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防空ミサイルシステム(4箇所)

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だれでも歓迎! 編集

防空ミサイルシステム(4箇所)

車庫の場所:葱島、鍋上地方(鍋底地方との境)、城の裏手、工業地帯
地図参考URL


鍋の国には一つの言葉がある。

「鍋食べたらもう鍋友さ」

 それは鍋の国がどんな人も悪事を働かない限りは歓迎し、また一緒に鍋を食べて仲良くなることからきている言葉である。しかし、同時多発の「鍋の悲劇」により、鍋の国は少しだけ考えをあらためた。

 領域を侵し、不当に鍋国内へやってくる敵にフレンドリーに鍋に誘うだけではいけない……ということである。


 確かに不当侵入者にも鍋を誘うかもしれない……というか鍋に誘うだろう。しかし、「鍋の悲劇」を繰り返させない為にも鍋を守る剣と盾が必要であるということである。

「鍋の悲劇」以降、鍋の国は国を守る為の行動を開始した。

 まず、メガネや白衣に気を取られて、近接に持ち込まれた前例があるので、どんな状況でも対応できる機体が求められた。性能的に一番でなくてもいいから、どんなに状況が変わっても対応でき、(メガネでいうなら遠近両用メガネ)かつ打撃力も守備力も高い機体としてペルシャが開発された。これは鍋国内に入り込まれた時に身を盾にし、敵の侵略を防ぐ鍋蓋の役割を持つ。
 そして、ミサイルも極秘裏に開発が行われていた。

 ミサイル……それは鍋を守る剣にして勇気の矢である。余談ながらも、勇気の矢を射るミサ藩王というイメージで勇気の矢と呼ばれている。(ミサ射る)

 それは、従来の鍋の国ではありえない先制攻撃ともいえる。しかし、不当に侵入するヤカラに対して、まず出方を待っていたのでは結局「鍋の悲劇」の二の舞である。鍋政府は涙を飲んで、勇気の矢を用意することにした。例え不審者としても最後まで鍋に誘おう。でも、国民に危害を与えるつもりなら容赦はしない……。それは大事な者を守る勇気なる誓いであった。そしてミサイル搭載の鍋カーができたのである。


 このミサイル搭載の鍋カーにはいくつかの特徴がある。

 それはミサイルの種類が今回参加した技師の数だけバリエーションが作られたということである。ちなみに鍋カーにもいくつか種類が存在している。

 そもそも、車体によって性能がまちまちなのは、藩王が技師作業所の会議室の掲示板にぺろ〜んと

[遠くまで飛んで、一杯弾が出て、動くようにしてね。名前はだいこんミサイルでホーミングあるやつ]

 と、これだけ貼って、いわずみ子摂政と一緒に藩国会議に出席してしまった為である。紙をひっくり返しても透かしてみても、その言葉以外書いてはなかった。だいこんの種類の指定もない。
 ちなみに締め切りまで時間がほとんど無いため、技師同士で打ち合わせをやる時間もなかった。ただ、最低限の必要武装、コンセプトだけを決めて作業に入ったので内臓装備は同じだが、鍋カーの形が違っていたり、またミサイル装弾数が違ってたりもした。しかし、技師らは全ての力を注ぎ込んだのである。

 技師は他の役職を兼ねている者が多い上、参謀、藩王、吏族の仕事でぐるぐる中で、それどころではなかったのだ。そう言う理由で各自好き勝手に設計したので、前記のように種類が多様化したのだが、結果としてそれがいい方に動いた。お互いの足りないところが補われる形となったからである。

 他の藩国は地面や地中に、施設を設置していると思うが鍋は違った。
鍋カーに設置して動くミサイル砲台車を作った。この案の採用理由は動いた方が好きという藩王の趣味である。……だったら鍋カーではなく援軍可能なI=Dを50億にゃんにゃんだして改良すればいいと国民は考えたが口には出さなかった。

 ・・・・・・国にお金が無いことは、よ〜く知っていたからだ(涙)。(正確には国消費の娯楽の為や今後の貯金。ムダ使いは厳禁ということである)

