らき☆ロワ @ ウィキ

Double-Action Rascal form

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rakirowa

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Double-Action Rascal form ◆nkOrxPVn9c



前回のあらすじ


あぁ、最早何も言うまい

語るべき言葉ここにあらず

話すべき相手ここにおらず

漢、ただ前を向き、ただ上を目指す

ただ前を向き、ただ上を目指す



   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         。O

     / ̄⌒⌒ヽ
      | / ̄ ̄ ̄ヽ
      | |   /  \|
    .| |    ´ ` |
     (6    つ /   
    .|   / /⌒⌒ヽ
      |    \  ̄ ノ
     |     / ̄



        ./ ニYニヽ
 r、r.rヽ  / (0)(―)ヽ
r |_,|_,|_,|/  ⌒`´⌒ \   ふむふむ・・・なるほどなるほど・・・
|_,|_,|_,|_,| , -)    (-、.|
|_,|_,|_人 (^ i ヽ__ ノ l |
| )   ヽノ |  ` ⌒´   /
|  `".`´  ノ
   入_ノ
 \_/
   /
  /



        ./ニYニヽ
 r、r.rヽ.  / (0)(0)ヽ
r |_,|_,|_,|/  ⌒`´⌒ \   で?っていう
|_,|_,|_,|_,| , -)    (-、.|
|_,|_,|_人 (^ iヽ__ ノ l |
| )   ヽノ |  `ー'´   /
|  `".`´  ノ
   入_ノ
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  __,冖__ ,、 /ヽ_/> / //      ,. - ―- 、
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      , '::.::,ィ::.::.:/:.::.::.::.::|::.::.::.::.::..、::、、:、::.:、:、ノトヽ、:.::.:ヽ
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      i'    l:.::|::|::.:l:.:lヾ弋'''ぅーヽヽ::代、_,゚// !トi、l;;;;;;;;;,::.::.::ヽ.::',   
        l:::|小::.:Nヽi 辷ニ-   ヾl ー一' /!k'ソヽ;;;;;;;;,::.::.::ヽ::',
        ヽ|l:l ヽ:ト、i:lヾ、    i     /'|:ト、、 \;;;;;;,:.::.::.:ヽ:',
           ヽ', ヽ !ヽ\    一    , ' || ゙i、   \;;;;;;,::.::.:ヽ',
             ヽ ヾ.!i 、_    ,ィ  ,ル  |:|    \;;;;,::.::.:ヾ    (ついていけない・・・・・・)
        ,  ‐- 、  ,.="弋 ||`ー ´ .|   __   "    \;:.::.::.:ヾ
     /      `' ⊥.._ ||" ̄"''┤  ||`i         ヽ;,.::.::.:.ヽ  
    /        、 |    `\     「 ̄||│ _      ヽ::.::.::.:
  /_,. -- .. _    ',.L_, ./"ヽ、   | /-く,    `ヽ      ヽ::.::.::|
./'"       ` ヽ、 |  ',i     ヽ__j  lニ 、ヽ    ヽ     ヽ::.::.|
{             \!   l:l-‐- 、  ヾヽ    `ヽ、  |     lヽ::.:|
.ヽ          、    ヽ  |:|   \  ⊂⊃     ヽ|     /;;;ヽ:|
  ヽ     __ ヽ:、  ト、 |:|      ヽ、|l|''" ̄ ̄""'''ヾi   /;;;;;;;;リ
   ヽ、r '"     `` .、 //  |:|    ,.   |l|         }i /;;;;;;;;/
    `|  _......_   r'    |:|- ' ´     |l| `ヽ、    ノ レ';;;;;;;;;;;/
     ヽ´;;|  ,. - '`` .」,. ‐ '"│    ⊂⊃    ヽ、_./ |;;;;;;;;;;;/ 
      ヽ|, '       |- ' " ̄    _|l|     /   |;;;;/  
       `|      ,.└--  ._z、─- ヽ `" 丶、 ./ _,._,.<^_ヽ、
           |    ' ‐- .._    \   ヽ      〉/::::∠-


