ときめきメモリアル大辞典

爆弾

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爆弾【ばくだん】

ときめきメモリアルシリーズでお馴染みのシステム。
同時に、ときメモシリーズを象徴するシステムと言っても良いだろう。
これによってゲームバランスを保つ意味合いが強い。


主な共通点

特定のキャラだけを相手にしていると、相手にされないキャラの傷心度が高まり、いずれ爆弾が点灯する。
それでもそのキャラを放っておくと、終いには爆弾が爆発して登場しているキャラ全員の好感度が激減し、場合によってはトラウマレベルの状況に陥る。
爆発させた本人とそれ以外のキャラで影響が段違いになるケースもあり、明確な戦略が無ければ爆発させない事が鉄則となる。

爆弾自体にも、発生頻度や爆発までの猶予状況、爆発後の影響や必要な対処法が作品によって仕様が全く異なるので、クリアに向けて軽視できない要素である。

基本的に、爆発した本人の傷心度は最低値まで下がるが、他のキャラの傷心度が急上昇して爆弾が立て続けに発生し、最悪連鎖爆発してしまう事も有り得る。
これを繰り返してしまうと、一部の例外を除き、クリアはまず不可能になる恐ろしいシステムである。
かと言って爆弾を恐れる余り、無策でデートを繰り返すと好感度に変動が起こったり、自分磨きの機会を削られたりした結果、思わぬ相手からの告白を受ける恐れもあり、このさじ加減が難しい。

爆弾が点火した場合、その点火したキャラとデートをすれば、取り敢えず爆弾は消える。
これを攻略上「爆弾処理」と言う。
爆弾点火の合図は「学校で主人公の『悪い噂』が流れる」というメッセージ。
GSシリーズでは、情報キャラから「最近男に冷たくしていないか」等と直接言われる。

常識的に考えたら、悪い噂等が流れた時点で既に好感度は落ちているものではないのか?
更に考えると、このシステムは「爆弾処理をする」という大義名分を掲げた浮気奨励なのだろうか…それこそ「無節操な奴」等と別の悪い噂が流れそうである。
そもそも悪い噂とは、どんな内容で発信源は何処なのか?
好きでも親しくもない相手のご機嫌を取る為に、したくもないデートをさせられる主人公も相当に気の毒である。
その点、『GS3』『GS4』の親しくも無い相手の傷心度が上がりにくいシステムは、ある意味現実的である。

傷心度が高まる要因(詳細は傷心度の項目を参照のこと)は、選択肢で相手が傷付いたり、嫌がるようなものを選んだり、下校やデートの誘いを断る、逆に他のキャラの下校やデートの誘いをOKする、『4』では手つなぎをしていない状態で呼べない呼び方をしたり、語堂ショックを起こす(語堂つぐみ限定)等、多々ある。
登場キャラが増えてくると、下校だけで簡単に複数の爆弾が発生するようになるので、いかにして登場キャラ自体を抑えるかが攻略の基本中の基本とも言われている。

一応、傷心イベントによって情報キャラに聞かなくとも爆弾の持ち主は特定できる。
特に、『1』のPCエンジン版に言える事だが、これが起こる時は既に爆発が迫っているという事であり、早急に対処しないと取り返しのつかない事になりかねない。
既に予定が埋まっていた場合は、爆発を覚悟しよう。

隠れキャラ・追加キャラの場合、一部を除き爆弾爆発の影響を受けないので、後味は悪いものの構わず爆発させるのも一手だろう。

爆弾が爆発すると、早乙女好雄などの情報キャラから「○○を傷つけたって噂が流れてた」等と教えてもらえる。
『2』の坂城匠には、誰かを傷つけたかもしれないと気にする主人公が電話を掛けると、いきなり「やあ、女の子傷つけた奴!」と言われる。
また、『3』の男友達は基本的に恋敵であり、爆弾が爆発しても素知らぬ顔で、主人公は独りで爆弾爆発を後悔する羽目になる。
『4』では、大倉都子の他に小林学七河正志から忠告の電話をもらう事がある。
電話の主が都子の場合、普通状態では叱られるが、ヤミ状態では皮肉混じりに祝福?され、ときめき状態では怒っている言い方ながら不自然に嬉しそうである。

