手作りお菓子の贈り物
2008年8月29日 (金)
2008/08/29 16:41
Canon EOS Kiss Digital
今日は早めに帰宅できたので、昨日から作ってきた焼き菓子に数品プラスして、私流の焼き菓子ギフトセットを作りました。
箱に梱包するまえに、お菓子を個別にクリスタルパック(お菓子用の透明な袋)に包装して並べたところ。
瓶は、桃とプラムと完熟梅のジャム。夏の疲れを癒せるようにと、甘酸っぱく綺麗な色の仕上がりのものばかり。
黒砂糖を使ったパウンドケーキと、バニラパウンドケーキ、フルーツケーキ。
ヴィエノワ(ヴァニラの絞り出しクッキー、アイスボックスの紅茶クッキー、お花の型抜きクッキー(苺、抹茶、ココア、プレーンの四種)、キッフェルン(ウィーンの三日月クッキー)、フィナンシェ、チョコチップクッキー、ラベンダークッキー、アメリカンクッキー(ビターチョコチップとホワイトチョコチップの二種)。
昨日から時間を見つけては、せっせと作りまして、二日間かけてギフトセットが完成。
先ほど、クール冷蔵宅急便で無事に出荷しました。
バターを使っているお菓子が多いので、基本的には冷蔵保管です。せっかく丁寧に作っても、輸送途中で溶けたり柔らかくなってしまったり、潰れたりしては残念ですからね。
同じように見える焼き菓子も、味が重ならないよう、飽きずに召し上がって頂けるように工夫しています。
たとえば、お花のクッキーはごくシンプルなクッキー生地だけれど、アメリカンタイプのクッキーは食感を軽く、でもショートニングを使わず、あえて全部バターにして、ベーキングソーダ(重曹)を使ったザクッとした懐かしいお味です。
チョコチップクッキーは、バターたっぷりのココア生地にチョコチップをたくさん入れて大人の味に仕上げました。成形時柔らかい生地なので、型に入れたまま焼き上げます。柔らかいソフトタイプのクッキーですが、冷やして食べると口溶けが良くなります。
ラベンダークッキーは、お口直しに、あっさりしたクッキーを作りたくて、フランス産のハーブティー用のラベンダーを入れました。
ラベンダーの香りも生かすためにバターは少し、卵は卵白だけを使用。ほんのりとラベンダーの香りがお口に広がる爽やかなクッキー。
パウンドケーキには全卵を使うので、卵白だけのフィナンシェも作りました。ヴィエノワも卵白だけのクッキーです。
私のお菓子には、ショートニングやマーガリンなどの植物性油脂は使いません。それに頼らなくても、軽やかなお菓子は作れるのです。クッキーの場合、よく泡立てたバターが軽い食感を生みます。丁寧に作れば、香ばしいけれど、サラっと口溶けのよいクッキーができるのです。
パウンドケーキもクッキーにも、バニラの風味をつける時には、タヒチ産のヴァニラビーンズを使います。
今日送ったのは、ごはん日記にも何度か登場している兵庫の歯科医Aちゃん、憧れの女性Hさんに、長野のMさん。
夏の暑い時期はさっぱり活動せずご無沙汰しているので、残暑お見舞いがてらの贈り物。
お菓子作りは好きですが、包装、梱包が苦手なので、プレゼントとして贈るにはお恥ずかしいというより失礼ではないかしらといつも心配です。
回数を重ねて、少しずつお菓子作りの包装も腕が上がってきているとは思いますが、作品としての完成度はまだ満足できるものにはなりません。
そんな私のお菓子でも、美味しいとおっしゃってくださる方がいることに感謝しています。
私はあまりマメなほうではないので、本当に大切な人にだけ自分の作品をお渡しします。
材料を揃えるところから始まり、計量し、混ぜて成形し、焼いて、苦手な包装もして、やっと発送です。私が手作りお菓子を贈る相手は、その心を受け取って下さる方にだけです。
ですから、不特定多数に販売しなくてはならないお菓子屋さんはできないなぁと思います。教えるほうが向いているのでしょうね。
贈り物は、人と人との縁をつないでいくもの。
その人を思う心を表す形だと思っています。
AちゃんもHさんもしばらく会っていないけれど、ご縁のある人とは繋がっていられるのだなぁと感じています。
Aちゃんが男性だったらお嫁さんにしてもらうのになぁ、残念。
おいしいもの
最終更新:2009年12月19日 15:16