シグナムがそう思うのは必然であった。
シリアスにロワやっている彼女にとっては、
異様にテンションが高いサラリーマンと恐竜にノリがついていけないのだ。
つーか冒頭の漢って時点で自分が除外されている気がする。


「だがここで退けるわけもない・・・・・・」

緑色の恐竜は奇声を上げながら飛ぶ。
そして恐竜は大口を開けて斧を構えたサラリーマンに向かって舌を伸ばす。
だがサラリーマンは自分の身の丈はあろう巨斧をなんなく振い、舌は硬い音を立てて弾かれる。
自分の身体の一部に衝撃が走ったのだろうか、恐竜は若干顔を歪めた。

「まずは先に割り込んできた貴様を叩く!」

この場に本来立っているべき戦士は己とタラコ唇のサラリーマンだけで十分。
シグナムは戦いに水を差した闖入者である珍妙な恐竜を排除すべく駆け出す。
そして恐竜から出たままになっている舌の横を走り、右手に魔力を込める。


「紫電一爪!!!」
「バレバレだってう」

次の瞬間、炎に包まれた爪が恐竜を襲うが恐竜は横に飛び、爪から放たれた熱波を難なく避ける。
ふざけた外見とは裏腹にかなりすばしっこいようだ。
そしてどこから取り出したのだろうか、ホワイトボードを手に持って何かを書いていた。




        /\Y/ヽ
       / (ー)(ー) ヽ
      /::::⌒`  ´⌒::::\
     | ,-) ヽ__ノ(-、|
     |  l   |r┬-||   |
      \    `ー'´   /
     /          \
   _/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

         /ニYニヽ
        / (0)(0)ヽ
       / ⌒`´⌒ \   ニヤニヤ
      | ,-)    (-、.|
      | l  ヽ__ ノ l |
       \  ` ⌒´   /
    .   /            \     +
     .|. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  トン
    _(,,)           (,,)__
 .. /. |  紫電一爪     |  \
 /    |            |   \

「貴様っ!」
「かっこいい技名つければいいってもんじゃないっていう。 お前のは火炎切りで十分だっていう」

己の長年の鍛錬で生み出させた技を否定されシグナムの怒りのボルテージは上がっていく。
そんな彼女の頭の中にとある声が響く。

『女、もうわかっているとは思うがあいつは我らよりも格上だ。
だから怒るな、貴様ほどの武人ならこの場で感情に任せることがどれだけ危険かわかっているはずだ』

「すまぬ、ラスカル殿」

肉体の一部となっている獣に礼をし、再び目の前の恐竜に向き直った。
恐竜はすでに舌を巻き戻し、代わりに大きく息を吸い込んだ。
同時に恐竜の周りが強力な熱気に包まれる。

「お前から食ってやるっていうwwwwww
ミディアムなんて生温いことは言わないっていうwwwwww
ウェルダンまで焼くっていうwwwwww」

恐竜の挑発と共に彼の口から炎が放たれた。
同時に炎はシグナムの身体を抱いて彼女の視界がオレンジ色に埋め尽くされていく。
だがそれでも炎は止むことを知らず、辺りを侵食して激しく燃え盛っていく。

「やっぱり大したことないっていうwwwwww
火加減すればよかったっていうwwwwww
炭化しちゃったっていうwwwwww」

激しい炎に身を焼かれて朽ちていくであろうシグナムを見るなり恐竜はそれを嘲笑った。
実力者であれ人は人。 肉体の30%の火傷程度で死に至る脆弱な存在。
1084℃の竜の炎に包まれたならばまともな形を保ってはいないだろう。
少しやりすぎたっていうwwwと笑っていた彼だがとある異変に気づき始める。