『2』『3』では、爆発が近づくにつれて鼓動が激しくなる。
『4』では、発生した時点ではまだ点火していないが、爆発が近づくと点火して鼓動するようになる。

爆発した際、登場キャラの評価自体は軒並み大きく下がる訳だが、作品によってはキャラ毎にときめき度と友好度の下がり具合が違う為か、友好状態以上だったキャラが「高ときめき度・低友好度」といった(ときメモシリーズでは)歪な状態になり、表情や言動に不自然なズレが発生するケースが散見される。

なお、本命キャラ以外の爆弾処理の際は、傷心度を下げつつ余計な評価を上げないように、デートでの選択肢は出来るだけ無難になるもの(「まあ、こんなもんだろう」「ええと、まあまあ、かな?」)を選ぶと良いだろう。

『1』の爆弾

爆発音こそ小さい(PCE版では効果音すら無い)が、唐突に鳴る好雄からの着信音が嫌な予感を駆り立てる。
他の作品と比較して、下校イベントやデートの誘いの発生頻度が(容姿が高いほど)高いので、一旦爆弾が発生するとその都度処理をしても、キャラの特性や好感度にもよるが、大体2~3ヶ月毎に再点火するようになる。
しかも、点火から爆発までの時間も短いので、早急に対処しないと誘爆の連鎖を引き起こす事がある。
特に、早乙女優美は引火点が低い(傷心度が上がりやすく、点火から爆発までの時間も短い)ので要注意であり、彼女の場合だと近所の公園でのデートに誘いにくいというのも厄介さを高めている。
また、最初から好感度が高い状態で登場し、下校イベントでは大暴れの美樹原愛も爆弾を量産しやすいが、優美ほどデートスポットの選り好みは激しくないので、近所の公園に誘う事で対処しやすい。

本作では、登場キャラ全員が容姿を参照条件にしているので、これが高いと意中キャラ以外の評価も余分に上がり、下校イベントも発生しやすくなり、結局は爆弾発生の一因に繋がるので注意。

藤崎詩織の名言(迷言?)「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし」は、深読みすればこれを示唆したアドバイスとも受け取れる。

なお、PS版では3年目1月以後に発生した(既に発生している分も含む)爆弾は爆発しないが、SS版では爆発するので要注意。

爆発してしまった場合、「これからは変なマークに要注意だな」と反省するが、本作においては登場人数次第で連鎖爆発はザラであり、「これから」気をつけても手遅れとなりやすい。
プレイヤーは主人公の反省を真摯に受け止め、2周目以降はこうならないように気を付けよう。

実は、爆弾が発生していても確認できない状況になる場合があり、悪い噂を小耳に挟む事も、好雄の把握も無いまま下校イベントやデートの誘いが発生しなくなる。仕様なのかバグなのかは不明。
特に、詩織攻略時は爆弾が発生しているとクリア不可なので要注意。


『2』の爆弾

今作から爆弾が爆発すると「ズガーン!」とかなり大きな効果音が出るようになった。
ただ、『1』と比較してあまり発生しないゲームバランスになっており、総じて点火してから爆発までにはやや余裕がある。
しかし、時間経過でも爆発するので、他キャラからの下校の誘いを躱し続ける手段は通用せず、逆にそのキャラの爆弾を発生させてしまう事にすらなる。
その為、前作より発生しにくいからといって対処法を間違えてはいけない。

そんな中、陽ノ下光は爆弾発生の頻度が他のキャラと比較して飛び抜けて高い。
本命以外のキャラに登場以来一度も電話を掛けていない場合、他のキャラなら下校時等で無視し過ぎない限り、最低でも1年くらいは平静であるが、光は最初から好感度が高いためか、どれほど慎重に扱っても1年目の1月~2月、遅くても3月~2年目4月には最初の爆弾が点火してしまう。
特に、ホワイトデーでお返しをしなければ、そこでの爆弾点火は避けられないだろう。
接し方次第では、ホワイトデーでお返しをしても、程なくして発生する。
いつも同じような時期に点火するので、慣れてくれば対処は難しく無いが、点火から爆発までの時間も他キャラと比べて短いので、早めに処理したいところ。
登場キャラを少なめに抑えている場合、入学から卒業まで光以外は誰も爆弾を発生させない…などという事も不可能では無い。

彼女が花火大会で「迫力もあるけどさあ、音もスゴイよね。んもう震えちゃうなあ。」と言うが、これは彼女の爆弾発生頻度が突出している事、本作の爆弾爆発時の効果音が全作品中で最大である事も示唆しているのかもしれない。
もっと言えば、「私を構わないでおくと君もこうだぞ」という、彼女から主人公への警告(脅迫)とも受け取れるので、そう考えると恐ろしい事である。

