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支那についてゆっくり議論してみる

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支那についてゆっくり議論してみる


【呼称“支那”について】
2005年10月29日
20:21
5: ja2047

1930年に中華民国中央政治会議が、こういう決議をしているのです。
“中国政府中央政治会議鑒于日本政府及其人民以‘支那’一詞称呼中国,而日本政府致中国政府的正式公文,亦称中国為‘大支那共和国’ ,認為‘支那’一詞意義極不明顕,与現在之中国毫無関係,故敦促外交部須従速要求日本政府,今后称呼中国,英文須写National Repubic of China,中文須写大中華民国。若日方公文使用“支那”之類的文字,中国外交部可断然拒絶接受。”

つまり、こういうことです。
「中国政府中央政治会議は、日本政府とその国民が「支那」という言葉で中国を呼び、そして日本政府が送る中国政府への正式公文書に、またもや「大支那共和国」などと呼ぶことについては、「支那」という言葉の意義は極めて不明確だと認識される。この呼び方は現・中国とはいささかの関係もない。故に外交部に促し、日本政府に速やかに要求させるべきである。今後中国に対する呼称は英語ではNational Republic of China、中国語では大中華民国と記すべきである。もし日本側の公文書が「支那」の類いの文字を使った場合、中国外交部は断固として受け取りを拒否すべきである

で、国民政府外交部が日本政府にこの内容で覚書を提出しています。

1930年の時点で、中華民国が「支那と呼ばないでくれ」という要求をしているわけですから、これ以降は「支那」と呼ぶのはケンカを売っていることになると思います。

もちろん、歴史的に「支那」という名称はあった、という主張自体は正当なのですが、それと、今日「支那」と呼ぶのが正しいかとは別のことです。
先方が止めてくれという呼称を使い続けるのは、紳士のやることではないと思いますね。

中国人に「倭人」と呼ばれて気分のいい日本人はいないでしょう。 私だって、誰か中国人に「倭人は」とか言われたら、いい気分はしない。 まして、「その呼び方は日本人は好まないのでやめてくれ」と言って、相手が、「歴史的な正当な呼称である」とか屁理屈を言ったら、即座に張り倒しますよ。

ま、相手の方が弱そうなら、という条件付ですけどね (^^;

2005年10月30日
09:53
8: たい・なると

5: ja2047 さん
その覚書は共産党政権下でも有効ですか?

ちなみに私、中国人に倭人と言われても、な~んも思わん 琉球民族です。私に悪意を持って倭人と言って来ても 「けなしたつもりなの?」 と苦笑するのみ。

同じく中国人にも 「支那」 を蔑称と思わない人がいると思う。それ以上に何の事か分からない人の方が多いのでは?

よって、「支那=蔑称」 は中共の外交カードの一部であり、いちゃもんの類とおもわれ。

もっとも、中国人との会話で敢えて 「支那の景気はどう?」 なんて言い方するわけないし。

2005年10月30日
16:10
10: ja2047

たい・なると さん

その覚書は共産党政権下でも有効ですか?
戦後、外務省の通達で、あらためて「支那」は使わず「中国」を使用せよということになりましたので、公的には国名としての「支那」は使われていないのはご存じのとおりです。
中華人民共和国については中華民国の後継政権として国交を結びましたので、同じ扱いですね。

今の中国共産党は「シナ」自体は一般的呼称として認められるが、漢字で「支那」と書くのは不快な名称と感じられるのでやめて欲しいと言ってるようですが、いつ、どういう形で表明されたかの正確なところは知りません。
ということで、現在において国を呼ぶのに「支那」というとか、その国民を「支那人」と呼ぶのは、挑発的で感心できたことではないと思います。

もっとも、私には中国式料理のことは「中華料理」と呼ぶより「支那料理」と言った方が旨そうに聞こえるので、こちらを支持します。 同様に、ラーメンのことは支那蕎麦と呼ぶ方が好きです。