「そういえば燃え尽きるの遅いっていうwwwwww
でもいいっていうwwwwww」

思考を止めたのは彼にとってミスだっただろう。
気づいたときには既に遅かった。
火達磨の中から人影が飛び出したのだ。
でっていうの炎の温度は1084℃。
対生物なら十分すぎる熱だ。
だがたかが1084℃、炎を司る彼女にとってはまだ温い。
炎を己の魔力と同化させることで身を焦がすはずであった炎も無力化される。
その右手にはまだ炎が消えることはなく、否、消すことなく。

「火龍・・・・・」

炎の中からその身を晒したシグナムは、己の魔力を再び右手に収束させていく。
魔力は熱に変換され、熱は炎へと具現化させる。
更に自らを覆いつくしてした炎をも巻き込んで増大した熱量は彼女の右腕を巨大な火炎の鎚と変化させた。
そして彼女は言い放つ。 巨人スルトの剣の名を冠する愛刀の一太刀を。

「一爪!」
「でぇぇぇぇぇぇwふぇあぁkfじゃかふぇあfじゃkふぁvかjヴぁえjlwrkq2お」

右腕から伸びる炎は龍と化し、
大地、鉄柱、その空間でさえも薙いでいく。
そして龍の顎は恐竜にも喰らいつき、その身を己と同化させようと熱量を上げる。
恐竜自身の肉体に絡みついた炎は離れることをよしとせず、着実に彼の身を蝕んでいった。

だが恐竜は本来は捕食者、誰にも捕食されることをよしとせず、
ましてやこのような無機物に食われるつもりはない。

「こんなところで・・・・・・終われない・・・・・・てう」


シグナムは驚愕した。
食ったのだ。
恐竜は龍を薙ぎ帰すように自身の舌を伸ばして払った。
それにより火龍の首がもがれ、己の口に頬張る。
俗に言う食すという行為だ。
しかしそれは飽くまで生物に対して行うもの。
栄養ともならない炎を食らった恐竜は喉の奥から発される熱量に悶える。
身に纏う炎を消した代償として、肉体に大火傷を負ってしまった。

だがそれだけだ。 己を包み込む炎を全て取り除いたので彼を犯す者は何も無い。
首を失った龍はそこで恐竜を喰らうことを止めて消えた。
龍の遺した炎が虚しく大地で燃え盛る。

「化け物め・・・・・・」
「人のこと言えないっていう」



                      / ̄⌒⌒ヽ
                     :: | / ̄ ̄ ̄ヽ
                       | |;;;;;; /  \|
                     .| |;;;;;;;  ´ ` |   アナ、アナ、ゴー
                      (6;;    つ /
                     .|;;  / /⌒⌒ヽ
                      ::|    \  ̄ ノ
                      |     / ̄
                     / ゜     '、... __
 ゜             +  ===== !    ,.        ̄丶
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  ,. - ―- 、
        ヽ
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  |     -'''" =-{_ヽ{
  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
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    i' l  r' ,..二''ァ ,ノ    ガッ!って言えやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
     l  /''"´ 〈/ /
    ;: |  !    i {
l     ;. l |     | !
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l    ; l i   i  | l
    l   ;: l |  { j {
     ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
  ::.   \ ヽ、__     ノ
   ::.     `ー-`ニ''ブ
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         / ̄ ´    ., -──--、,!
.        /       ./ で    ,!
.         /  _    .i   っ  だ ,!
       / /  ` v ―i   て  が ,!
.      // ..―、 :i;:.  ヽ  い    ,!
.       /:/´ @ ヽ;;ッ― 、.〉 う.__,.,!
     /:::|     :i!  @/,イ~',   ,!
      /:-ヾ、    ハ   "  };; 'i  ,!
.    /: ''"⌒''‐"ヾ rヽ、  ノ;;. `ヽ,!
   /ヽ.         ''゙⌒ ''‐'';  ,!
.   /‐ i:::          .:,.  .: ,:' ,!
  /: :ノ、:::         .::/~  ;; ,!
. / : : : i~``―-、_  ..::::i ―.;;ヾ,!
/: : : : f__ _     ~―┬ヾ ;; },!
ヽ、: : :{   `ヾ,._,,..,,.._ !   .;; ,!
   ``ヽ.、_  ,:''    /   .;; ,!
       ``ヽ.、..  ノ   ,:'' ,!
             ``ヾ、  ノ,!
                 ``ヽ,!




