月と影

つきとかげ【登録タグ: ふわる フギン ムギン 赤羽カラス 馬刺し

作詞:馬刺し
作曲:ふわる
編曲:ふわる
唄:赤羽カラス・ムギン・フギン

曲紹介

煉獄の門を開けると黒い月がいて、罪もなく死んでしまった人間が
まだ生きたいと望むのならその門から常世へ引き返すことを許し常世までの道を照らしてくれる。
火に焼かれる苦痛を耐えれば天国へと昇れる者を、苦行の世に送り還す役目
そこへどこから迷い込んだのか一羽の烏と双翼の片羽が二つ、止まり木を探して飛んでくる。
月が照らす道木にとまった鳥と羽は、黒い月を気に入ったのか、止まり木を借りたお礼なのか、慰めるように歌を歌いだす…
  • 一羽の鳥=カラス、双翼の片羽=ムギン・フギン(羽は2枚持っているけれど、元々2人で一対の存在なので、片羽)

歌詞

きみやこし われやゆきけむ
おもほえず ゆめかうつつか
ねてかさめてか
その狭間さえ

双翼の片羽と
淡く微笑む赤を
手を重ね振り返るは
清く禍しき月と影


一滴の瞳が刺す
白亜の溘焉に
笑うは赤が初めし

煌々と照っては
還す身の一つ二つと
見送る黒き月

ふと呼ばれてか
月が涙したのか
一羽と双翼の
戯れに詠い

淡く照らす月は
禍しき黒を背し

いっそう壮麗に
堕ちて醒め得ぬ

れんごくの みちの
みふれる おんじょうは 
うつつともゆめともしらずに
てるつきかげの つもるなりけり

咎無くして死すとも
世を望む者なれば
苦行へと翻して
照らし導く 月と影


果てへの旅路に賭す
深紅の寵愛と
幼し 型代に

嚠喨と翔けて
かえりみず朝を待つ間に
見上げた黒き月

なんと覚えてか
朧の月は黙し
一羽と双翼の
止まり木を照らす

緩く巡る時に
神々しき光射し

いっそう暗澹と
明けて覚め得ぬ

世にふくかぜの
さそふものとは
しりながら ちりぬるひとの
しひてこひしき 歌えぬ月影

永久の狭間に夜
ひと時の羽休め
あかつきの月影へと
声を重ねた 烏(とり)の歌


きみやこし われやゆきけむ
おもほえず ゆめかうつつか
ねてかさめてか
この宵 詠おうか

双翼の片羽と
朗朗奏でる赤
手を重ね振り返れば
清く禍しき 月と影

(PIAPROより転載)

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最終更新:2023年09月23日 19:51
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