スターバックスのキャラメルフラペチーノ

2009年5月26日 (火)




スターバックスで初めて注文したのは、キャラメルフラペチーノでした。
今でも大好き。フラペチーノが美味しい季節になりました。

今日は同じクラスの生徒さんと衝撃的な会話をすることになりました。

お昼休憩にキャラメルフラペチーノを飲みながらボーッとしていると、私に声をかけてきたのは、実習室で向かい合っている韓国人の女性。
実習室での私は、なぜか韓国と中国と台湾の女性と向かい合って作業している。

大理石テーブルが大きいので、向かいの相手まで距離があり、お互い手元はよく見えないけれど、その韓国人女性は結構問題児という認識を持っていました。(自分の事は棚に上げて失礼な話だけれど)

私より明らかに多く教授に怒られている唯一の生徒かもしれない。
もうかなりの工程が進んでいるのに、計量から作り直しさせられているところ、何度も見たことあるし。

私と違うのは、先生から指摘されたり、厳しく怒られた時
私は自分のふがいなさから涙をこらえてひたすら無言で作り直すのに対し、彼女は先生に楯突く人なのだ。自分の間違いを素直に認めず、反抗したり口答えしたりする強い人。
まぁ、そんな勝手なことは許されず結果的には作り直しさせられていますけれどね。

でも彼女は、クラスでベスト3に入る美人。お綺麗だけれど、年齢は私より多分一回りくらい年上かしら。

その美人な韓国人女性は、私に近づいてきていきなり溜め息をついた。

はぁ~、もう学校辛い、授業厳しい、もう辞めたい、とおっしゃる。
彼女は日本語がそれほど上手ではないのだ。韓国語風日本語をお話しになる。

爽やかな朝の会話の、穏やかではないその内容に、ドキッとして、励ますつもりの私の口から出た言葉は「実は私も…」

彼女は、え?と驚きながらも、あ…やっぱり…あなたに話して良かった…と思っている様子がうかがえる。

きっと実習風景から、色々手こずっている私を見て、その気持ちを理解してくれるだろうと思って声をかけてきたに違いない。
お仲間だと思われてしまったのだ。

でも彼女の悩みは私より重度に感じる。

驚いたことに、彼女自身甘い物があまり好きではないらしい。そんな人が高い授業料払ってコルドンブルーでフランス菓子を習おうと思うところが面白いわよね。

妹さんが韓国のコルドンブルーに通っていたので薦められたと話していたけれど、韓国にコルドンがあるなんて初めて知りました。アジアには日本と韓国にしかないらしいです。

妹は学校が楽しいと言っていたけれど、私は全然楽しくないよーと寂しげに話すんですもの、心配になってしまいました。

一番の問題は、日本語が得意ではない彼女は、授業で先生が話している内容が完璧に理解できないのだと言う。

基礎クラスは、「卵・小麦粉・砂糖・バター」の基本材料の特徴と役割を、常に「なぜそうなるのか?」という徹底的な論理的説明によって理解していきますから、日本人の私が聞いても、かなり難しい内容の話なので、日本語が苦手な外国人にとってはさぞ大変だろうということはよくわかる。

彼女の旦那様もスウィーツは特に好きではなく、お子さんは弁護士目指しアメリカに留学中で、旦那様との二人暮らしで、学校で作ったケーキが消費できず毎回破棄しているのですって。
あぁ、もったいない。

確か入学当初話した時に、自由が丘に住んでいると話していたのだけれど、来月表参道にお引越しが決まったとか。

コルドンに通っている外国人は、一般的な日本人より裕福な暮らしをしている人が多いように思います。

彼女は、カフェを開いて自分で作ったお菓子を出したいと思っていたそうだけれど、コルドンでの授業が厳しくてお菓子作りはもうイヤ、自分には無理だと自信をなくしてしまったみたい。

あぁ、それそれ、私と同じ。

暑くなってきたから通学も大変って言っていたけれど、自由が丘や表参道から代官山って割と近いわよねぇ~。

私の実習パートナーのEさんは外苑(青山)に住んでいてタクシー通学だし、そんな人ばかりだから、私は田舎から遠距離電車通学している貧乏学生のような気分になってしまう。

その韓国人女性は、学校の授業がある前日は憂鬱で、登校拒否児童のような気分、そして学校が終わってから週末までずっと疲れがとれないのですって。これは重症デス。

でも彼女も、上級修了までの菓子ディプロムを申し込んでいるので辞められない、7月からは中級クラスでがんばろうねって微笑まれたのですが…

あぁごめんなさい、私はもう7月から製菓の休学手続きをとり、パン講座に逃げてしまうのですぅぅぅ。

そのことを伝えると、本当にがっかりした様子で、それはもう決定なの?いつ製菓に戻ってくるの?と聞かれ、なんだか申し訳ない気持ちになってしまった。

落ちこぼれ同士?だからこそ分かり合えるものがあるのでしょうね。
お菓子の基礎クラスの生徒さん達は、皆真面目で一生懸命で前向きなので、ちょっと気後れしてしまっていたところ、救世主現る。

とりあえず期末試験に合格して、基礎クラスを無事に修了できるようにがんばりましょうね、と励まし合う仲間ができて嬉しいな、の一日でした。


おいしい出来事


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最終更新:2009年12月04日 14:37