標準減速比(歯数)
- 1990-1999年式
- 47/14 = 3.357(ドリヴン/ドライブ)
- 2002-2007年式
- 44/14 = 3.142(ドリヴン/ドライブ)
形状
パーツカタログ(トランスミッションの項)によると、1990-1999年式と2002-2007年式ではドライブスプロケットの形状が異る。購入する時は間違えないように十分注意する必要がある。
大きなナットで中央一箇所で留めてあれば2002-2007年式の形状、プレートでボルト2箇所で留めてあれば1990-1999年式の形状となる。以下の写真は1990-1999年式のもの。
交換時の注意
スプロケットを押えているプレートあるいはワッシャは、スプロケット交換時に必ず交換するようにする。再利用すると、磨耗したプレートが原因で走行中にスプロケットが脱落する可能性があり、大変危険。
チェーンの手入れに粘度の高いルブ等を使用していると、ドライブスプロケットのカバー周辺に汚れたルブが固まっている事が多い。汚れが蓄積すると回転の抵抗に成り得るだけでなく、折角チェーンを掃除してもすぐに汚れる原因となってしまう。カバーを外した時はブレーキクリーナと割り箸等を用いて汚れを落しておくことをお薦めする。
ドリヴンスプロケットを外す際、力を掛けやすいようにホイールが車体に付いている状態で軽く緩めておくのが良い。
スプロケットのボルト、ナットを緩める際、リアブレーキを掛けながら回せればいいが、一人で作業する場合は難しい。そこでギアをニュートラル以外に入れておいて作業するが、ギアが入っていても多少はスプロケットも回転するので注意する必要がある。また、センタースタンドを立てて作業する場合は、車体前側に向って大きなトルクを掛けすぎてスタンドが落ちないように注意する。
社外品のドライブスプロケットは、歯数によっては物理的に入らないものがあるので注意する。
1990-1999年式と2002-2007年式は1速と4速の減速比も異なるので完全に同じ減速比にはできない。
歯数を変えた時はチェーンのリンク数にも影響が出てくる。純正では44/14では106リンク、47/14では108リンクのチェーンが使われている。
ハブダンパも状態を見て交換する。
スプロケット交換の際はできるだけチェーンも一緒に交換するのが良い。
歯数の選択
減速比(ドリヴンの歯数 / ドライブの歯数)の数値が大きい程加速寄りに、小さい程最高速寄りになる。つまり加速寄りにするにはドライブスプロケットの歯数が少なく、ドリヴンスプロケットの歯数が多くなるようにする。最高速寄りにするにはドライブスプロケットの歯数を多く、ドリヴンスプロケットの歯数を少なくする。
セッティング | ドライブ | ドリヴン |
最高速寄り | 多く | 少なく |
加速寄り | 少なく | 多く |
社外品スプロケット
表示はWebikeに基きます。
画像はWebikeで用意されているイメージです。実際の製品とは異なる事があります。
ドライブスプロケット
AFAM
- AFAM フロントスプロケット 13-17T
- ZZR250 90-00 クロームモリブデン鋼
- AFAM フロントスプロケット 13-17T
- ZZR250 KLEEN 01-07 クロームモリブデン鋼
ドリヴンスプロケット
AFAM
- AFAM リアスプロケット ハードアルマイト 40-49T
- ZZR250 90-00 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ゴールド 38-48T
- ZZR250 90-00 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ポリッシュ 38-48T
- ZZR250 90-00 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ハードアルマイト 38-48T
- ZZR250 90-00 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット カラーアルマイト 38-48T
- ZZR250 90-00 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ハードアルマイト 40-49T
- ZZR250 KLEEN 01-07 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ゴールド 38-48T
- ZZR250 KLEEN 01-07 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット スチール 41-43T
- ZZR250 KLEEN 01-07 スチール
- AFAM リアスプロケット ハードアルマイト 38-48T
- ZZR250 KLEEN 01-07 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット ポリッシュ 38-48T
- ZZR250 KLEEN 01-07 アルミニュウム
- AFAM リアスプロケット カラーアルマイト 38-48T
- ZZR250 KLEEN 01-07 アルミニュウム
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