奇眼藩国

Ev102・攻撃

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Ev102・攻撃


作戦

【地形】
雪山
  • 雪崩に注意し、自分たちが山間、谷間の場合戦闘は避け平原又雪崩の恐れが少ない場で戦闘

【装備】
<全般>
  • カバー:小火器のようなものは寒冷地では潤滑油が凍ったり金属・プラスチック部品が壊れたりするので、使わないときは雪や外気に触れないようカバーにしまっておく。
  • 予備のパーツ:壊れた部品が速やかに交換できるように予備のパーツを用意しておく。
  • 金属が氷点下では強度が低下するので注意。

<機械>
  • ゴム部品の取り扱い:ゴムは寒冷地では弾性が失われ、砕けることもあるのでなるべく外気や雪に触れさせないようにする。
  • 燃料の凍結防止:燃料や潤滑油が凍らないように取り扱いには十分気をつける。寒冷地用のものを準備する。
  • バッテリーの用意:気温が低いと出力が落ちたりするので予備のものを多くもっていく。
  • 稼動時:アイドリングで十分部品を暖めてから動かす。
  • 停止時:エンジンの凍結を防ぐためヒーターを装着したり、シートをかぶせる。
  • 外装の色は、雪原に溶け込む白で揃える。

<歩兵>
  • 重ね着:重ね着することで体を暖められ、さらに必要に応じて脱着すれば体温調節が容易にできる。
  • 帽子の大切さ:頭部や凍傷になりやすい耳を守るため防寒用の帽子の着用を徹底する。
  • 手袋:指が凍傷になったり、金属性の装備の冷たさを防ぐために着用する。
  • 雪上用靴:対雪用のものをえらび、なるべく靴下を取り替えたり乾かしたり履き替えたりすることで足先の凍傷を防ぐ。
  • 氷点下での防水:寒冷地でぬれたまま風に吹かれると低体温症になるので、水につかる場合はかならず防水用の装備をする。
  • かんじき:雪上で移動しやすくするための靴
  • スキーストック:雪上で移動する際に足にかかる負担を減らせる
  • 足に唐辛子、指にはクリームや油を塗って保温に勤める。
  • 靴と靴下、肌着と衣服の間など、隙間には新聞紙など紙を挟んで保温と寒気の遮断に努める。
  • 金属の装備に、直に触れない。また、可能な限り金属部分を露出させず、防寒用の覆いを被せる。
  • 防寒具のうち、時に衣類が濡れた場合に即座に着替えられるよう、最低でも予備の着替えを一着は装備する。
  • 氷結した食糧は消化できず、寧ろ失調し下痢など体力低下・戦闘不能の原因となるので、固形燃料などで温めた食事が摂れるようにする。湯を確保できるならカップラーメンでも可。但し、直ぐに凍結するので速やかに配食できる場合以外、食事は無理。
  • 通信機などの機械も、低音や付着する氷雪により機能停止する為、アンテナに電熱装置をつける等、防寒対策を施す。
  • 個人兵器としてピストル、サブマシンガン、アサルトライフル、マシンガン、手榴弾、対戦車兵器などを装備する。
  • 支援火器として迫撃砲や対戦車兵器、機関砲を用いる。
  • レーザー目標指示システムによる照準装置で着弾を制御し命中率をあげる。
  • スコープやダットサイトなどを用途に合わせて組み合わせて装備する。
  • ヘッドセット(ゴーグルつき):頭部を衝撃や銃弾から防御するとともに、小型無線機や小型ライト、ナイトビジョンを装備する。
  • イヤマフを耳に装備し、銃撃時に発生する射撃音から耳を保護する。
  • 外気温への冷却:外に持ち出したときに、武器についた水分が凍るのを防ぐために少しずつ武器を冷やす。
  • 金属変形への対処:撃って熱くなった銃身は雪の上においてしまうと変形したり水分がついてしまうので、扱いに注意する。
  • 照準器の取り扱い:呼吸の際に息を誤って光学照準器にかけてしまうと凍って使い物にならなくなるので注意する
  • アサルトライフル:ライフルとサブマシンガンの中間にあるような小火器。
  • ライフル:長距離から強力で威力のある弾丸を撃てる火器。
  • マシンガン:重機関銃、汎用機関銃、軽機関銃があり、自動連射が可能な強力な火器。より多くの弾をばら撒いて敵を制圧できる。
  • 迫撃砲:近距離から遠距離の間接照準射撃に用いる火器。携帯や設置が容易で応用範囲が高い。
  • 対戦車ミサイル:戦車のような装甲の厚い目標に対抗するための火器。誘導型・非誘導型がある。
  • ダットサイトやライフルスコープは射撃の精度や射撃するスピードのアップに必要となる。またダットサイトがあれば夜間でも精確な射撃ができる。
  • ライフルなどは肉厚のブルバレルを使用することで連射したときの急激な温度変化による銃身の変形が命中精度へ影響を与えるのを防ぐ

