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信仰の逗留

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lupinduke

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信仰の逗留
A Sojourn of Faith
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Unrestのコレクション報酬本。
Unrestのページ(およびコレクション)は、!のRePOPは無いしトラップまみれだし、とやたらハードルの高いコレクションです。
ただ、NO-TRADEのページ以外は、ブローカーで調達も可能なので、そこさえ狙っていけばどうにかなるんではないでしょうか。

「信仰の逗留」の場合、10ページのみNO-TRADEでした。

 信仰の逗留

Nicadiaus Quellborn著

 この物語を記すべく筆をとるにあたって、私の心は熱意に満ちている。生まれ故郷エルディンに始まり、オーダスの大陸はブッチャーブロック山脈のこの小さな小屋まで私の身を運んできたこの旅の物語は、切望の念と、否定し難くも屈折した判断力によって促されたものであった。
 博学な若者として成長するにつれ、私は同胞が他の種への軽蔑の念を抱いていることに気づいたが、それには共鳴できなかった。特に私はフェイドワーの文明的社会には興味をそそられ、根本的な違いを有する者同士が長きに渡り平和共存を保っているのは、”穏やかなるもの”の祝福を受けているゆえに違いない、と考えていた。  この考えは、ある夜Quellious自身が夢にお出ましになり、この任務をお与えになったときにその確証を得た。私は彼女の声となり、フェイドワーの民の下まで彼女をお連れするのだ。しかし、そこには難しい選択が残された。私には、寺院内での尊敬を集める立場と、子供を宿した美しい妻がいたのだ。
 決断を慎重に検討したのち私は、自分の気持ちも我が女神も否定できない、という結論に至った。地位を捨て、愛する妻をその宮殿から連れ出して、私は危険な海の旅へと赴いた。その決心と選択が大いなる代償を伴なうことも知らずに。  この途中、Jessaは我らが愛娘に生を授けたが、「涙の海」とはよく言ったものである。妻は出産の後、重い病に陥った。目的地を妻が目にする前に、神々は彼女を召し取ることをお定めになった。旅の間、妻の遺体を保存するという耐え難い業を経て、私の信仰はその根底から揺るいだ。
 激しい嵐のためにコースを外れた我々の船は、フェイドワーの南の岸に辿り着いた。心破れ、悲しみに満ちた私は、船から降りるときも誰の顔も見ることができなかった。ドワーフの船員たちの忠告を無視して、私は荒野へと足を向けた。  見慣れぬ地方を旅しながら、私はドワーフの町カラディムに空しい言葉を持ってゆくことができなかった。まだ時間が必要だったのだ。私はブッチャーブロック山脈の前衛に小さな妻の墓を立てて埋葬した。そしてその近くに簡素な小屋を建てた。今、わたしがこの記録を連ねているのもその小屋の中だ。
 やがて私は、我が妻にちなんで名づけられた娘Jessaを通じて、信仰を取り戻した。娘はあたかもローをその中に宿すかのように、魂の輝きと暖かな心を持っていた。後に私が再びQuelliousへの祈りを捧げるよう勧めたのも、若きJessaであった。  長きに渡って持ち越されていたカラディムの門への旅を遂行するときがきた。私の人生の新しい章の始まりにあたり、ここでこの叙述を終えたい。フード・オン・フット亭のドワーフたちは、”穏やかなるもの”とその祝福のもたらす平和の物語を耳にすることだろう。


この本?(どちらかというと手記・日記の類ですが)の著者、Nicadiaus Quellborn氏。
Unrestの館にて、妻のJessa、娘の(同名ですが)Jessaとともに、ゴーストとなって、ストーリー上、また攻略上の「カギ」を握る人物として現れます。
この辺の理由やら、話の流れは、実際にUnrest内で見聞きしたり、邸内コレクション本の続刊から分かってくるのかな、と思います。
続刊は・・・とりあえず目処もクソもないのでそのうちに。

 

ToDo:4ページ目の/1644のチェック。
→原文ではFeydwerでした。ざっくり入れ替えておきます。

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