よって、「支那=蔑称」 は中共の外交カードの一部であり、いちゃもんの類とおもわれ。
んですから、支那と呼ぶなと言い出したのは共産中国ではないし、逆に共産中国成立後には日本政府が公式に「支那」という言葉を使うことはなかったのだから、「中共」が「外交カード」として支那呼称問題を取り上げたことはない、
なかったと記憶しますし、あり得ないわけです d(^^

一般論としてなら、挑発的な言葉遣いをする人間は、あまり上等には見えないということは、理解いただけると思います。

2005年11月02日
12:53
27:
支那という文字は使いたい人は使えばいいし、僕も普通に使っています。 ただし差別語と言われるとちょっと気になったので調べてみた。

以下のネタ元は「人民日報」です

江戸時代中期あたりから中国のことを「支那」と呼び始めているようです。

佐藤信淵の『宇内混同秘策』/文政5年/1823年の中、「国家論」でもある同書の中で「支那」を日本の下に置き、「支那人」を軽蔑的に書かれているが、「支那」という文字そのもを軽蔑してはいない。
ところが、この本が1888年に新たに印刷され、日本陸軍の副読本になったあたりから「支那人」への軽蔑的意識が生まれたようです(未確認、人民日報の主張)

十九世紀から第一次世界大戦までのオランダの辞書の中では、「支那」に対する解釈は「支那すなわち愚かな中国人・精神的におかしい中国人のことである」となっていた。西洋のその他の辞書では「支那」に対する解釈も大同小異であったようです(未確認、人民日報の主張)

1900年頃、日本などの外国が「支那」という言葉を使って中国を軽蔑の意を込めて呼称することは、海外に在住する華僑の間で強い反感を買いました。一部の留学生と華僑は日本の新聞社に投書して、日本人が「支那」という言葉を今後使わないで、その変わり「中国」を用いるよう要求しました。(未確認、人民日報の主張)

1908年、インドネシア在住の華僑はインドネシアを統治していたオランダ植民地当局に抗議を提出し、「支那」という侮辱的な呼称に反対しました。(未確認、人民日報の主要)

中日二十一カ条条約締結、パリ講和条約調印、「五四」運動以降、中国国内では「支那」という蔑称に抗議するより激しいキャンペーンが巻き起こされました。(未確認、人民日報の主張)

辛亥革命後、中国政府は日本政府に照会し、中国を「支那」と呼ばないよう要求したが、日本側は拒否しました。

【ここから本番です。】 (5のjaさんと一緒の部分)
1930年に、当時の中華民国中央政治会議では決議が採択され、当時の中国の国民政府外交部は日本政府に覚書を送りました。
「中国政府中央政治会議は、日本政府とその国民が『支那』という言葉で中国を呼称し、そして日本政府の中国政府に宛てた公式公文にも中国が『大支那共和国』と呼称されているが、『支那』という言葉の意味はたいへん不明確で現在の中国となんらの関係もないため、今後『中国』を呼称する場合、その英語では必ずNational Republic of Chinaと書き、中国語では必ず大中華民国と書かなければならないことを外交部がすみやかに日本政府に要求するよう促す。もしも日本側の公文に『支那』いう文字を使われたなら、中国外交部は断然その受領を拒否することができる」。

注目点
「日本政府の中国政府に宛てた公式公文にも中国が『大支那共和国』と呼称されている」

つまり「支那」というのは日本の公用語であった。

「『支那』という言葉の意味はたいへん不明確で現在の中国となんらの関係もない」

蔑視が理由ではない。現在の中国とは関係ないということは、中華民国政府も「支那」の言葉自体は認めている。

さらに「人民日報」はこう続けている。

孫文もかつて「支那」という呼称を使っている。文中という形で、1899年、1903年に「支那」という言葉を使っている。
孫文は革命者として、「支那」は清王朝と等しいと考え、「中国」はその革命を進めて樹立をめざす中華民国であり、中華民国の建国以前「支那」と呼称したのは清王朝を指すものであって、辛亥革命後「中国」と改称したようである。

