SAYONARAデモンストレーション③
2009年7月31日 (金)
カフィア・ライム風味のベリー、マスカルポーネクリーム、ピスタチオのアイスクリームのヴェリーヌ仕立て
分子料理のデモンストレーションを見たのは初めてでした。
上級クラスのお料理は、私にはわからない用語、調理法も多くて、レベルの高さを思い知らされました。
この調理法は説明するまでもないでしょうから、事前に作っておきました、とシェフがおっしゃるもの全て、私には初めて目にするものばかりといった感じです。
デザートでさえ、フレンチのコースの最後にふさわしいお菓子のレベルはこんなにも高いのかと驚きました。
赤い実のラヴィオリ・スフェリックは、赤い実のクーリにキサンタン、グルコ、アルギン酸を使います。ピスタチオのアイスクリームに赤い実のジュレ、マスカルポーネのクリーム、デコールはメレンゲにココナッツファインをかけて焼いたものが添えられました。
写真の真っ赤な丸いものは、まるで卵の黄身のようですが、黄身のように薄い膜に覆われたソースなのです。
丸のまま口に入れると、口の中で膜が破れてソースが溢れ出す仕組み。
分子料理を家庭で出せたら素敵ですね。
今回の参加者は、ほとんどがオリビエシェフにお料理を習った生徒さんでした。
オッシャレ~で綺麗なお姉さまとお上品なおばさまたちばかりで圧倒されてしまいました。
コルドン代官山校のすべてのシェフが厨房に大集合。
時折、デモンストレーションしているオリヴィエシェフをお手伝いしたり、ダンスをしたり♪歌を歌ったり♪と盛り上げてくださり、最後にはカツラをつけて変装して皆を驚かせ笑わせてくれたりと、フランス人シェフたちのサービス精神に感心してしまいました。
バカンスで夏休み中のシェフも私服で応援にきてくれたりと、終始賑やかなデモンストレーション&お食事会となりました。
シェフたちにシャンパンを注いでいただき、オリヴィエシェフのお料理を食べるなんて幸せなひと時だったでしょう。
デモンストレーションと試食後、オリヴィエシェフのご挨拶が終わった瞬間、他のシェフたちがオリヴィエシェフの頭からエビアンを!!
F1選手が優勝した時のシャンパンかけのような事態に、生徒たちからは驚きの悲鳴が!!
でもオリヴィエシェフも他のシェフも暖かな笑顔で溢れていました。
コルドンの代表取締役のコアントローさんもいらして、コルドンの仲間はファミリーだからまたきっと再会できます、とおっしゃっていました。
修了式の時は、皆さんはコルドンブルーの大使です、という言葉が印象的でした。
コルドンで学んだ経験を持つ仲間たちの繋がりは、大きな財産ですね。
本当にファミリーのように温かくて、お料理もお菓子もパンも、人間関係さえも、コルドンマジックにかかってしまうのです。
ずぶ濡れになったちょっとセクシーなオリヴィエシェフとの歓談と写真撮影で、お開きになったのは22時過ぎ。
楽しい時間は早いですね。
フレンチレストラン「シェ オリビエ」は千代田区九段南4-1-10で9月オープン予定。
ホームページも準備中だそうです。
お店のオープンが楽しみ♪
高くはありませんから安心していらしてください、とオリヴィエシェフはおっしゃっていましたが…はたしてシェフの高くない金額とはおいくらかが気になるところです。
きっと素敵なお店だとは思いますが、オープンしたら是非行こうと思っていますので、その時に皆様にご紹介できるか改めて記事にしたいと思います。
おいしい出来事
最終更新:2009年12月06日 16:04