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             __  ,へ、   ,':/::.::.:: ::.:/^i.::.:.\
     ,.. -=ニ二::_:::::| \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |::.::.::.:\    
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       /::.::, -‐,. -::.::.|:::`::.::.::.::..::.:´::.:\:::ヽ、::.::.::.::ヽ
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      /:/  i::.:://|::|::.{::.:l::l:ヽ:l::.::.::ヽ:.|`リミ:!.ヽ:ヽ:V/::\:.::.:',    
      〃   {::.::l:l:.:l.:.|‐ト-:ト..',_:トト、::.::|斗七弌l:ト:::i:V;,::.::.:\::.::',
      i'    l:.::|::|::.:l:.:lヾ弋'''ぅーヽヽ::代、_,゚// !トi、l;;;;;;;;;,::.::.::ヽ.::',   
        l:::|小::.:Nヽi 辷ニ-   ヾl ー一' /!k'ソヽ;;;;;;;;,::.::.::ヽ::',
        ヽ|l:l ヽ:ト、i:lヾ、    i     /'|:ト、、 \;;;;;;,:.::.::.:ヽ:',
           ヽ', ヽ !ヽ\    一    , ' || ゙i、   \;;;;;;,::.::.:ヽ',
             ヽ ヾ.!i 、_    ,ィ  ,ル  |:|    \;;;;,::.::.:ヾ  (そもそもヌルポって何だよ)
        ,  ‐- 、  ,.="弋 ||`ー ´ .|   __   "    \;:.::.::.:ヾ
     /      `' ⊥.._ ||" ̄"''┤  ||`i         ヽ;,.::.::.:.ヽ  
    /        、 |    `\     「 ̄||│ _      ヽ::.::.::.:
  /_,. -- .. _    ',.L_, ./"ヽ、   | /-く,    `ヽ      ヽ::.::.::|
./'"       ` ヽ、 |  ',i     ヽ__j  lニ 、ヽ    ヽ     ヽ::.::.|
{             \!   l:l-‐- 、  ヾヽ    `ヽ、  |     lヽ::.:|
.ヽ          、    ヽ  |:|   \  ⊂⊃     ヽ|     /;;;ヽ:|
  ヽ     __ ヽ:、  ト、 |:|      ヽ、|l|''" ̄ ̄""'''ヾi   /;;;;;;;;リ
   ヽ、r '"     `` .、 //  |:|    ,.   |l|         }i /;;;;;;;;/
    `|  _......_   r'    |:|- ' ´     |l| `ヽ、    ノ レ';;;;;;;;;;;/
     ヽ´;;|  ,. - '`` .」,. ‐ '"│    ⊂⊃    ヽ、_./ |;;;;;;;;;;;/ 
      ヽ|, '       |- ' " ̄    _|l|     /   |;;;;/  
       `|      ,.└--  ._z、─- ヽ `" 丶、 ./ _,._,.<^_ヽ、
           |    ' ‐- .._    \   ヽ      〉/::::∠-


「KISS☆SUMMERらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!俺を無視すんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

斧を持ったサラリーマンがシグナムの背後から襲い掛かってきたのだ。
気配を察知したシグナムはすかさずサイドステップで斧の一振りを避ける。
斧は虚しく空を切りそのまま地面に叩きつけられるが、その衝撃で砕け散ったコンクリートが飛び散る。
同時に地面に大きな亀裂が走って割れていく。
シグナムの正面にいた恐竜はこれを確認するなり飛び上がった。

「危ないっていうwwwwww
こいつら食うの手こずるから一旦退却っていうwwwwww」

恐竜は翼を生やし、上空に舞い上がる。
攻撃の体勢に移ろうとはせず、ただその場から離れるために天を目指すのだ。
先ほどまでの猛者達の顔が確認できなくなるぐらいまでの高さに辿り着くと胸を撫で下ろした。
それも束の間。