孫文の考え方を借りると、「支那」は「清」を指す言葉であって、蔑視が理由となっていない。

~長文失礼しました~

2005年11月03日
17:09
29: みつき。
「東夷、西戎、南蛮、北狄」
我が国においては・・この表現自体が、蔑称とはなっていない可能性を指摘したい
<支那では蔑称でも、本邦では一定の価値観を持つ異形を意味すると言うような感じかも>

多くの蕎麦屋さんで名物料理になっている
「鴨南蛮」「カレー南蛮」etc.
珍しい舶来物のことを
「南蛮渡来」
えべっさんで知られる
「西宮戎神社」「今宮戎神社」
暴れん坊将軍の正式な役職名
「征夷大将軍」

確かに、「支那」においては本当に悪い意味で使用していた概念かもしれないが・・ 我が国では、遠い外国や外来の者に対して異種への信仰を伴った形で表現しているとも言える。これは、わが国の文化でありそれこそ「えびす」に言われてホイホイ捨て去るような愚かしい事は避けたほうが良いでしょう

我が国は、太古より中華文明《支那文化》とは異なった国風文化を他者との交わりの中で育み、独自の価値観を形成しました。 それが、他者にとって「蔑称」であったとしても、わが国の文化によって《蔑称》→《異文化そのもの》に変化させてきました。

《支那》と言う表現についても・・ひょっとしたら16項で指摘されているような意味があるかもしれないが、たとえそうした意味があったとしても問題ないことを19項で説明しました。

実際には・・24項から28項の説明によって16項の指摘は全く無関係である事が判明し、結果的に19項は、我が国の文化と支那文化の根本的な相違点を指摘する軽くトピズレしてしまった・・

2005年11月04日
06:34
37: ja2047

29 みつき。さん
「東夷、西戎、南蛮、北狄」
我が国においては・・この表現自体が、蔑称とはなっていない可能性を指摘したい
<支那では蔑称でも、本邦では一定の価値観を持つ異形を意味する>と言うような感じかも>

珍しい舶来物のことを「南蛮渡来」
暴れん坊将軍の正式な役職名 「征夷大将軍」

征夷大将軍は野蛮人をやっつける軍司令官という意味だから、これはちょっと違うと思いますが、
「南蛮」という言葉の使われ方については、
語源が蔑称であるかどうかと、現在その言葉が蔑称と認識されているかどうかは、全く別である、という非常によい例であると思います。

本来蛮族に対する蔑称(使う方は正当な表現と考えていたと思います、何せ相手は蛮族なので)であった、「南蛮」が、日本では戦国期から江戸期にかけて、ほぼ後の「西洋」という意味で使われたため、「蔑称」ではないように認識されているということですね。
語源とは関係なしに、呼ばれる対象を実際に蔑んでいなければ、蔑称とは認識されないということです。

2005年11月04日
06:42
38: ja2047

「支那」にロスケだのチャンコロとかいった使い方はないのですから、

ロスケはロシア語の「ロースキィ」(ロシア人)が語源ですし、チャンコロは「中国人」(チャンクォレン)が語源ですから、 これらも語源的には蔑称でないので、堂々と使いたい人は使えばよいという論理になります d(^^

前のと合わせて一投稿ということでご容赦を <(_ _)>

2005年11月04日
07:07
39: ゆきかぜまる

ja2047さん

語源はともかく、使う側が侮蔑的に使っているから問題になるのではないでしょうか。

ja204さんも書いていらっしゃいますが、「語源とは関係なしに、呼ばれる対象を実際に蔑んでいなければ、蔑称とは認識されないということです」の裏側であると思います。

ああ、すいません、シナとは関係ないですね。






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