分は熱い雨であって、雪ではない。

創造論者は冷却方法として蒸発を挙げる。彼らは蒸発によって失われた熱が、水の凝結でもどってくることと、凍結すればより潜熱が放出されることを忘れている。

2. 個々の氷河期は若い地球の創造論のタイムスケールにはああない。大陸スケールの氷河の形成については、光景を変えるのに十分に氷河が前進・後退するのに、数世紀以上かかるものであり、数十年ではない。

氷層のアイスコアはその場所の16万年の年単位の層を明らかにする。その上層に記録された火山噴火は歴史記録と合致する。最上層4000年は年で層をなしている。それ以前の15万6000年分がたった数年で積もったとは考えにくい[Brinkman 1995]。

3. 氷層の下の大地は氷の質量をアイソスタシーに調整している。4000年前にほんの数年でグリーンランドや南極の上に1万フィート以上の氷が積もったら、今日に観測されるアイソスタシーを実現するのに12000年以上かかる。スカンジナビアとカナダは、氷河期の終りに覆っていた氷の消失によるリバウンドを今も続けている[Strahler 1987, chap. 27]。氷の質量分を元ｈもどすのに、さらに数千年がかかる。

4. 過去200万年に氷河の前進と後退が多くあったことを複数の証拠が示している[Shackleton 2000]。

  • 有孔虫の種は、海洋温度によって異なりる。その変化は海堆積物に記録され、多くの長期的変化を示している[Strahler 1987, 252]
  • 酸素同位体比(<sup>18</sup>O/<sup>16</sup>O)は、より多くの水が氷河に保持されていたときを示している（<sup>16</sup>Oの水はより容易に蒸発するので、雪の中では比率が異なる）。この比は海底堆積物中の炭酸塩殻に記録される。それは同様の変化を示している[Strahler 1987, 253]。
  • マウナケアの氷河による地形は、マウナケア火山が少なくとも4回の氷河期を経験したことを示している。その地形形成と地形形成の中間時期の溶岩流は、氷河期が別々にあったことを示している[Strahler 1987, 255]。
  1. ボンネビル湖（グレートソルトレイクはその残滓）の水位は氷河期のときに上昇して、異なる湖岸線の痕跡を残している。同時に、ロッキーからの氷河が前進し、モレーン物質を残している。これらの堆積物の研究により、氷河は12万5000年前・20万年前・30万年前・40万年前・4万年前および、50万年前～80万年前の期間に数回あったことが明らかになっている[Strahler 1987, 255]。

さらに、オルドビス紀後期と石炭紀後期とペルム紀初期の氷河期の証拠がある[Strahler 1987, 265]。これらの氷河期はノアの洪水の間に起こっていなければならない。こえらの証拠は、創造論者（および主流地質学は）が最近の氷河期を認識したのの同様な証拠なので、簡単には無視できない。

5. 気候変動は地球の軌道の長期サイクルである、ミランコビッチサイクルと相関している[Lindsay 1997]。

References:
  1. Brinkman, Matt, 1995. Ice core dating.
  2. Lindsay, Don, 1997. Astronomical cycles.
  3. Shackleton, Nicholas J., 2000. The 100,000-year ice-age cycle identified and found to lag temperature, carbon dioxide, and orbital eccentricity. Science 289: 1897-1902.
  4. Strahler, Arthur N., 1987. Science and Earth History: The Evolution/Creation Controversy, Buffalo, NY: Prometheus Books, chpt. 26-28.

Further Readings:
  1. Alley, R. B. and M. L. Bender, 1998. Greenland ice cores: Frozen in time. Scientific American 278(2) (Feb.): 80-85.




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最終更新：2012年05月01日 08:31