Beasts' Stacks

Alexander Simondの物語

最終更新:

lupinduke

- view
管理者のみ編集可

Alexander Simondの物語:
WLK-Epicの過程で入手する本。

Alexander Simondの物語

Alexander Simondという名のアルケミストの物語は、痛み、苦しみ、そして修復できない悪意に満ちている。妻のYasiniaが若くして亡くなってから、Alexanderは病気とその源に夢中になった。死と腐敗の魔法的性質を研究した彼は、すぐさま不穏ながらも才能あるウォーロックへと開花した。若き研究助手の”思いがけない死”のあと、Alexanderはエヴァーリングを後にし、未知の世界へと旅立った。その後、農家や小さな村が恐ろしく悪質な病気に荒らされたという情報が村に伝わってきた。農作物は枯れ死に、家畜は田畑で腐っていたとか。エヴァーリングの兵士たちが地方へと派遣されたが、生還したのは一人しかいなかった。

 身体が内からじわじわ溶けていく。そんな中ではやはり平静ではいられないか。彼の動揺は凄まじかったが、それでも彼はある男に会った時の話をしてくれた。
その男が触れた生あるものは、みるみる朽ちゆき 死したという(ただ手で触れただけなのに、である)。その肌は透き通るように白かったが、対照効果を狙っていたのか、その身を覆いくるむマントは、漆黒の闇色だった。その手には、刀身に呪印を宿すダガーが(この呪印に触れただけで肉は焦げ 灰と化した)。男はイナゴのシャワーを降らせ、戦闘の兵士たちを倒した。これを逃れた者たちも、次に放たれた猛毒の霧にやられ、発作を起こしながら死んでいった。しかも衝撃的なのは、男がそれを、いともあっさりとやってのけたことだ。
村全体が集団ヒステリーの一歩前だった。手をこまぬけば窮するばかりと判断したのか、村長は次のような宣言を出した。「病を操るこの男の首に、多額の懸賞金を出そう」と。
数名の猛者たちが旅立っていったが、1人として戻る者はなかった。誰かの死と病を伝える知らせは、その後も引きも切らなかったが、ある日それにも終わりが訪れた。
何の音沙汰も届かないまま1週間が経過した時である。Ritter Shortshankと名乗る男がふらりと村に戻ってきたのだ。男は大量の灰を詰めた壺と 壊れただがーの柄を出してみせた。なんと、その手でウォーロックを倒し、肉を焼くダガーを壊してきたというのでる。「この灰は あの忌まわしいウォーロックのものだ」とRitterは言った。「病に冒されてはたまらないから、屍は火で焼いてしまった」と。しかし証拠がいるだろうから、灰とダガーの柄を持ち帰ったのだという。
村人たちは この主張の正当性について 侃々諤々の議論を交わした。その中で主流となった意見はこうである。「ダガーの柄を持ち帰っても、それはRitterが本当にウォーロックを倒した証拠にはならない。百歩譲って証拠として認められたとしても、決して十分なものではない」と。
 何週間が経つと疫病や毒の話もなくなり、Ritter Shorkshankはヒーローとなった。彼は村の宿を買い取り、経営をしながら旅人に自分の勇士の話をした。しかし、厳密に言えば、このヒーローは何もしてはいなかった。彼はウォーロックが死んだか、旅立った事に気づき、自分が彼を殺したという話しを作り上げたのだ。 Ritterはキャンプファイアの灰を拾い、飾り立てたダガーの柄を旅のウェポンスミスから買い、その2つを\61006の町長に贈呈した。町の人々は、このダガーを見た事がある者は死んだと知っており、あのウォーロックのものだろうと推測した。Ritterはこの町を長年偽り、嘘を貫き通し、町長の娘と結婚した。だがある日、町長が家に帰ると、空き巣が入ったことを発見した。
 まもなくShortshank家、そしてRitterが経営していた酒場にも盗みが入ったことが明らかになった。しかし、Ritterはどこにも見当たらなかった。町の人々はRitterがしかけた盗みなのかを確かめるため、彼を探しに出た。しかしRitterが見つかることはなく、年がたつうちに彼の記憶は町から消えていった。 これがAlexander Simondに関する話全てではないが・・・
。ブラッドセイバーの伝説によるとAlexanderはある夜、昆虫の大群に囲まれた謎の人物から訪ねられた。その人物は彼に計り知れない力と、非難を受けずに研究を続けられる「デミプレイン・オブ・ペストレンス」へのアクセスを約束した。その代り、Alexanderは略奪の神、Derris Zekから盗まれた貴重なアーティファクトを取り返さないといけない。死の握りとして知られるそのアーティファクトはKyrtoxxulous、「デミプレイン・オブ・ペストレンス」の支配者がウォーロックに残忍な任務を遂行するために託したものだ。 それなりに強かったあのウォーロックも、自ら与えられた任務に失敗し、自らに委ねられたダガーで背中を刺されたとか。Gherzhasは捜索に出た。まずはアントンか、そして次第にクナークへと。幾サーの学者Toshikiと会い、その協力を求め、剣を探し求めた。Gherzhasの捜索が成功に終わったのかは明らかにされていない。だが、Bloodsaber Agentたちが死の握りを所有していると、少なくとも彼らはそう豪語している。
 ネクトロポス城の近くにあるYasinia Simondの墓の周辺で、彼女が死んだ深氷の月に、ローブをまとった男が出現するという。死んだ妻の墓参りをしているGherzhasなのか?真相は誰にもわからない。  

 
若干誤字ありますが原文ママです。
戦闘の兵士たちを→先頭の兵士たちを
\61006→原文がどこにも掲載されていなかったので不明。おそらく"エバーリング村"。

全体的に、ちょっとウソくさい訳なのであとは想像で。
途中から出てくるGherzhasは、Alexander Simondのこと。11ページめの記述から分かります。
おそらくKyrtoxxulousから指令を受けたAlexanderが…何かを探しに出たようなのですが、
ココのところの解釈がちょっと微妙です。
Derris Zekからアーティファクトを取り返さないと…
→死の握りとして知られるそのアーティファクト…
→ウォーロックに残忍な任務を遂行するために託したものだ。
1文目のアーティファクトが"死の握り"である、とも読めそうですが…
おそらく、3文目の託されたもの、が"死の握り"、という解釈で合ってるような気がします。

ちなみに、Bloodsaberは、ヴァーミンズ・スナイに行けばもっさり沸いてます。
下水道を根城に、ケイノスに敵対しているゲリラ組織、みたいなところでしょうか。

深氷の月は、ノーラスの暦、"スターパイレー暦"における"1番目の月"の呼称です。

人気記事ランキング
目安箱バナー