なお、自前の爆弾が爆発したか他のキャラの爆弾が爆発したかによって被害が異なる
極端なタイプだと、伊集院メイは他人の爆弾にはあまり影響されないが、本人の爆弾が爆発すると一気に嫌われる。

ときめいているキャラに爆弾が発生していると、他キャラとのデートの予定が入っている休日であっても、デートをしようと割り込んで誘って来る事がある。
傷心のあまり我を忘れているのかもしれないが、鬼気迫るものがある。これも「デートしてくれないと爆発させるよ」という一種の恐喝なのかもしれない。
無論、ダブルブッキングは良くないので、即刻リロードするべきだろう。
光が本命で無い場合はお約束の光景でもあるが、執拗さも作中屈指なので、次の週も同じ事を繰り返される恐れがあり、その都度リロードというのも鬱陶しいので、早めに処理をしよう。

余談だが、ライバル2人には爆弾が爆発しない。
「プレイヤーが本命一筋ではゲームとして単調になる」という観点から搭載されたと思われるシステムなので、当然ではあるが不公平にも思える。

『3』の爆弾

まず、本作には所謂情報キャラがおらず、女の子同士の情報網か、新年度にあるライバルの親切(気まぐれ)でしか爆弾の有無を確認できない。
例えば、牧原優紀子に聞いても相沢ちとせに聞いても分からない場合は神条芹華が持ち主、という具合である。
ときめき状態のキャラに聞いても、牧原以外は怒らせて傷心度が上がるだけで、牧原は教えてはくれるが傷心度が上がってしまう。文字通り火に油。
最終的には傷心イベントを待たない限り、爆弾の持ち主を特定不能、という事態さえ起こりうる。

更に、本作は登場しているキャラが少ない程爆弾が発生しやすい仕様なので、過去2作で有効だった『登場キャラ数を抑える』だけでは根本的な解決にならない。

また、処理をしたキャラのときめき度、傷心度の程度やデートの印象によっては「爆弾が消えただけ」で傷心度がろくに下がっていない、ということもある。
結果、爆弾処理してもすぐに再点火する事が多い。これにうんざりしている人は以下の方法がおすすめ。
  • 本命キャラとは普通に仲良くする。
  • 牧原が本命なら牧原以外のキャラの爆弾を、牧原以外のキャラが本命なら牧原の爆弾を1年次に1回、2年目夏休みまでの間にもう1回、わざと爆発させる。
すると本命キャラ以外からは完全に嫌われて、爆弾が点火する事はまず無くなる。
そして2年目2学期以降は本命キャラとデートを重ねて、思う存分ラブラブに過ごす。
注意点は本命が和泉穂多琉の場合、爆弾爆発は1年目の1回に留めた方が良いという事だろう。
特に「せつなくて・・・」と「イヌねこランド」でのイベントを発生させるなら、この方法は取らない方が良い。

なお、ハロウィンの日の下校はOKしても他キャラの傷心度は上がらず、断ってもメリットは無いので、素直に一緒に下校しよう。

『4』の爆弾

爆発すると爆発音と共に激しく画面が震動する。
過去作と異なり「爆弾発生=点火」では無く、発生から点火まで暫く間がある。
点火から爆発までの時間もそれなりにあるので、爆発を阻止出来ない事は少ないだろう。
発生から半年以上経過しても爆発しない事もあり、『1』『2』(特に『1』)と比べて非常に爆発しにくくなっている。

ただし、爆弾の発生自体はそれなりに多い。
前作同様、登場人数が少ないほど登場しているキャラの傷心度が上がりやすい
例えば、序盤で星川真希皐月優の2人しか登場していない時は、2人ともかなりの頻度で爆弾を発生させる事もあり、従来の「登場人数を抑える」だけのやり方は効果的でない。

もう1つ、本作の爆弾の大きな特徴として挙げられるのが、爆弾が爆発しても他キャラの好感度は下がるが、傷心度は上昇しないという点である。
そのため、過去作のように爆発直後に他キャラの爆弾が次々に発生するという悲惨な状況にはならず、本命キャラ以外は放置しても問題無いという、プレイヤーにとっては有難い設定(これが本来的だが)となっている。

