曲紹介
それは、冬の淡い幻燈です。
歌詞
この幻想は、月の残光。
ラムプ消して、君と歩いたあの夜。
迷わぬように、静かに、君の手をとる。
風が歌い、息を止め、そっと想いが、揺れて―
踊る、踊る、月夜とワルツ。
水面に映る月に、君への想い託し、踊り続ける。
まわる、まわる、ふたりのワルツ。
群青、亜鉛の雲からは
想い閉ざす白い雪、降り続ける。
凍った湖畔に映る、うつろな空。
誰も知らない、僕らの秘密。
ひとよのゆめ。
透明な薔薇、燃え尽きていく。
いま僕らは、あの夜をただ夢見て。
か細い指、僕の頬を滑り落ちていく。
儚い夢、終わり告げ
君は月へ還る。
踊る、踊る、独りのワルツ。
水面に映る月に、君の面影を見て、踊り続けた。
青銅の部屋、永い時経て
ようやく君の側へ行ける。
もう迷わない。
手をとって、二人で踊ろう。
あの湖畔で。
あのワルツを―。
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最終更新:2014年11月29日 04:51