曲紹介
和歌の世界観をイメージした作品
歌詞
花の命は短すぎて
夢のごときに移りにけり
咲いて 枯れて また咲いて
幾度も繰り返して あなたを待つ
花よ 花よ 散りゆかないで
どうか春の夢よ そのままで居て
月は明るく夜を照らし
欠けて満ちては沈み昇り
その身ひとつ漂う
時の残酷さを教えて
月よ どうか満ちゆかないで
私だけを置いたまま
鐘の声よ どうか止まって
失くすなんて知りたくない
諸行 無常 色は にほへど
有為の奥山は 越えられず
夢の中でも 逢えぬというなら
いっそ 露のように 消えたい
(花よ 花よ 散りゆかないで)
月よ どうか欠けゆかないで
私だけ残したまま
(夜の夢よ そのままで居て)
春よ どうか去りゆかないで
覚めないままで居て
如月の望月の下 長雨が花を散らす
しとしと ひたひた 世に降り落ち
眺めし間に消えてゆく
ひとひと ゆめゆめ 涙の雨
浅き夢へと 消えてゆく
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最終更新:2013年10月26日 16:46