開発技師各位も普段は地面に隠れているので、邪魔にならないからいいか☆ということで、車にどーん!とミサイルを搭載した。

 鍋カーの車体はペルシャと同じ装甲を採用している。ハニカム構造による機体の軽量化と複合装甲。それに鍋の丸みによる避弾傾始などだ。

 固定の施設なら重くても硬い素材や、核シェルター並みに何十にも装甲を重ねてもよいが鍋カーは動く。動くのならば機動性はなくてはダメだろうと云う事でおそろいの装甲になった。

 操縦手と射撃手の二人乗りの車両だがコンソールを使い、安全な位置からの鍋カー同時遠隔操作も可能。また、与圧式換気装置、ECCM、ABM、NBC防護装置を完備。発射統制ユニット、遠隔発射ユニット、統制表示パネル、GPS、慣性航法装置から成る射撃統制装置を備える。

 もちろん、全天候下での使用可能。車体後部の旋回発射機は、左右各97度ずつの限定旋回式となっており、0〜+90度の仰角を取ることができる。ミサイル鍋カーのうちの二つは4連装のミサイルランチャー×2を搭載。ランチャーが2個あるのは弾切れしたら自動で入れ替えをして、攻撃時間に空白を作らない為である。また残りの二つの鍋カーは6連装(入れ替えなし)で火力の集中を求め、広範囲の敵に攻撃できるようにするなど、ミサイルに二種類の利用方法を求めることにより、より様々な敵に対応できるように準備された。(この当たりは技師らが作りつつも昼の休憩時間なども相談の時間として利用し、開発に全ての力を注いだからこそできた利用法である)

 ロケット弾の全弾発射後の再装填時間もさほどかからないように設計されている。
 またペルシャと鍋カー(ミサイルを操作する人)を戦術データーリンクシステム(ペルシャに搭載してます)で繋ぐ事によって攻撃の連携を高める事も可能。


 だいこんミサイル、これには藩王の思いがあった。
 上層部にて、鍋ミサイルを開発するに置いて、一番モメたのは名前である。実際の使用目的も利用方法もいわずとしれず確定していたので名前でモメた。

 シロネギミサイル、えのきミサイル、うどんミサイル、とうふ、しらたきなど中には弱そうな名前などもあった……。


 そして、最終的に決まったのは「だいこん」であった。

 それは煮込ませてダシをたっぷり吸っただいこん。煮物でもおろしてもはたまた生でもポリポリ食べれるだいこん。味付けによりどんな風にも変わるだいこん。

 それは鍋を守る勇気の矢の名前にふさわしかった……。何故なら。

「攻撃してくるのなら容赦はしない。けどね、あなたがもし普通に観光客として鍋に来るのなら一緒にだいこん鍋食べましょ」

 そんな気持ちがこもっているのである。まさにミサイルに相応しい名前であった。

 それは鍋国民みんなの気持ちである。その為、あとの性能面は専門家に任し、信頼して託したのである。


 その為、形は青首だいこんの様に細長い形にした。弾は敵のレーダーを欺くためにグラスファイバーでコーティング。ミサイルにはレーダー等のほかに、固体ロケット・モータも加えて、スピードアップをはかっている。
 射程が長い事によって命中精度が落ちないよう、誘導装置には慣性航法装置、中間コース修正、アクティブレーダー誘導 に加えて、飛翔中の誤差を修正するGPSを組み込んだ。GPSに使う偵察衛星やレーダーはアプローの時代に死ぬほど建設した偵察機やレーダーを利用。
 ペルシャに現在使用されている偵察衛星のレーダーも共有して使うことでコストを抑えている。

 ちなみにだいこんミサイルの性能には敵機を探索し、補足、敵機の元へと辿り付く誘導能力が求められた。そして、旋回が可能で、どのこから敵が飛んできても対応できるように、また、Bヤのような小さい敵にも対応できるように一発ではなく多連装にして、少しでも命中できるように……ということで前記の用な開発が進められたのである。























↓それを眺める人。



<文・龍鍋ユウ・鍋衣千世>
<イラスト・くま・まき・田鍋とよたろう・鍋谷いわずみ子>












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