「逃がすかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「しつこいっていうwwwwww」

恐竜の視点に入ってきたのは地上にいたはずの男。
両腕を前に突き出し、赤いオーラを発しながら地表から突撃してきたのだ。
だが恐竜は戸惑いの色を見せることはない。



                           //  /_,. -;=''" _,       
    はああああああああああああ!   // '-'"`" -‐ニ‐"___=__---             ,,,,,,,,,,,,,,  
       /ニYニヽ        / )`) ) :/レ    ____-__-_  /`''-w´ヽ  ,√"´\ rー''''' ̄   (   ̄'''''-,,,,
 r、r.rヽ. ./( ゜)( ゜)ヽ     .////ノ.,/′     /:::::::::    : ̄ ̄0 ̄/ ̄ ̄/   )    ヽ__ノ  ヽ
r |_,|_,|_,|/::::⌒`´⌒::::\   /ノ )´`´/; i:::″    ;::...::::....  ::::::.  ....○...........o......./`ーー´            ヽ
|_,|_,|_,|_,| ,-)___(-、| /   ノゝ / .!::^:     丶、 ::::::::,.... _ _.........../.............../    ノ´ ̄⌒ヽ        ヽ,
|_,|_,|_人 (^ i |-┬-|  l || 、_,,ィ '__/  .!::^:       ヽノ:::::... _ _   ,/´O ゚   l     (     )  /⌒ヽ   'l
| )   ヽノ | `ー'´   / \ _/     i:: :: :      ヽ ::;;:   _-__  o ヾ _ l⌒ヽ   ヽ__ノ  (    )   l      
|  `".`´  ノ                  ヽ  ヾ    ヽ` :;;...  三__ ̄ ̄ ̄`.l   )         ヽ _ノ   /
 \_/                         ヾ\\:  \,. -;=''" _,.-;-\ .、/    /⌒\      _/
                                                 '''―,,,,, (    _),,,,,,―''''''
                                                     ̄'''''''''''''''''

恐竜は瞬時に卵を作り出し、それを思いっきり男に向かって投げたのだ。
卵とアナゴがぶつかり合うなりお互いのオーラが混じり合うや否や火花を上げる。
オーラの粒子が空気中に拡散しては視認できなくなるまで小さくなって消えていく。

「男に後退の二文字はねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

緑と赤、二つのオーラの衝突に先に焦りの表情を見せたのは緑。
大空にすさまじいまでの大音量の叫びが響き渡り、浮かぶ雲が次々と揺れては消えていく。
それに呼応して赤のオーラは輝きを増し始めた。
夜を照らす太陽のごとく輝く赤の前に緑の卵は次々と亀裂を帯び始める。

「だが甘いっていう」

傍観していたヨッシーは次の行動に移り始める。
羽を動かして卵の真後ろ側に移動。
そこは赤のオーラ、サイコクラッシャーの射線上にもあたるのだが、彼はそのようなことを気にする様子は見せない。


                           //  /_,. -;=''" _,       
    はああああああああああああ!   // '-'"`" -‐ニ‐"___=__---             ,,,,,,,,,,,,,,  
       /ニYニヽ        / )`) ) :/レ    ____-__-_  /`''-w´ヽ  ,√"´\ rー''''' ̄   (   ̄'''''-,,,,
 r、r.rヽ. ./( ゜)( ゜)ヽ     .////ノ.,/′     /:::::::::    : ̄ ̄0 ̄/ ̄ ̄/   )    ヽ__ノ  ヽ
r |_,|_,|_,|/::::⌒`´⌒::::\   /ノ )´`´/; i:::″    ;::...::::....  ::::::.  ....○...........o......./`ーー´            ヽ
|_,|_,|_,|_,| ,-)___(-、| /   ノゝ / .!::^:     丶、 ::::::::,.... _ _.........../.............../    ノ´ ̄⌒ヽ        ヽ,
|_,|_,|_人 (^ i |-┬-|  l || 、_,,ィ '__/  .!::^:       ヽノ:::::... _ _   ,/´O ゚   l     (     )  /⌒ヽ   'l
| )   ヽノ | `ー'´   / \ _/     i:: :: :      ヽ ::;;:   _-__  o ヾ _ l⌒ヽ   ヽ__ノ  (    )   l      
|  `".`´  ノ                  ヽ  ヾ    ヽ` :;;...  三__ ̄ ̄ ̄`.l   )         ヽ _ノ   /
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                                                     ̄'''''''''''''''''