【体術】
<全般>
  • 平原なら兎も角、山間部や谷間では雪崩を誘発しない為に、発砲を控える。白兵突撃時の吶喊は問題ないので、盛大に叫ぶ。
  • 敵が雪崩に遭いそうな地形に存在する時には、間合いが遠く此方の砲が寡少の場合でも、先制攻撃を加えて雪崩を誘発させる。
  • 撃つときは近くにいる危険な目標を狙って2発撃つようにする。
  • 射撃をする際は弾着地帯の長軸が目標となる敵部隊の長軸と重なっている状態になるようにして撃つ。
  • 敵部隊に射撃を行うときは敵全体をカバーするように分散射撃する。
  • すぐに弾切れにならないように射撃する速度を調製する。
  • 射撃を敵に当てるために夾叉による着弾修正を行う。最初に撃った2発の弾着点の距離を縮めていくようにして撃つ。
  • 照準器の測合及び照準点の選定:射距離や風等の影響で修正した諸元を照準器に測合するか一定の射距離に照準を合わせた状態で目標迄の射距離風等の影響を考慮して照準点を選定を行う。
  • それぞれの部隊が連携しタイミングを合わせて攻撃を開始、その後攻撃が途切れぬように絶え間なく弾幕を張る。
  • 敵の配置の薄い部分に集中して攻撃する。
  • 射線を重ねないように角度をつける
  • 面制圧射撃で的を絞らせない。
  • 制圧射撃によって敵の攻撃を妨げ反撃を封じたり、煙幕をはって目標を視認できなくしたりする。
  • 間隙射撃:味方部隊の間隙或は翼側から(右翼、左翼のこと)行う射撃。味方に当たらないように隣接する味方兵の左(右)側から安全間隙は4m以上必要(別々の部隊同士による同目標に対する同時攻撃、十字砲火ともいえる動作)
  • 一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す
  • 常に相互支援体制を敷き、狙った敵を確実に撃破する。