更に、本作では電話を掛けるだけで(デートの誘いの成否に関わらず)簡単に消す事が出来る。
デートの誘いによる傷心度の減少値>デートすっぽかしによる傷心度の上昇値」となっているため、デートの誘いに失敗すればそのまま放置、成功すればすっぽかすという手段を用いれば、ときめき度を大幅に下げられる上に爆発を防げる。
とは言え、上記の数値に大差は無く、多用し過ぎるとすぐに再発生するので注意。
特に、皐月や龍光寺カイなど高パラメータを要求される難易度の高いキャラを攻略する際、非常にときめきやすく友好度が下がりにくい星川の追撃や、伝説の樹でのインターセプトを防ぐのにも効果的な手段である。
極端な話、本作に関しては爆弾処理のデートは必要無く、本命キャラ以外とは3年間一度もデートをせずに、全ての爆弾を電話のみで処理する事も可能。

また、火消し名人という爆弾爆発を利用した特技も存在する。
本命の好感度低下を小さく抑えつつ、好感度を大きく下げたいキャラの爆弾を爆発させるというものだが、皐月の攻略時に星川の爆弾を爆発させるのが基本的な利用法だろう(特に生徒会所属時)。

友好以上のキャラは、初登場または初デートから3ヶ月前後放置しておくと催促のメールが来て、それでも放置すると爆弾が発生する模様。
ちなみに、催促のメールは爆弾が発生しない大倉都子七河瑠依からも来る。

都子を攻略キャラに昇格させてヤミ化した以降は、電話をしても誰に爆弾が発生しているのか確認できない(教えてくれない)ので注意。
しかし、都子に情報を聞かなくても(聞けなくても)、爆弾発生時に誰に発生したのか分かる特技があるので、ときメモに慣れていない人はそれで確認すれば良いだろう(慣れた人なら特技無しでも、誰に発生したのかはおよそ見当がつくはず)。
また、友好(ヤミ)時の都子は傷心度上昇という他キャラの傷心度が上昇する、とんでもない特技を使ってくる。
都子自身は爆弾爆発の影響を受けないので、単独攻略なら問題無いが、そうでなければ心の開錠術の実践は必須。
これらの理由から、他キャラを攻略する場合、都子は情報キャラに留めておくのが一番である。

本作では、未登場のキャラも爆弾爆発の影響を受けるが、大きなものではない。
爆弾爆発後にキャラが登場すると、その時点の主人公のパラメータと比べて若干好感度が低いかな…という程度である。
皐月や龍光寺などの難関キャラはともかく、その他のキャラが本命なら心配しなくても良いだろう。

GSシリーズの爆弾

通常の爆弾爆発の他、デート後に待ち伏せイベントが発生する。
『4』と同様に電話を掛けるだけで消し去る事が出来る。
また、一度爆発した場合はフォローの電話をしない限り放置しても爆弾が再点灯する事が無いので、初期の段階で登場させるのも手である。
ただし、参照パラメータを上げている場合、ときめきやすい天之橋一鶴以外の年上組を攻略する時は、この方法はお勧めできない。
下校・誕生日等を無視した場合でも、登場から爆弾発生までが1年半程度の為、3年目にキャラが登場しない男性向けと違い、3年目でも男性キャラクターは登場する。
『GS1』『GS2』ではさすがに3年目1月以降は登場しないが、下記のとおり爆弾の発生率が下がった『GS3』以降では、卒業式間際でも関係なく登場する。

『GS3』『GS4』ではキャラが登場していても一度もデートをしなければ爆弾が発生しにくい、シリーズ史上最も緩いシステムとなっているので攻略は楽である。

年上・先生組や隠れキャラの場合

『2』の麻生華澄、『GS1』の氷室零一と天之橋、『GS2』の若王子貴文真咲元春、『GS4』の御影小次郎の年上・教師組は、本人には爆弾が発生しないが爆弾爆発の影響は受けるので注意。
ただし、華澄は担任になって以降(主人公が3年生)の話で、教育実習終了後、大学に戻ってからの半年間は爆発の影響を受けない。

隠れキャラのうち、『3』の2人は本人も爆弾が発生する上に全員の爆発の影響を受け、『2』の白雪真帆は本人に爆弾は発生しないがの爆発の影響を受ける。
また、GSシリーズの親友モードで親友になった男性キャラクターはその時点で爆弾が発生しなくなるが、年上組同様爆発の影響は受ける。

余談

ときメモの「爆弾」とはあくまで比喩表現のはずである。
しかし、『ボンバーマン』シリーズを発売していたハドソンがコナミに吸収合併された結果、今や詩織が『ボンバーガール』や『スーパーボンバーマンR』に参戦して本当に爆弾を扱うようになってしまった。

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