「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

アナゴと衝突していた卵が砕け散ったと同時に新たな卵が襲い掛かってきた。
それでも赤のオーラは卵に遅れを取ることはない。
当然である。 先ほどまで彼自身と衝突していたものと全く同じなのだから。
砕ける卵が一つ増えた、アナゴにとってはそうだったであろう。
そのままであったなら。

「そしてこれはおまけっていう!」

恐竜は下方の卵、否その先の男に対して臀部を晒す。
ふざけているわけではない。 恐竜は勢いをつけるためにその場で前方に1回転をする。
そして得た運動エネルギーをそのまま下方に放つことで自らの身体を飛ばす。
ヒップドロップと呼ばれるそれは重力によって更に速度を増して勢いよく卵に叩きつけられた。

「ぬおっ!?」

卵から更なる衝撃が加わることで男にかかる重圧が増し、
今まで優勢を保っていた赤のオーラは押され始めた。
男の顔には焦りが出るが、卵を押している恐竜はそれほど表情を崩すことはない。
緑は真下のそのまま力を加えることにより、重力の恩恵を最大限に受けることができる。
対して赤には重力を無理やり断ち切って自らの力だけで天に昇っているに過ぎない。
赤のオーラは次第に輝きが不規則となっていく。

「このまま地面に叩きつけてやるっていうwwwwww」


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   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
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   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :








『去ったのか・・・・・・?』
『シグの字、気をつけることだ。 やつらが来るまでに早く離れるぞ』
『それもそうだな』

シグナムは念話で己の中にいるラスカルに話しかける。
恐竜が飛翔すると共に男が光を纏って天に昇って僅かだが時が流れた。
空を見上げるシグナムだがそこでは光と光が互いに衝突しているだけ。
本来ならあのような化け物染みたやつらと離れてセフィロスと接触したいところだが、
彼らがそれを許してくれるかどうかまだわからないのだ。
逃げようとしたらさっきみたいに突然現れる危険もある。
だから上空を警戒しながらこの場を去ろうとした矢先であった。




              /ニYニヽ
             / ( ゚ )( ゚ )ヽ
            /::::⌒`´⌒:::: \
           |  ,-)___(-,| はああああああああああああああ!
           |    |-┬-|   |
           \   `ー'´   /
           / / ̄ ̄\ \
          / /      >  >
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        |,、‐''''´ ̄ ̄``''''-、 |
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       /            ::::::ヽ
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       ヽ             ::::::::/
       ヽ           :::::::::/./’, ’, ¨
    ’ヽ∴...\   , ‘,ヾ::::::::::::::://。・,/∴ ドゴォォォ
       -:’ヾ!ii,!|从!||!!,i,,!ii,!|l|!!从,・∵,・、
       
       

「遅かったか!」
『まだ3分しか経ってないのにな』



            / ̄⌒⌒ヽ
             | / ̄ ̄ ̄ヽ
             | |   /  \|
           .| |    ´ ` |
            (6    つ /
           .|   / /⌒⌒ヽ
             |    \  ̄ ノ          笑えよベジータ
           _|_    / ̄ ̄
       __/;;;;;;;\   \ヽ_
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056:狂人にも五分の理(ことわり) 時系列順 057:Double-Action Rascal form(後編)
036:パラレルワールドって怖くね? スバル・ナカジマ 057:Double-Action Rascal form(後編)
アルフォンス・エルリック
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