<歩兵>
  • 雪が深く積もって堅くなっている急斜面の歩行は、足を大きく雪に沈めて体力と時間に体温を消耗する事を防ぐ為、輪カンジキを利用する。軽金属と化学製品の品でも、古来からの素材の品でも、藩国の国柄に合わせる。
  • 平地や緩やかな斜面の移動には、スキーを利用する。
  • 行軍時の吹雪で遭難しないように、各人がザイルを着用する。
  • 固まった雪を煉瓦の代りに積み上げて戦闘時の陣地や吹雪の時の雪洞を作る為のショベルを携帯する(軍隊装備なら必須なので、言うまでも無いかもしれませんが)。
  • 重量物は、橇で曳く。場合によっては、犬橇を用意する。
  • 射撃の場合、立射と伏射を併用し、射撃時にのみ静止する。
  • 射撃に使う銃は自身の手や腕の一部となるように扱う。
  • 射撃の際にぶれないように正しくしっかりと握る。
  • 銃の個癖、気象条件等による修正:銃の製造上の誤差により照準器がニュートラルな状態での弾着点と照準点は一致するとは限らないこの為照準器を修正する必要が有る、また風速風向等によって弾着点と照準点への誤差が生じるため射距離と風速に応じた照準修正を行い、射撃の精度を高める。
  • 射弾の観測修正:着弾煙、曳光弾等から射弾を観測し目標に対して有効な射撃を実施出来る様に修正を加える事。
  • 射撃は右撃ちと左撃ちを織り交ぜて遮蔽物越しに。撃ったらすぐ隠れる
  • 戦闘中に弾丸をすみやかに再装てんするため、あらかじめ弾倉はきちんと収納し、即座に取りだせるようにしておく。
  • 射撃するときは立射や膝射、座射、伏射など正しい姿勢で行う。
  • 木や壁、岩などがある場合はそれを利用して身を隠しながら体を固定して安定させてから射撃する。
  • 膝射は片膝を地面につけて体を安定させて撃つことで狙いがずれにくくなる。
  • 伏射は地面にうつぶせになって腕や体を固定することで安定して射撃できる。
  • 弾着は赤外線による火光判定。赤外線ならナイトビジョンが死なない
  • 銃を握るときは手が震えるほど力を込めないようにする。
  • 照準を合わせるときは照星と照門とが直線上に整列したサイト・アライメントの状態を基本とする。
  • 照星と照門を結ぶ線が水平になって目と同一の直線上になるように銃の向きをもってくる。
  • 照星に焦点を合わせ、銃の向きが撃つ目標の真ん中に来るようにする。
  • 撃つときは呼吸の仕方、引き金の引き方、照準の定め方、握り方を正しく行うようにする。
  • 発砲時や狙いを定めるときは照準がぶれないように呼吸を止めて行う。
  • 照準が外れないよう、引き金は勢いよく引かないようにする。
  • 引き金はサイトアライメントがずれないように指に徐々に力をかけて真後ろに引く。
  • 発射後の次の一撃をすぐに撃てるように引き金を引いた後もすぐに引き金を離さないようにし、照準を保つ。
  • 攻撃中は射撃の騒音や混乱が起きることを予想しあらかじめ声や笛、手信号などの連絡手段を決めておく。
  • 歩兵は木々や遮蔽物の陰に伏して射撃を行う


【陣形】
  • お椀状に展開して火力を集中する
  • 分散しつつ、相互に支援が行える状態を作る
  • 火力班と突撃班が互いに最大火力を集中出来るようにする
  • 互いに5~10m程度距離を取って展開
  • 障害物を利用して側面を突く

SS


―遠く、遠雷のような音が聞こえる。
遠雷でない事は、耳慣れた戦場の音である事からすぐに分かった。
銃声だった。

ダックスの駆動音がそれに重なる。
雪を踏みしめて歩くのも、北国人であれば慣れたものだ。
す、と随伴歩兵である特殊工作兵達が耳をそばだてた。
そして、フィンガーサインを送る。

―敵発見―

ダックスのセンサーにも反応がある。

吾妻 勲@奇眼藩国『狙点調整…必中距離です…』
吾妻 勲@奇眼藩国『この一撃…外しはしません』

『攻撃開始』

静かに、告げた。

吾妻 勲@奇眼藩国『撃て!!!』

ダックスの100mmが最初に一撃を浴びせ掛けた。
遠慮なく、容赦なく、躊躇なく、間断なく浴びせていく。

吾妻 勲@奇眼藩国『残弾はまだ充分です!』
吾妻 勲@奇眼藩国『あるだけ…持って行きなさい!』

ただ、祈りを込めて、撃つ。敵よ、安らかに逝け、と。
許しを請いはしない。奪うものは、いずれ奪われる。
それは、世の理。だからこそ、許しを請うなど、無意味なのだ。

吾妻 勲@奇眼藩国『許しは請いません…、後悔も…決して…』

ダックスの砲撃を援護に、特殊工作兵たちは静かに進行する。
そして、静かに、的確に、敵を屠っていく。

そして、また平原に、遠雷のような銃声と、ダックスの駆動音だけが残った。
鋼を纏った死神たちは、白い影を引き連れて、次の戦場へと赴く。
ただ死者を弔いながら、歩く。

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